あなたを見ているときだけ世界は完璧だ

kolmeさんを応援するblogです。

開幕!5年目のkolme・Happy New Year Live 2019

今回はチケットが先着順販売だったので、入魂の早押しをしたところ、昼夜とも最前に行けてしまいました。あの…最前で浴びるkolmeさんのライブはほんとにすごくてですね…。

とかツイートしておりましたが、ほんとにそうで。
口開けて見惚れてたら、秒で終わってしまいました。おわり。

って書こうと思ってたんですけど、いやあ、一晩寝て起きたら、それでも結構覚えてるな!ってなったので、今回もうろ覚えで書きたいと思います。

※いつもに増してうろ覚えなのでご注意ください。

 

↑ちゃんとした記事はこちら(ツイートはちゃんとしてませんすみません)

■美杜さんSEについて
今回は美杜さんお手製なのがわかっていたので、一生懸命聞いていました。
み「みんな盛り上がってくれるかな。クラップっぽいドラムの音も入れたし、みんな盛り上がってクラップとかしてくれてるかなあ!って袖から見たら誰もやってない!!…あ、聴き入っちゃった?そういうこと?」
すみません聴いてました。仙台ではクラップします!言われてやるのもなんか違うけど、言われてやらないのはもっと違うと思うので!

 

■新衣装について
新鮮。kolmeさんがこういう衣装着るの超新鮮です。瑠海さんの純白のミニスカートとデコルテ、香美さんのホットパンツとニーハイブーツ、美杜さんの銀のジャケットの下の短いシャツの下から見え隠れする腹部等々ストロングポイントを強調しつつ、しっかり長袖で厳寒期のリリースイベントへの対応も考えられている衣装なのかな、と思いました。キラキラの人気者って感じの衣装で、アルバムを機に攻勢に出るぞ!っていう運営サイドの意欲も感じる衣装だと思います。
これまでとは違うデザイナーさんに、運営スタッフさんとも相談して発注したと特典会で香美さんから聞きました。

 

■昼の部MC
る「新年を迎えて。…どうですか?」
こ「…w 雑!るーちゃんワンマンの時のフリがいつも。あ、でも、私香美思ったんです。アルバムリリースからツアーまで、予定がびっしり入ってるんですよ。
で、これ、いっこも飛ばしたくない、休みたくない、って思いました!」
(会場拍手)
み「香美ちゃんたまにあるんだよね。二日間とかお休みがあると、気を抜いちゃってダウンしたりとか。」
る「そうだね。あ、じゃあ今年の目標ありますか?個人的なものでもいいし。香美ちゃんは?」
こ「だから、風邪引かない」
る「あ、そっか。美杜さんは?」
み「個人的でいい?超超超超個人的な目標としては、テラスハウスにでたい」
(会場ざわめき)
こ「wwwみもちゃんはそうでもしないと恋愛できないかもね」
み「瑠海さんは?」
る「私か…。私は…毎日頑張る。」
こ「それはそうw」
る「毎日目まぐるしくお仕事してると、たまに思うわけですよ、ディズニー行きたい、とか。」
こ「思うんだw」
る「でもね、そういう時に、一年後の自分はどうなっていたいか、って考えるんです。そうすると、そんなことしてる暇ない!って。」
こ「…一日くらい…いいんじゃない…w?」
る「そうなんだけどねw でも、今までになかったそういう気持ちがあるんです」

 

■昼の部のセットリストについて


今年最初のワンマンライブの一曲目はDon't be afraidでした!
行くぜっ!!って決意がビシビシ伝わってくるのと、純白の天使のような衣装の威力もあり、ここでメーター振り切ってしまいました(1曲め)。瑠海さんがもう超かわいくてですね。ショートカットの下の耳から覗くピアス(以前からお母様の素敵なピアスをつけたくて、今回まとまったお正月休みが取れたので、お母様とピアスを空けにいったそうです。なんとほっこりするエピソード!!)、肩とわき腹を出した純白の衣装、ミニスカートからは美脚が伸びてまた靴下がかわい(おまえもううるさいから黙れ)。
2曲めのKeep tryingは意外性ありました。Don't be afraidでぶちあがった後、まじめに年頭の決意を語る感じもあり、流れに乗ってみるとなるほど、という曲順でした。新衣装で早々にカマされる香美さん無双は強力でした…。

