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大型アップデート公開!「Ultra kolme studio Online Live」

6/6(日)Ultra kolme studio Online Liveが開催されました。
このライブは、もともと5/5に初台DOORにて有観客で開催予定だったライブが、緊急事態宣言のために中止となり、その代替として開催されたものでした。
もともとの企画では、1部が「陽」2部が「陰」のテーマで構成されたセットリストが用意されるということで、それはそれでとても興味深かったのですが、事情が事情だけに仕方有りません。じゃあそのまま無観客配信ライブに…というのが普通の対応だと思いますが、彼女たちは配信でしかできないことをやりたい、と企画や演目を練り直し、開催されたのが今回のライブとなります。

配信ならではのライブ、ってどんなんだろうと思っていたのですが、盛り込まれた内容は、これまでの彼女たちの活動の延長上に有りつつも、新しい領域に一歩を踏み入れるものでした。

※ここからネタバレ全開するので、「アーカイブ見てびっくりしたい!」って言う方はここでプレイしてるゲームのログインボーナスとか貰いに行くことをおすすめします。


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…よろしいでしょうか。

 

具体的に書いてしまいますと、以下のような項目になります。
早坂香美監督のオープニング映像(1章、2章)
・未公開ダンスカバー動画披露からの生披露
・「赤」のkolmeと「黒」のkolme
・アコースティックアレンジ3曲披露

※あと、終演後すぐにチェキチャでオンライン特典会が行われたのも初でした。

早坂香美監督のオープニング映像(1章、2章)
1部のオープニング映像は、kolmeさんおうちでDJタイムです。
これ、撮影の指示は香美さんがしてるのかなあ。冒頭の照明のカットと、DJ機材のカットは手持ちでの撮影だったので、多分香美さんが撮ってると思うのですが、これがなかなか堂に入ってると思いました。
DJ機材のカットなんて、The liarのMVみたいです。美杜さんのお部屋の装飾は、Showroom個人配信などでおなじみの自室で、LEDテープやネオンサインでの装飾がここで生きた感じあります。kolmeさんたちのフリーっぽいダンスは、「Way I am」に合わせて踊っているそう。このシーンのカットは脚立にiPhoneを固定して、その前で踊ったそうです。
またね、カットの切り替わりのタイミングがいいですね。音楽は「kolme Happy New Year Live2019」なのですが、カットが変わるタイミングがいい感じに合っていて、香美さんの体内にあるリズム感を感じます。ガチガチにフレーズのアタマや拍のアタマできりかわるわけじゃなく、後乗りっぽく切り替わったり、自然にすっといくところもあって、センスのなせる技だなと感じました。

2部のオープニング映像は、kolmeカジノです!
黒のステージ以上に身を包んだkolmeさんたちが、カジノでの危険な快楽を味わう、といった趣の映像でした。
オーシャンズ11のテーマ曲を流しながら撮影されたそうです。香美さんが見慣れない服を着てるなと思ったら瑠海さんの服を借りていたそうです。BGMは「Super Ultra kolme tour 2019」でした。
美杜さんの親友M恵ちゃんの撮影とのことですが、曲線的なカメラワークが素敵です。事前にインスタのストーリーで、テーブルの上のカットが公開されていたので、
スタジオかお店借りて撮ったのかな、と思ったのですが、まさかのkolmeハウスでした。瑠海さんに聞いたら、
「こういうときだし、なるべくおうちで全部できたらいいなと思って」
とのことでした。さすが。ちゃんとしてる。
ルーレットやカードゲームなどが映し出されるので「と、いうことは、1曲めは…」となりますね。1部の映像もそうですが、自分たちで作るとセットリストと一体の演出ができるのは可能性あるな!と思います。

ちなみにお三方が飲んでるシャンパンは
る「あれ、ジンジャーエールです」
だそうです。それっぽく見える飲み物を探したそうです。

スタジオ借りるとか照明凝るとか、ルーレットのチップを本物っぽいもの使うとか、つっこめばもっといい絵をあげてくれそうな早坂監督なので、avexさんはぜひ予算の配分をお願いいたします。


