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フレンズのフレンド申請ツアーファイナルに行ってきました

南波志帆さんのライブでベースを弾いていた女性が気になって、調べてみたらおかもとえみさんというシンガーの方で、そうこうしていたらNegiccoさんのトミタ栞さんとの対バンで見たような女性がベースを弾いていて、調べてみたらおかもとえみさんで、ソロで曲も出されているので聞いてみたらたいそう良くて、そしたらフレンズというバンドをやっているということで、これまたたいそうよくて、最近ライブに行く頻度が上がってきている次第です。北浦和のツアー初日に行って、次の参加がツアーファイナル。オセロゲーム理論的には全通です(絶対違う)。

たいそういいと連呼しているフレンズの楽曲については、あんまり音楽的な語彙がないので感覚的な表現になりますが、10代の頃に夜がくることについて漠然とキラキラした期待感みたいなのを僕は持っていたんですけど、なんかそういうのを思い出すステキな楽曲群をやってらっしゃいます。
おかもとえみさんの声と歌の説得力については言うまでもないのですが、ライブがとにかく楽しいのです。一部のアイドル現場よりもコール&レスポンスが濃いし、なによりメンバー5人の個性がはっきりあって、その上仲良さそうなのがとてもいいです。
曲についてはこのトレイラーを見て、その名曲ぶりを少しづつ御覧ください。


フレンズ / 1st Album「ベビー誕生!」スペシャルトレイラー!


で、ツアーファイナルは東京キネマ倶楽部でしたー。ダンスホールだったんですかね、あそこは。3階席まである劇場風の作りで、ステージの両脇にも階段があり、装飾もそれっぽくて雰囲気のある良い会場ですよね。ほんで、まあ対バンなんで、最初はCzecho No Republicさんが登場されました。

対バンで初見のグループを見るときって皆さんどうされてます?僕は最初、一生懸命予習したりしてたんですけど、最近はすっかりやめてしまいました。というのは、どのグループにも歴史や現状が有るので、検索でヒットする曲が現時点においての代表作に相当しないことがままあるからです。たまたま閲覧したサイトが、そのバンドの現状を反映しているとも限らないし。
それよりは、初見は1回しかないので、何の予断も持たずに、今その演者さんが観客に見せたいと持っている演目をただただ受け止めるのがいいんじゃないかなと最近は思っています。印象に残ればどうせあとから調べるし。

それでCzecho No Republicさんはとても品のいいバンドだなーという印象でした。男性ボーカルの武井さんはシュッとしててちょっとやんちゃな印象もあり、好感を持ちました。ツアータイトルにちなんで、フレンズのドラムのLOUIEさんと10年来の友人だ、というMCから、数年前に突然リムられた恨み節になるくだりが面白かったです。女性ボーカルの方がとても綺麗な方で、あとで調べてみたら(女性についてはすぐ調べる)モデルさんをやってらっしゃった方なんですね。アップテンポでちょっとワールドミュージック的な味わいのある、爽やかな楽曲を連発されていて大変楽しかったです。下手のギターの方はゴトー隊長(知り合い)に似てるなーと思いました。

で、結構飛び跳ねたりなんだりして疲れたし、バンドからバンドなんで結構転換も大変そうです。そこで職場からなんだかんだインスタントメッセージは飛んできて、待ち時間だから見てしまったらわりと頭に来ることが書いてあって、なんだよもうバカバカとか思っていたわけですよ。

そしたら客電が落ちて、キネマ倶楽部の階段にスポットライトがあたると、そこには仲睦まじく階段から降りてくるフレンズの面々が。えみそんは白いざっくりとしたワンピースを着ていて、寝室を抜け出したウェンディのよう。そこから1曲め「夜にダンス」ですよ。さっきまでイライラしていたことも忘れて一気にぶち上がりました。


フレンズ「夜にダンス」


そこから、DIVER、シンデレラガール、Wake up Babyなどなどの名曲つるべ撃ち。シンデレラガールではひろせひろせさんがえみそんの衣装をまさにシンデレラ!といじっていましたが、僕はどっちかというとウェンディだと思いました(二回書く)。
MCではLOUIEさんが武井さんをリムった話が蒸し返され、理由を追求されると、「音楽を諦めようと思ったことがあって、そのときに音楽関係の知り合いを全員リムった」というエピソードが。変に重たい話をしてしまったと済まながるLOUIEさんに「ひょっとして、めんどくさいヤツ?」と突っ込むひろせひろせさんや、mixiで仲直りコミュを作れといいつつ「みんなmixi知ってる?知ってる人!…少な!」とあらぬ方向に突進していくえみそんを見ていて、LOUIEさんに対する思いやりを感じてちょっとじーんと来てしまいました。
(僕も一回ゲーム制作を諦めたことがあってこんなタイトルのブログを書いているので、LOUIEさんの気持ちはわかったような気になっております。)

そしてライブ中盤には、三浦太郎さんによるタイトロープ感あふれる物販紹介MCの流れで、会場限定でのリリースとなる、新曲「夏のSAYにしてゴメンネ♡」の発表が。おお、新曲!と思ったけど、ツアー初日にもやってましたそう言えば。でも音源が手に入るの嬉しいです。フレンズは最初のミニアルバムも同じような形態でリリースしていて、楽曲が大好きな人をライブ会場に引っ張り出そう、というような狙いなのかな、面白いなーと思っています。
わざわざ説明タイムを撮影可にしてくれて、満を持して涼平さん、ひろせひろせさんが新曲紹介の小芝居をやってくれた割には、双方とも豪快に事故って何を拡散すればいいやら不明な事態になったのも楽しかった。

そして元気D.C.T。これはがっつり観客が参加する超楽しい曲ですが、毎回終わった後にひろせひろせさんが「初めて聞いた人はポカーン、だよねw」とフォローするところに、初見の人への思いやりを感じます。さっきから思いやり思いやりと書いていますが、そういうことなんだな、と。そういう気のいい仲間と一緒にいる心地よさと、すげーいい曲が楽しめるのがフレンズのライブのいいところなんだよなーと思います。

ライブ終盤は塩と砂糖、ビビビとコール&レスポンスが楽しい名曲が並んで最高に高まったところで、アンコールへ。フレンズで最初に作られた曲、というベッドタイムミュージックから、待ちに待った必殺技「Love ya!」投入でもう完全に満足です。


フレンズ「ビビビ」


フレンズ「ベッドサイドミュージック」


フレンズ「Love,ya!」


イントロ/アウトロの「パラパッパッパッパー」をシンガロングしているところにCzecho No Republicのみなさんもステージに再登場して、まさに大団円、という感じ。すげー楽しかったと同時に、もう次のライブが待ち遠しくなるそんなツアーファイナルでした。
「夏のSAYにしてゴメンネ♡」は今年の夏のライブ会場で販売されるらしいので、なるべく近いうちにまた行かないといけません。ダウンロードすりゃいいんじゃんと言う気もしますが、やっぱりモノがね、あるとこうね…(ライブ行きたいだけ)


フレンズ「夏のSAYにしてゴメンネ♡」