あなたを見ているときだけ世界は完璧だ

kolmeさんを応援するblogです。

callmeがすごくすごいと伝えたい(語彙)

凄いんですよcallmeは!
僕は最近、信頼するヲタクの方に推薦を受けて見に行ってハマったばかりのド新規ですけど、是非それを微力ながら発信したいです。


■ダンスがすごい
・動いたり止まったりがすごい
まず、動いてから止まる、止まってから動く、トップスピードと制動力がすごい。つまり、動きのメリハリがすごい。見てて、ヒュンッ、とかズバッ、とか、ビシッとか、マンガみたいに書き文字が見える感じ。一種のアクロバットのようで、見てるだけで快感です。

・動きのバリエーションがすごい
アイドルの皆さんのダンスは、みなさん魅力的ですが、callmeさんのはちょっとおかしいです。だいたい、振り付けを考えてる人の手癖みたいなのがあって、何曲か見ると、概ねの動きのパターンってわかってくるじゃないですか。こっちもコールとかフリコピとかしたいから一生懸命予測しようとするし。でも、callmeさんはそのパターンが異常に多いので、うわあ、そこからそうなるんだ!みたいな驚きが常にあります。
到底真似出来ないくらいすごいのもあるし、会場みんなで真似できるように難易度を落としてくれているところもあるし、クオリティも高く間口も広い素敵な振り付けだと思います。

・振り付けと曲との親和性の高さがすごい
この辺はセルフプロデュースのいいところかなと思いますが、自分たちの表現可能な解像度をよくわかって振りが付いているので、えーそんな細かいビートにまでフリを嵌めてくるの?と驚くことがちょいちょいあります。そんなときの彼女たちはまるで音楽の化身のようです。ただ立ってるだけでも素敵な彼女たちが、さらに一枚も二枚も魅力的になるので、是非ライブを御覧いただきたいです。

・そして何より三人のシンクロ度がすごい
上記2点のような高度なパフォーマンス力を持つ三人が、合わせて、チェックして、また合わせて、と、愚直に練習を積み重ねて実現したシンクロ度は、胸が熱くなります。ターンのときのスカートのなびき方まで含めた高いシンクロ性は、前グループの美点も踏襲しています。衣装もそれ考えて作ってますよねたぶん。

この結果どういうことが起こるのかというと、ほとんど数秒毎にこちらの予測を超えるようなことが起きて、ずっとびっくりしていることになります。 見てるものが信じられなくて、笑ってしまったりするレベルです。ノブシコブシの徳井さんが「飽きないライブ」って書いていたのはそういうことなんじゃないかなーと僕は思います。


■曲がすごい
ジャズっぽいピアノが入ったダンスミュージックは大変おしゃれでかっこいいのです。
でも、かっこよ過ぎて、正直、彼女たちが作ってる、ということになってる、と思っていました。はいはい、セルフプロデュースね、わかりましたわかりました、と。
でもそうじゃなかった。 この点については南波一海さんのインタビューがとても良かったので御覧ください。
http://ototoy.jp/feature/20170813333


歌詞は三人共書いて、それを美杜さんがチェックしてアレンジャーさんたちスタッフ側に回す、という作業フローのよう。メロディについては美杜さんが作ってアレンジャーさんやメンバーと納得行くまで練る、というスタイルのようで、詞についても曲についても、このメンバーで遠慮なくやりあってるみたいです。この洗練された楽曲群は、泥臭いプロセスを経て生み出されているのに、仕上がりの水準が高すぎてそう見えないのは、とてもかわいそうだと思うのです。


callme / One time -Music Video-


蛇足ですが、美杜さんはスクールガールストライカーズトゥインクルメロディーズ~というゲームで声優・歌手として活動されています。声優としても板についた演技をされていて、ほんとに才能の百貨店みたいな人だなあと思います。


■仲がいい
callmeのMCはすぐにお互いを遠慮なくいじり合う形になっていくのですが、楽曲のパフォーマンスがとにかくかっこいいために、お菓子を食べすぎてお腹が痛かったり、お菓子のチョイスにセンスが無かったり、作詞をほったらかして遊んでいたりするぼんくら系エピソード(三人同居してるだけに容赦ない)が全部親しみやすさにつながって、好感度がぐいぐいあがっていきます。
お互いに言い合うけど、言われた側の受けが柔らかくて、お互いの信頼感の高さが感じられるのがとても好ましく思っていて、作品作りの中でのバトルができるのも、そういう関係性があるからなんだよなーと思います。
この関係性を護るために応援しなくちゃ、という気持ちになります。


■新規オタク的に美味しい
急にいやらしい話になるんですけど。
ドロシー時代、中野サンプラザを埋めていた彼女たちは、それだけの露出やプレッシャーに晒されて、洗練されています。順調なら、今年あたりは武道館や東京ドームでワンマンをやっていたはずです。いろいろあってこういうことになっていますが、この人達がキャパ300程度のハコで見られたり、特典会で接触できたりするって言う事自体がそもそもおかしいと思うのです。

また、彼女たちが観客をよく見ていてくれるのです。リリースイベントとかにいけば、大して頑張りもせずに相当前で見られますし、見ていると、こちらも見られているのがよく分かります。そりゃね、その10倍位の観客の前でやってた人たちですから。
で、前述のようにパフォーマンスがすごいので夢中になっていると、それを見た彼女たちの側のボルテージがあがってくるのを体感できる。それを見てこちらも更に高まる。これはライブの醍醐味というやつじゃないでしょうか。ライブ体験という意味でもむちゃくちゃ美味しい。

それから、最近はあまり新規のヲタクも多くないようで、僕のような冴えないおっさんでもたちまち捕捉してもらえました。
僕が初めて見に行ったときに、「今日初めてcallmeを見るよって人!」って言われたときに手をあげはしましたが、女性の新規の方がいてそちらがいじられていて、あんまり見られていた感触はなかったのです。なかったのですが、その日のライブではメンバーによるお見送りがあり、そのときには、新規のヲタクであることを完全に把握した対応をされました。大して若くもない、見た目もイケてないメタボな眼鏡のヲタクを記憶し判別するのって、僕だったらやりたくもないし無理だと思うんですけど、めちゃめちゃよく見てくれているし、憶えてくれている。そりゃCDも積むしチェキも撮りますよ。
直接話せば余計に、三人共人懐っこいし頭の回転は早いし上品だしそりゃもう綺麗だし、逃れるすべはありません。最近2回ほど浴衣着用の特典会がありましたが、ちょっと頭がおかしくなるくらい魅力的でした。



僕は思うのです。
この人達は本来は高く高く大空を飛ぶ強い鳥なのですが、今は一時的に翼を傷めて本来のように飛べない状況に陥っているのだと。それ自体は痛ましいことですが、たまたまそういう状況に居合わせたことによって、僕達ヲタクが力になることができる。
きっとすぐに彼女たちの傷は癒えて、僕達の手の届かない大空にもどっていく日が来るでしょう。
でも、その時には彼女たちを助けることが出来た思い出を胸に、美しい彼女たちの飛翔をみることが出来ます。そうなってほしい。

だから、今のうちだと思うんです。
今、callmeを観に行くことが、将来僕達の自慢にきっとなります。
何卒、よろしくお願い申し上げます。