↑この写真はConfessionですね。どうですこのカッコよさ。

ここに来て上演回数が増えているYou don't know me。この曲のドライブ感が、今の状況によく合ってるなーと思うので、アルバムにこの曲が入ったのも納得感があります。
もう少しわたしを見て、のあとに両足が揃うところで、ハイヒールが床を叩いてガンッ!って言うじゃないですか。あれで三人のダンスのシンクロぶりを体感できてぐっと来ます。音源ではドラムが鳴ってるんですけど、ぜひ会場で体感してほしいポイントです。


配信三曲を後半の盛り上がるセッションに固めてくるあたり、この辺の作品に対する自信の高さを感じてしびれました。
特にThe Liarは見れば見るほどいい。後半は無双するよ!って、美杜さんも言ってましたが、ほんとにあのステップはすごいし、落ちサビから裏拍でクラップするのを待ち構えているのも、一気に解き放つのも楽しいです。
その直前のAll I need、いいアクセントになってたなーと思います。2番の「振り返る足跡は消せない」のところは香美さんから目が離せませんでした…。新衣装でのAll I needはヤバいです。

 

■Tie me down初披露
初披露のTie me downは、ダンスもすごかったです。曲中、凄まじい勢いでポジションチェンジが行われるんですが、ぶつかる!って心配になりました。実際、練習ではぶつかりながら練習してるそうで(特典会で瑠海さんから聞きました)、激しいリハーサルの賜物なんですね。
でも、そんなふうに厳しいリハーサルを繰り返しているにもかかわらず、100%曲の表現に集中して見せてくれるkolmeさんかっこいいしさすがです。
それと、Bメロ(そーんなーことばーじゃーからのところ)のフリは必見です。おおっ!ってなるので会場中央付近でご覧になるのを推奨します。
…あと、三人横向いて縦列に並ぶ振り付けのところが大変色っぽいと思います。最近の作品は楽曲も攻めてますが、ダンスパフォーマンスも含めて評価していただきたいので、まずはリリースイベント等でご覧いただければと思います!!

 

■夜の部・セットリストについて

夜の部の1曲目はOne timeでした!今を大切に、っていうこの曲が夜の部のオープニング曲でした。最近のセットリストは、1曲めに強くメッセージが込められている気がします。
こちらも新しい年のワンマンのオープニングを飾るにふさわしい選曲だなーと思いました。そして2曲めがStep by stepと、ロケットスタートなセットリストでしたね!
Take my timeはなぜだかぐっと来ました。まだ現在のような展望もひらけていない模索の日々の中で、「今日は許して」という歌詞を書いた美杜さんを思い浮かべると、アウトロに向かってどんどん盛り上がっていく展開に込められた切ない思いが胸に迫ります。また、You'll be fineも、いくつもの季節を乗り越えて成果を手にしてきた彼女たちに歌われると、改めて、しみじみとよかったな、と思います。

 

■キャンペーンの話
る「最近はいろんなところに行かせてもらってまして。こないだは福岡に行ったんですよ。で、これが福岡まで来てって言われまして。三人で行ったんですよ!(得意そう)」
こ「三人で、って、22歳だからね、もうw」
み「リーダーが飛行機のチケットを取ってくれたんだよね」
る「そう、でもなんか、いつもは横に三人で並んで座るように席をとってもらってたんですけど、縦に三列になってて。なんかへんなんなっちゃって。福岡行きの飛行機混んでるねーって」
(会場爆笑)
み「瑠海さんが設定間違ったんじゃん。」
る「なんかねー。C列の11番12番13番みたいな(縦に並べる仕草)」
み「でね、飛行機に乗ると、いつも瑠海さんが真ん中なんですよ、なぜか」
る「いいじゃーん」
み「でもね、瑠海さんがあまり寝相がよろしくないんですよ。寝てるじゃないですか、そうするとこうー(倒れて)くるわけ。でね、隣が私とかこうみんとかだったらいいじゃないですか。よくないけど。」
る「ごめんね、いつも。寄りかかっちゃって」
み「それだから嫌ってわけでもないんですけど」
る「なんでよー!」
み「それで、縦に並んで座ってると、こうね、椅子と椅子の間から見えるわけですよ、瑠海さんの頭の位置が。で、瑠海さんの隣が、中学生くらいかな、女の子だったんだけど、その子はね、こう綺麗に寝てるわけですよ。前に倒れる感じで。で、後ろから見たら、瑠海さんの頭が見えるわけですよ!もたれかかってるわけ!」
る「そう!女の子が前に倒れてできた椅子と頭の間の空間に、私の頭が横からこう…」
(会場爆笑)
み「起きる時に絶対変な感じになったでしょ?」
る「ううん。特に変な空気が流れたりもしなかったし、大丈夫だったんじゃないかな?」
こ「ほんとにー?w るーちゃんこういうやつ(首につけるまくら)買いなよ」
る「買います」

