あなたを見ているときだけ世界は完璧だ

kolmeさんを応援するblogです。

kolmeかく戦えり・a-nation青森

アイドルファンなら誰しも、大観衆に歓呼の声で迎えられる推しの姿を夢見るもの。
このたび、我らがkolmeがa-nationに出演が決定したので、その光景を目の当たりにするチャンスがやってきました!
開催地は青森!…青森?!…青山じゃなくて?…青海じゃなくて?…青梅でもなくて?(地下的なあるある)
ほんとに青森だと言うことなので(それはそう)、
08:00 御茶ノ水
10:00 羽田
12:30 会場
18:30 終演
20:40 青森空港
22:00 羽田
という特攻スケジュールで日帰り参戦してまいりました。まわせーっ!まわせーっ!ガチ恋エアフォース、スクランブル!!(うるさい)


青森港新中央ふ頭は、青森駅から徒歩で約20分。
会場は突堤の中央部にあります。出店屋台がいっぱいのコミュニティエリアもたっぷり敷地がとられ、まさにフェスティバル。
会場は200人規模のブロックが30超用意されていて、概ね6500人位のキャパです。周りには立ち見エリアもたっぷりあってこの日は7000人位の動員に見えました。
日陰一つ無い会場に一瞬壮絶な覚悟をしてしまいましたが、両脇海なのでとにかく風が涼しく、過ごしやすい上に、日が暮れてくると大変ロマンチックな景観になる素敵な会場でした。

 

オープニングアクト
僕はオープニングアクトからずっと見ていましたが、どのグループも練度が高い上に、OAの性質を踏まえて献身的に会場を温めようとしていて、エイベックスの方針というか特色と言うかが伝わる気がしました。
僕は特にFAKYさんに眼を引かれました。あと、avexアカデミーの皆さんの演技もありました。瑠海さんもここにいたことあるんだよな、と思うとなんかもうひとりひとりが愛おしくてですね、この先の人生に幸多かれと祈らずにはいられませんでした。

■開演
さあ、そんなこんなでいよいよ本編がはじまります!!まずは、ピコ太郎さんの登場です。彼が会場入口から鳴り物隊をつれて入場するので、自然と会場は彼の姿を探して総立ちに。ずるい(うまい)。
例の曲でガッと掴んだ後は、青森弁のラップで大胆に地元に媚びつつ、みんなが真似できるナンセンスな振り付けをやらせながらいじったり、ご自分の赤ちゃん誕生をネタにした替え歌をやったり、会場をapplepen組とpineapplepen組に分けてコール&レスポンスをやらせたり、企画満載のステージで見事にトップバッターを務めました。

続いてナオト・インティライミさんが登場です。
ここからは音楽を満喫…と思っていたら、ギターと、足で操作するドラムマシンを背中にしょって登場した彼は、歴代シングルをワンフレーズだけ思いつくまま歌う、という遊びを始め、途中から「いかに短く終わるか」に挑戦する謎展開に。コーナーが終わり、ドラムマシンを外すためにスタッフが呼び戻されると、作業中BGMとして地元青森のご当地CMソングが流れるサービスが。地元の皆さんはみんな大合唱。
他にもスタッフさんが投げ込むボールをボレーキックで客席に蹴り込むコーナーがあったりして。で、歌が超うまいのは前提なんですよね。こんな大サービスのステージで盛り上がらないわけがない。
いやーフェス楽しいわー!というころでkolmeさんの出番でした!!

■kolme登場!!
僕はいちばん上手のブロックにいたので、下手野舞台袖がよく見えました。三人組が袖に出てきたので、きた!と思ったんですが、ん?ほんとにそうか?とも思いました。衣装の感じがいつもと違うので、一瞬他のグループの方かな、とも思ってしまって。kolmeの衣装といえば、モノトーン、三人とも同系色、みたいな感じが多かったじゃないですか。でも、とりあえず手を降ってみたら、香美さんが袖から手を振り返してくれました。三者三様の衣装。新しい一面、ってそういうことかー!と思いました。
ステージに出て、そのまま花道へ向かうkolmeさんたち。その途中、立って応援しているkolme勢に手を振ってくれて高まります。われわれは4人横並びだったので、ガッツリ視線をいただけて嬉しかったです。
そしてはじまったイントロがStep by step!
ほぼ着席の場内、立ってる我々はほぼ演者ですw しかしこの日の僕は瑠海さんのサインをびっしりと背中にしょった特攻服。この状況で推しにイモ引かせるわけには行きません。近くの女性たちの嘲笑の気配も感じつつw構わずやりきります。
まあ、我々への視線は別にすると、結構な数のお客様がコミニュティエリアにむけて移動してはいましたが、座っているお客様のうちの相当な割合の方がクラップしてくださっています。お三方も丁寧に客席にレスを送っていて、楽しそう。
いぇあーーー!!
ショートバージョンだったのが残念!もっとがっつり視線にさらされたかったです!(変態)