■未公開ダンスカバー動画披露からの生披露
昨年夏に駒沢オリンピック公園でなにやら撮影しているなーと思っていたのですが、これだったのですね。いっぱい撮ったけど未公開だった、ということなのですが、なんでですか!公開してくださいよ!
る「すっごい夏っぽい映像で、わりと夏のおわりだったから、いつ出そうかー?なんて言ってるうちにタイミングが…」
でもおっしゃるとおり、爽やかなイマジナリーサマー感満載ですね!
(涼し気な映像ですが、ジュースを買いに行ったスタッフさんに、かき氷をねだるためにダッシュする美杜さんの映像を見た記憶があります)
曲はI don't like mondaysさんのLEMONADE。
まずフレーム・インしてくるのは美杜さんの下半身です。美杜さんのダンスは止まるところやアイソレーションがとてもかっこいいです。続いて上手の瑠海さんに。瑠海さんの大きなダンスはなめらかに回転し続ける螺旋のイメージ。そしてセンターに現れる香美さんはまさに女王の風格。だけど、今と髪色がぜんぜん違うので別の人みたいです。
三人のダンスがシンクロしだしたところで1コーラス目が終わり、カメラが空にパンしたところで「えええええもう終わり?!」となっていると、
そのままスタジオでのダンス生披露に!
トラックもLEMONADEからUp All Nightにロングミックスでつながるあたり、OMOTENASHIでのDJ MIMORIのキャリアの成果という感じでした。
(ちなみにダンス動画の撮影は、マネージャー門間さんとブラスタkazukiさんだそうです)

■「赤」のkolmeと「黒」のkolme

第1章
は、Do you know kolme?ツアーファイナルのPlaybackのときの衣装でした。

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赤のkolmeさん

Way I am
オープニング映像で雰囲気を作っておいての1曲めでしたー!
第一章は「元気なkolme」ということでしたが、いきなりフルスロットルな選曲です。
しかし見ているとやたら新鮮だなと思っていたら、この衣装ってPlaybackしかやったことなかったんですよね。
オープニング映像終わってから、曲が始まるまでに結構な間が有りましたが、これは多分、配信側でスタジオの映像に切り替わるのを確認してたんじゃないかと思います。
現場とはまあまあラグがあるのでその分かと。で、開始を待ってるお三方の様子が味わい深くて何度もスライダーを戻してみてしまいました(曲を聽け)。

Brand new days
これはなんというか「元気が出るkolme」ですね。
そんなに早くない曲だけに、kolmeさんたちのシンクロ度の高いダンスが胸に迫ります。こんなふうに自然な感じに揃うまでに、どれだけのリハーサルが
くりかえされてるんだろうと思うと胸がギュッとなるいつものやつです。
最後の3人向かい合って踊るところは天井から吊られたカメラにスイッチして、スイッチャーさんのわかってる感が最高です。

ここでオープニングのMCです。カメラは上下中央の後ろと、ジンバル付き手持ちカメラ、下手上空の吊りカメラの計5アングルかなと思います。
MCは手持ちカメラマンさんの貴重な休憩時間、ということで、ここは中央後ろの定点が中心の映像ですが、画面の下の方に見えるバミリが、衣装と同じ色なのが注目ポイントだなと思います。

You’ll be fine
Bring you happiness
You’ll be fineからの天使曲連打です!これはまさに「元気をくれるkolme」。
お三方の表情も一段と柔らかく、最善よりも更に前で見られる配信ライブのよさを感じます。それも「カメラ目線」って感じじゃなくて、ライブのときに客席に向けられる眼差しと同じ優しさが伝わるのがkolmeさんの良いところだと思います。
Bringの曲の始まりと終わり、背後からの白い光に照らされたお三方はまるで天使。
この曲では美杜さんが最高です。三人縦に並ぶときのいい顔はぜひご確認ください。

つづいてのMCではスタジオライブに至る経緯を。
香美さんはBring you happinessが好きという話から
こ「めっちゃいい曲だよね」
MCのテーマについては当日朝に瑠海さんがtwitterで募集していました。
採用になったのは「ライブ前日何して過ごしたんですか」という質問だったのですが、これはメンバー三人で検討の結果、話しやすいということで採用になったそうです。(チェキチャで瑠海さんにききました)
配信ライブではその場で初めて聞いた体になってますので、お三方の演技力もお楽しみください。

※ちょうどこの話題に入る辺りでトリミング調整が入って、足元のバミリがフレームアウトします。映ってまずいものではないですが、できれば移したくない気持ちもよくわかります。

とうもろこしを1本持ってかっこよく歩く話とか、作りかけで放置された麻婆豆腐とか、香美さんがほぼメインでしたね。瑠海さんの髪色については、僕はわかりましたよ。というのは、僕もグレージュにしようと思ってヘアカラーを買ってきていたので、あ、ちげえ、ってなったからです(という話をチェキチャでしました)