 

■先行配信曲について
る「1/30、新しいアルバム「Hello kolme」がもう間もなく発売になるんですけど、先行配信ということで4曲、配信させていただいてまして。MVもね、Why not me、The liar,Tie me downの三曲が公開されまして。
見てくれた人!」
(手が挙がる)
こ「まあ、まあ…だねw」
み「結構見てくれてる」
る「The liarが美杜さん、Tie me downが香美ちゃん、Why not meが私、主演ということで。見どころとかあります?」
み「瑠海さんのはアレでしょ?」
こ「…みんなが集まるところ?」
み「…(アイマスクを下ろす身振り)」
こ「w そっちか」
る「監督さんがね、女の人だったんですけど。シェアハウスの3階にそれぞれが住んでいるっていう設定で撮ってくれて。香美ちゃんが彼氏と喧嘩して帰ってくるんですけど…」
こ「そういう設定でね」
る「そういう設定で。で、怒って帰ってくるんですけど、脱いだブーツを丁寧に揃えるんですよ」
み「育ちがいいからね」
る「監督さんも『香美ちゃーん、揃えなくていいよー!』って。で、美杜さんのは」
み「私はThe liarに主演させていただんですけど、あの、海外のyoutubeの番組に取り上げていただきまして。動画を見てコメントする、っていう番組で。
英語わかんないからちんぷんかんぷんで見てたんだけど、This girl is cuteだけわかったw」
(会場歓声)

み「イェーイ!」
る「配信ではね、Hello No BuddyのRemixも配信させていただいておりまして。どうですか、先生、聴いてみて」
み「これは何でも言ってるけど、22年間彼氏がいたことがないんですよ。恋愛じゃなくても、悩みがあって眠れない夜とかにね、彼氏がいたらどんななんだろう、とか思うんですよ。
そういう思いで書いた曲なので、Remixを聴くと、こういう解釈もあったのか!って言う発見があって。でも、この曲の原曲を作ったのは、私です。」
る「原曲、歌いましょうか」
こ「歌おう」
(このあとHello No Buddyが披露されました)


kolme / The liar

 


kolme / Tie me down


kolme / Why not me

■3rdアルバム「Hello kolme」
香美さんが取材の時に「ほんとにいい歌詞なんです」と涙したという、My everythingは瑠海さん作詞であることが明かされました。
これでNo need to rushは香美さん作詞のALL英語曲というのと、2つ情報が出ましたね(こちらの初出は福岡キャンペーンのラジオ)。

る「私達が4年前にcallmeを始めた頃に思い描いていた理想のアルバムができた、って、ほんとそんな感じなんです(二人を見る)。」
みこ(瑠海さんを見ながら頷く)
る「ほんとにね、こんな日が来るんだよ、って4年前の自分に教えてあげたい。長くやってればいいときも来るんだって。だから沢山の人に聴いてほしいです。…でも今はもっと大きな理想がありますから。これからも三人で、いい音楽を作っていきたいって思ってます。」

 

■終盤セクションについて
そして、夜の部の最後の曲は Tie me downでした!この日初披露の曲を締めに持ってくるのすごいな、と思いましたが、ほんとにぶち上がって終わりました!
また、直前がMy styleっていうのも良かったです。 Tie me downで最新型kolmeを思いっきりぶつけられると、オンリーワンのスタイルってほんとだな、って思います。
最近ぼろぼろ泣きながら終わるライブが多かったので(個人的な印象)、イエーイ!超楽しい!よしっ!特典会!!って終われるのも楽しいなあって思いました。

 

■おわりに

ライブが爆アゲで終わったので、本稿もいつものようにメソメソしながら終わるのはやめようと思います。 ここにきて、まだ微かだけど、前進の兆しがいろいろなところに見え始めてきています。

・typica、DIGLEといった配信系チャートへの相次ぐランクイン
spotifyでのフォロワー10万人超プレイリストへのリストイン
・停滞気味だったtwitter公式アカウントのフォロワー漸増
・配信三部作のMV作成、配信
・電撃的な「Today’s」の配信先行公開
・発表から開催まで20日程度で開催されたワンマンでぴあを除きチケットが完売した
・春のツアーと、アルバム発売を連動させる地均し的なキャンペーン実施

いろんなパーツが少しづつ噛み合って、会場にも新規の方や久しぶりの方の顔が目立つようになり始め、女性ファンも少しづつ増え始めています。 瑠海さんが言うように、今までとは何かが違う。少しづつだけど動き出している、そんな気がする2019年初のワンマンライブでした。

 

ねえ、瑠海さん。 まだ寒いけど、もう春はそこまで来ている。そんな気がしませんか?