そして続いて流れるさわやかなイントロは、Up all night!
体を揺らしつつ、花道で歌い踊るkolmeさんたちを見ていると、ようやく俯瞰する余裕がでてきました。
たくさんのお客さんで埋め尽くされた会場の、花道の向こうには、快晴の青森の空。その奥には東岳(地元の方に教わりました)の雄大な景観が広がっていて、あまりの美しさと幸福感で現実感を失い、臨死体験みたいな気分になりました(死んでる場合ではない)。
あっという間に2曲が終わります。お客様に拍手で送られながら、手を振りながら捌けていくkolmeさんたちは、ライブハウスのkolmeさんたちと同じ。彼女たちがa-nationのステージに最初の一歩を刻んだんだな、と改めて実感しました。

■並行物販@a-nation
続いてw-indsさんのステージなのですが、特典会の時間になったので移動します…。まさかの並行物販@a-nation
kolmeさんとはセルフプロデュースかつ海外で活躍されているという共通点もあるし、なんなら一番観たかったんですが推しの特典会には勝てないのです…。
そもそもa-nationで特典会やってくれる事自体が、遠征おたくたちへのサービスだと思いますので、結果としていそいそと向かいます。(kolmeさんたちは見てから特典会に向かったらしいので、言っといてくれれば!と後から思いました。でも、彼女たちが観られてよかったです。)

特典会はコミニュティエリア内のmu-moブースのテントで行われました。
物販に立っていたスタッフの皆さんは明らかに不慣れな感じでしたが、一生懸命対応してくださいました。
この日は握手1枚、2ショットと2枚、全員ショット3枚のレギュレーション。

新衣装のお三方が登場するとなんだか胸がいっぱいになりました。さっきまでa-nationのステージに立っていたスターがこんなに近くにいるわけですから。
まずは握手。
る「ありがとうーーー!青森までーーー!!まっこいさん!」
ま「よかった!すごかったですね!花道でやるって最初から決めてたんですか?」
る「うん!一番近くに行こうって決めてた。」
ま「お客さんいっぱいでしたね!」
る「みんな優しかったー。あっという間だった」

み「おっ、まっこいさんありがと」
ま「セットリスト、誰が決めたんですか?
み「みんなで決めたよ」
ま「Step by stepきてびっくりしました」
み「そ?やっぱ、ガツンと行くときはStep by stepでしょ」

こ「まっこいさん!ありがとね」
ま「いやもう天気もいいし最高じゃないですか。持ってますね」
こ「すっごく楽しかったー。またこられるように頑張るね」
ま「ほんとですよ、また連れてきて下さい!」
こ「がんばる。まっこいさんありがと!」

そのあと、全員と2ショットを撮りました。
(2周め、男性スタッフの方が「メンバーは?」と聞いてくれるので、「美杜さんで」と伝えて油断していたら、僕の顔を見て福成さんは当然のように瑠海さんを呼び、瑠海さんも当然のように待っていてくださるので「あ、あの、美杜さんで…。あのあの、今日は全員と撮りたくてその…」としどろもどろの言い訳をするはめになりました…。聞くならちゃんと伝えてください不慣れなのわかるけど(うるさい自分でちゃんと言え)。)
美杜さんに衣装のテーマを聞いたところ、Tokyo Summerとのこと。
み「今年の夏をテーマにしたから、夏のイベントではガンガン着るよ!私のは背が高くなるようになってるんだ!」
と厚底の靴を見せてくれました。しかし、踊りにくいとかないんでしょうか…。

まあ流石にサインまではないので、30分ちょいくらいで特典会終了です。
る「今日は青森まで、ほんとにありがとうございました。このあともa-nation、楽しんでいってね!」
の挨拶とともに、メンバーを見送ると、なんだか満ち足りた気分になってしまいました…。


同時に腹が減ってきてしまったので、屋台で、壺漬けハラミ丼や煮干しラーメン、骨付きウインナーなど暴飲暴食してちょっと休んでいると、太陽が傾いて次第に夕暮れ時のムードに。ここで、ようやくライブ欲が戻ってきました。で、会場に戻ってビッグネームたちのライブを観たわけですが、観られてよかったです。

■人気者には理由がある
しかし、ナオト・インティライミさんのライブとか、DA PUMPさんとか西川貴教さんとか倖田來未さんのライブとか、フツーはなかなか見られないじゃないですか。見てみて驚いたんですけど、実力もそうですけど、企画や見せ方の面でもそれぞれ作り込まれていてすごかったです。みなさん、青森の地元ネタをすごくリサーチしていて、丁寧にぶち込んでくるんだな、と思いました。地元を褒められて嬉しくない人いないですからね。皆さん、そこはすごくきっちりやられていて、大切なんだなと改めて思いました。