LEMONADE(ダンスカバー)〜Up all night
そして、映像についてはさっき書いたとおりです。一足早く夏が来たぜ!って感じでした。

In my dream
そしていつどんなところで聴いてもいい感じなインマイ。静と動の対比がすばらしい。
アウトロのところなんて、衣擦れの音まで聞こえるくらいなのに、サビは踊りまくりだし。

そして注目すべきは2番のサビ前、360度パンが入るところです。直前に美杜さんが転んで怪我をした影響で、普段はしゃがむ美杜さんと中腰の瑠海さんの担当が入れ替わっています。珍しいシーンを珍しいアングルで味わえるのでお見逃しなく。
(しかし、Showroomでの口ぶりだと、美杜さんの怪我は結構大きそうだったので、無理しないでほしいなと思います。)

My affection
歌い出しから瑠海さんの表情が素晴らしい。
美杜さんの「クラーップ」の煽りの切れの良さも素晴らしい。おなじみ落ちサビでのわちゃわちゃでは、香美さんに射撃された美杜さんがパンチで反撃するのが見られます。
Apexの初動バトルでしょうかw そのあと輪になるところでくちばしをパカパカさせる美杜さんに最後三人とも合わせるところも楽しかったです。
(何書いてるかわからないと思うので是非映像で御覧ください。)

Playback
そしてこの衣装でのPlaybackは何度見てもいいですね!
しかし、To shineのところのソロダンスといい、センターに入ってのサビのフリといい、美杜さんが躍動するのがいいなーと思います。
To shineのところのあとは、香美さんの英語ラップパート、瑠海さんの伸びやかな歌唱パートと続いて、kolme最高!ってなりますしね。

そしてダイジェスト動画でも見られるでおなじみのエンディングです。
本編はあのあとカメラを囲んだkolmeさんたちからメッセージや投げキッスをいただけます。しかし、あんなにエンディング使うダイジェスト映像もなかなかないですよね。編集した人メンバー好きすぎでしょ。


第2章

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黒のkolmeさん

game is mine
そして前述のカジノっぽいOP映像からのこの曲!
黒のノースリーブの衣装が曲にマッチして最高です!
第1章の照明は、上下、特に上手側が中断に下がったときのライティングが弱くて、画面に向かって「がんばって!」と叫んでいたのですが、
第2章ではそんなこともなく、修正されていてよかったです。

The liar
そしてこの雰囲気、大人kolmeといえばこの曲。ライアーです!
センター分けのポニーテールの香美さんはキリッとしてこの曲に映えますねー。
左腕の大きなゴールドのブレスレットや、パンツルックがかっこよかったです。

そして椅子が運び入れられる転換がはいりつつのMCで、アコースティックパートの始まりです!

Hello No Buddy(アコースティックver)
Showroomで瑠海さんがご家族に指摘されていたように、下手カメラから捉えた瑠海さんの横顔が堪能できて最高でした!…いやその申し訳有りません。

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横顔

下手から、瑠海さん、美杜さん、香美さんの座り順での着席のライブで、センターに座った美杜さんが、その時ヴォーカルを取っているメンバーとアイコンタクトしながらハモる構図になっていて、これがとても良い雰囲気でした。スタジオ収録ということで、ミュージックフェア感ありました。曲間でトークがはじまると「うーたーおうー おーどーろうー」って歌いたくなりました(真面目に聽け)。
美杜さんのコーラスは、現場で聞こえていたほどには配信に載っていなかったそうで、そのあたりは今後の改善点なのかなと思います。
(僕は美杜さんずいぶんそーっとハモってるな、と思っていました。)
そして美杜さんがハモリに回ったことで、ユニゾンのパートが香美さんと瑠海さんに分割され、サビ前半は英語含みということもあってか香美さん、後半は瑠海さんが歌っていて、新鮮でした。もとから生音(アコギ)の印象のある曲なので、これも正解アレンジの一つ、という本格的な仕上がりでした。特に終わり方がかっこいいのでぜひ。

曲間のMCでは、Hello No Buddyが転換点になって、より自分自身を出していく作風になったというお話があって、やっぱりそうだよね、と思いました。

Precious(アコースティックver)
そして名曲Precious。いつも以上に情感たっぷりな香美さんラップは超後乗り。これは香美さん気持ちよさそうだな!と嬉しくなりました。「Surrounded by billion stars」のところとか、原曲ではハモリポイントですが、さすがにあれはハモれない、でも超かっこいいフロウでした。そしてそれに続くサビは瑠海さんが歌うのもとても新鮮。そしてよい。

それにしても2番のフロウとか、原曲発表当時ラップ未経験の香美さんが「やってみたら」って言われてやったらできたもの、とこのあとのMCで話されてましたが、普通こんなことこんなレベルでできるわけないです。香美さんはとんでもないリズム感の持ち主ですが、独特のフロウも身体の中に流れているのだと思います。
kolmeさん全般的にそうですけど、すっとやっちゃうからあんまり褒められない、って感じがすごくするので、もっとドヤって行ったほうがいいと思いますよ!
もちろん控えめなところが素敵なんですけど!