 

 

 

速報:Say good byeの英語詞部分の超適当な和訳

※そんなに英語得意なわけじゃないので参考程度に見てくださいね!まちがってるところあったら教えてください!

 

■冒頭とリフレイン部分の英語詞

Don't wast my time
You made me tired
Do you ever think about me?
Never learn from mistakes
Just stay away from me
It's over you and I

時間を無駄にしないで
あなたといると疲れるのよね
わたしのことちゃんと考えたことある?
失敗から学ばないならあっち行って
あなたとはもうおしまい


■間奏部分

I'm sick of you.
It's enough
You said you don't wanna break up with me
But I won't let you do that just as you want to
Once the fire burns out,It'll never burn again
I learnd a lot from you
The most of them,
"I mustn't have a relationship whith someonne like you"
Now I'm back to reality
Have a good life

あなたにはうんざり
もうたくさん
あなたは別れたくないっていうけど
それに付き合うのは厳しい
一度燃え尽きた火はもう燃え上がらないじゃない
ほんといろいろ勉強になったわ
一番は「あなたみたいな人に関わっちゃダメ」ってこと
現実に戻るわ
じゃあね、お幸せに…

いつかのメリークリスマス(Ultra kolme Merry Christmas&Merry Merry Christmas)

3ヶ月連続配信リリースの熱狂の中、僕は限りなくkolmeに傾倒していくのをどうにもできなくなっていました。毎週のラジオ観覧、テレビ番組収録、対バン、ネットイベント、もうなんでもよくて、彼女たちに触れるたびに好きが加速していってしまう状態でした。
その彼女たちが、寝食を惜しんで全力を投入していた3rdアルバムの制作作業を終えたのが12月10日。最大の懸案が終わって解き放たれた、フルパワーのkolmeさんが見られるであろうこのクリスマスワンマンを、僕は心から楽しみにしていました。
12/23の銀座は小雨。新ロゴの傘がグッズに加わる今日、絶好の天気ですw

 

※例によって、うろ覚えの記憶に基づく再現なので、特にMCの挿入箇所などについて事実と異なる可能性があります。あしからずご了承ください。

■昼の部 Ultra kolme Merry chirstmas

クリスマスツリーに雪が降りかかるCGが映し出されると、鈴の音が聞こえてきます。
そして華やいだ新しい入場SEに胸が踊ります。
さすがRumbさん、いや、この感じはRyotaさんかな!とか思っていたんですけど、これがまさかの富永先生ご自身のお作だったとは。SEと歌モノは違うでしょうし、尺による違いもあるんだろうなと思いつつも、遠からず、編曲に富永美杜の名前がクレジットされる日が来るんだろうなと思いました。それは、ものすごい可能性を秘めていると僕は思います。

 

そして、グレーのアー写衣装のお三方が登場です!!

1曲めはWhy not me。
いきなりびっくりしたのは、またkolmeさんの動きのフレームレート(一秒間に何コマの絵を表示するか、動画の滑らかさを示す指標)性能が上がっていたことです。
もう結構な回数皆さんのライブを見ているはずでしょ、いい加減慣れなさいよ、とお思いのことと思いますが、これにはわけがありました。
kolmeさんはワンマンの前には概ね2週間程度のリハーサルをするそうなのですが、リハを繰り返すうちにどんどん力を使わずに鋭い動きができるようになっていく実感があるそうで、本番当日にピークが来るように調整しているそうです(ソースはshowroomでの本人談)。だから、リリースイベントでも対バンでもなく、ワンマンのkolmeは特別なんです。
また、もともと、Why not meの振り付け自体がすごいんです。これから見る方には、ぜひ、直前の動きから、印象的なサビのフリにどうやってつながっているかを注目して欲しいです。「え?え?そんなことやっててあのフリにちゃんと繋がるの?間に合わなくない?」とハラハラしますが、なんでか魔法みたいにつながるんです。