それと、企画・演出面です。
倖田來未さんのライブでは、ラッキーガールの椅子というのがありました。ダンサーの方が会場に降りていって、その日一番イキの良さそうお客さんを連れ帰り、ステージ上の特等席に座らせる、という企画です。
この特等席が、単に近いだけではないんです。椅子に座ったお客さんをポールダンスのポールのように見立てる感じで、倖田さんが抱きついたり、馬乗りになったり、覆いかぶさったり(顔の側面にキスしてるようにも見えました)して、パフォーマンスの一部になる、という企画で、すんげえな、と思いました。
kolmeさんたちもこのライブを観ていました(まさっぺさんに教えてもらって振り返ったらキラキラ光る夕暮れの海をバックにkolmeメンバーが立っていて、えー、ずっとこっちを見ていたいと思ったのですがまあ、自重しました)。
る「ね、ね、倖田來未さんの椅子のやつみた?」
ま「あれとんでもないですね。倖田さんに乗られたりしちゃうんですよね」
る「そうそう!ね、あれ、びっくり」
ま「あと、視線の配り方とかめちゃくちゃ丁寧ですよね。会場の隅から隅まで」
る「そう!うっっまいのよ、大きな会場の使い方が」
(※翌日のツアーファイナルの特典会での会話)
この曲はこのへんでやる、っていうプランがあるようで、ハズレの席がハズレにならないように大会場を使うやり方が、流石だな、と感じされられました。あの大会場で、「わっ、わっ、手を振ってもらっちゃった!」って僕もなったし。これは好きになっちゃうやつです。

DA PUMPさんは一緒にやってほしい振り付けのレクチャーがとてつもなく丁寧でした。すっごく楽しそうにやるし。そりゃみんなやるよね。
西川貴教さんは、お客様をポジティブに持ち上げつつ、同志感を煽るのがとにかくうまかったです。
「あったけえな青森!こんないい土地あるか?俺はここに住みたい!マジでそう思ってる!」みたいなことを、熱く繰り返されたら、「そ、そうかな?」ってなりますよね。
それで煽られて、シンガロングすると
「最高だ!」
とか褒めてもらえるんです。シンガロングする部分も、ただ雄叫びを上げるような歌詞の部分で、初見でもすぐ真似できるようになっています。
それで、ひたすらポジティブにもちあげられて気分良くなっているところに、
「俺に与えられた時間はわずか1800秒。でも忘れられない時間にしたいよな!そうだろう?!」
みたいに煽られるんですよ。そ、そうそう!俺もそう思ってた!ってなりますよね。「そうだろう?!」ってすごいパワーワード。煽られるし仲間意識盛り上がります。
そして持ち時間を秒で意識させられて、ステージ上を全力で駆け回る西川さんを観ていると、こちらもクロックアップしてしまう。時間いっぱいやりきったあと、

「最後に一言言わせてください…。♪しょーしゅーりっきー!!」ですよ。恐るべきサービス精神。
皆さん実力の上にあぐらをかかずにひたすらエンターテインメントに徹していて、人気者ってこうか、と思いました。
もちろん前提として、歌や踊りが超絶うまい。そんなにスキルがあるんだから、もっと叩きつけるようなパフォーマンスをしてくれていいのに、会場の一体感とかべつによくね?とか思ってしまうのですが、こういうフェスは新規獲得の場で、とにかく好きになっちゃうように全力なんでしょうね。ワンマンとかに行くと、そういう深みに嵌まるようになっているんじゃないかと思います。
いやほんとに、おたくとしても大変勉強になるステージでした。

■総括
改めて考えると、これも対バンといえば言えますよね。対バンツアーSuper Ultra kolmeは名古屋、仙台、東京の三ヶ所でした(大阪は箱が抑えられなかったそうです)けど、 青森も入れていいんじゃないかと思いました。kolmeさんたちにとっても刺激しか無い一日だったんじゃないかなと思います。

それと、kolmeさんたちの扱いです。
ビッグネームに挟まれたシューティングアクトは、環境としてはとてもよかったです。オープニングアクトは未入場、入場中のお客様が多くて、本当に前座という感じの扱いでしたが、kolmeさんたちはガッツリお客様が入った状態でパフォーマンスできました。曲数2曲もよく考えられていると思いました。気になった人には物足りないから、検索するなり音源聴くなりライブに来るなりの行動につながりやすいと思います。
興味を持てなかった人にとっても、2曲10分はイライラするほど長くはないから、リスクも少ないし。それにa-narionのデジタル小冊子では比較的大きなスペースを割いて紹介してくださっていました。大事に育てよう、という意識を感じて、僕はとても嬉しかったです。
とは言え、これも今回限り。次回出るときは、この猛者たちに伍していかなくては行けないわけで、上に行くための課題も伸びしろも明確になったステージだったのではないでしょうか。



夕暮れの青森港を、瑠海さんのことを考えながらぼんやり歩く帰り道は、とても幸せな気持ちでした。
なにしろ明日は対バンツアーファイナル、デデマウスさんとの2マンなんですからね。どホームでがっつり彼女たちのライブに浸れるんだから最高です。


こうして、狂気の日帰り青森遠征は終わりをつげました…。告げたんですが…。kolmeさんたちは新幹線でおかえりになったらしく、kolmeおたくから
「n列向こうに瑠海さんがいる」とかツイートがうるさいんですよ!
ちくしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!
俺も新幹線に乗り換えるうううううううう!!!
るううなさあああああああああああああん!!!

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2019夏の新衣装のkolmeさん