My evertthing(アコースティックver)
まあでもPreciousもね、まあ、アコースティックになりそうな曲じゃないですか。
これは、イントロでピアノがリズムを刻み始めるまでわかんなかったですね。MCでも言ってましたが、これはピアノは美杜さんが演奏していたそうです。また、Aメロでは美杜さんが細かくハモリ用のフェイクを入れていて、豪華な感じです。サビの入りも香美さんなので、英語の発音が新鮮です。(僕はちょっと「人間の証明ジョー山中)を思い出してしまいましたw)ブリッジのところや終わり方もいい感じで、これは収穫といった感じでした。

アコースティックアレンジというと、テンポのいい曲をがっと遅くして、適当に生楽器に置き換えるだけ、みたいなのがよくありますが、これは生音の印象が強いアコースティック向けな原曲を、歌割りも含めてきちんと再設計したものだったので、とても素直に楽しめるものだったと思います。今回もToday'sとかRemind meなども検討されていたそうなので、今後に期待したいです。

kolmeというとダンスが印象的ですが、歌でも十分押して行けるぞ!って嬉しくなるコーナーでした。

I’m alone
そしてアコースティック後の難しい位置にくるのは、代表作I`m alone。インマイとこの曲は、ほんとセトリに入れやすい曲だろうなと思います。
感想やアウトロのダンスでは、やっぱり踊るkolmeもいいなーってなりました。

Say good bye
そしあげていくのかと思いきや、ここでSay good byeはびっくりしました。
本来はNo need to rushの計画だったそうですが、美杜さんの直前の転倒の影響もあり、直前でSay good byeに差し替わったそうです。でも、彼女たちも言っていたように、この衣装で歌う歌として、この曲はとても似つかわしくてよかったのではないでしょうか。ラップパートの香美さんはいい意味で力が抜けた感じで、冷笑を浮かべながら言葉を叩きつけてる感じがクールに大人っぽく感じました。また、後ろで踊ってる美杜さんが実にいい顔してるので是非チェックを。

Get your control
そして貯めができたあとはまた一気にシフトアップ。ここでGet your controlです。
今は美杜さんが「休みにデート」とか歌ってても「はいはい」とニヤニヤ聴いてられますが、すぐにこれがリアルになる時が来るんだろうなと思うと、
ちょっと落ち着かない気持ちになります。この日はまたとても大人っぽい雰囲気だったので余計に。

My Style
ここまで強めの選曲で来ましたが、ここにきて一番強い曲、かつ、踊れる曲でクライマックスを迎えます。名刺代わりのこの曲、かっこいい衣装でのパフォーマンスは最高ですね。

Playback
そして第一章に続いて、Playback終わりだったわけですが、このあふれる祝祭感と幸福感は、ライブ終わりの曲として最強なんじゃないかと思います。Aメロの各パートでお三方がそれぞれカメラアピールしてくださるところとか、嬉しくなってしまいます。
これまでの大変な道のりを、こんなに肯定的に振り返ってもらえる曲を聴けるなんて、応援してきたファンとしてもこんなに嬉しいことはないです。

そして、カメラを取り囲んでのエンディングが終わって、蓋絵になったときに改めて、I remember…ってこの曲が始まるのも含めて、いい余韻の残る終わり方でした。


コロナ禍でライブが減っているさなかではありますが、さまざまな新しい可能性を見せていただいて、ファンとしても勇気づけられる配信公演でした。ライブがなくても、お三方、特に瑠海さんが好き、という気持ちで幸せな日々を送らせていただいておりましたが、それだけに、僕は本来何が好きだったのかを見失いやすい日々でもあったと思います。でも、しばらくは大丈夫。僕はkolmeさんのライブも、kolmeさんたち自身も、同じように大好きだ、ということが確信できました。

蛇足ですが、ライブ終わった後にすぐチェキチャがあったのが嬉しかったです。やっぱりききたいこといっぱいありますし、感想もすぐに伝えたいです。チェキチャはアーカイブ残るからメモ取らなくてもいいし。またやってほしいです。