そして2曲めはI like you。
はい、ありがとうございます!早くもまっこい終了のお知らせです!イントロが始まるとガチ恋全弾斉射モードに切り替わってしまうこの曲。
ふぇないめっちゅーざっでーい、ふぉーりらーぶ(歌うな)ああるうなさんるうなさん(うるさい)
このときのためのドセンですよ!二番の頭からガッツリ瑠海さんに目線を頂いて(正面にいただけです)脳を灼かれて物事がよくわからなくなり、その時点で満足していたので、ライブ全体を採点すると100点満点で5億点くらいです。
いやでも真面目な話、半身になって踏み込みながらズバッと手を差し出すサビのフリとかが、アー写衣装だとまた映えるんですよね。
いつも昼の部はテンションそこそこ、夜が本番、みたいなこところが正直なくもないですけど、この日は一部から会場のボルテージ高かったです。

そしてお三方のご挨拶MC。
恒例の「kolmeのライブに始めてきたよ、ってかた!」の質問には、ビシッ!と手を上げてくださった方がいらっしゃって、kolmeさんたちも大変喜んでおられました。
これね、ライブ中にステージ上からかまってもらえたり、特典会でいじってもらえたりしして、ファンにも演者さんにもいいことしかないから、初参加の人は絶対手をあげてくださいね!

そして、サンタについての話題に。
こ「みんな!…サンタっているじゃん。」
み「こうみんどうした?」
る「何目線?」
こ「みんな、サンタっているじゃん。」
る「…うん、いるね」
み「いるよね、いるいる」
こ「みんな、サンタって何歳まで来てた?これはクリスマスの悲しい思い出の話なんだけど。わたしが小学生の頃なんだけど、家族でテーマパークに行ったことがあって。
イブの夜は夜行バスの中だったのね。でも、今日はクリスマスイブだから、バスの中にもきっとサンタさんは来てくれるって思って」
み「あー…。でもさでもさ、走ってるバスは厳しいんじゃない?」
る「サンタさんワイスピみたいになっちゃうよ」
こ「で、車内で寝るときに、膝の上にプレゼントっていうのも可哀想かなって思って、手をこうして(両手のひらを上に向けて揃えたおねだりのポーズ)寝たの」
み「(真似して)こうやって?かわいいねえ、コドモみみてんかわいいねえ(頭を撫でる)」
る「かわいい…」
こ「で、…朝起きて…、何もなくて…。あの時は悲しかったなー」
る「いやでもそれは、やっぱり走るバスが厳しかったんじゃない?普通にしてればちゃんと来たでしょ」
こ「みもちゃんは?なんかクリスマスの思い出ある?」
み「思い出…思い出じゃないけど、うちは姪っ子が産まれて、私もあげる立場になるわけじゃん?そうやって、移り変わっていくんだなって」
こ「そうだねえ。みもちゃんちは何歳くらいまで来てた?」
み「えー、うちは中学くらいまできてたよ。」
る「サンタはずっと来るよ」
み「そう、るうなさんちはずっと来てたよね。大学生の歳になっても来てない?…なんでお前が知ってるんだって話だけど」
る「うん、うちはずっと来てた。お手紙も書いたよ、なになにが欲しいですって。そうすると返事も来るの」
み「るうなさん、全身鏡とかもらってたよね」
こ「女子!!!!」
る「そう、もらった。うちは毎年二個もらってた。おじいちゃんちからもサンタが来て」
み「ずるくない?!」

そして、みんなで楽しく歌ったり踊ったりしましょう!ということで、Sing alongです。
Show me your smiling faceとか言われれば、現場ニヤニヤ勢としては私信と捉えずにはいられませんよね(歌詞です)。
曜日を言うところはSunday始まりのwednesday抜き、です(突然の説明)。
そしてHello New Worldと、現時点最高クロックのkolmeクオリティを満喫します。

 

ここでのMCでは、おたのしみの3rdアルバムの媒体資料をチラ見せしていただけるコーナー。
アルバムのアー写3パターン、全曲の曲名リスト、コンセプト、歌詞カード…
か、歌詞カード??
る「ちょっと!歌詞はダメでしょー!!進めて進めて!!」
残念ながら早送りで公開終了でした。そして、特典映像も少し見せていただけました。
・なぜかカメラ目線じゃないパリの映像(カメラ台数が多かったそうです)
・おなじみ望遠鏡のアレ(だれかメンバーが覗いていると対物レンズを他のメンバーが覗き込むお約束、るうなさんになかなか譲らないお約束)
岡山駅前での映像(る「わたし太ってない?わたし太ってない?」)
・宮崎での映像(会場からの笑いに る「なんで今笑ったの?」)
などなど、最新型kolmeに加えて楽しい特典映像が楽しめる最新アルバムは1/30発売です!
そして、2/10にはなんと、アルバムジャケットの撮影場所でもあるエイベックス本社ビルでkolmeさんとオフショットを見たり写真を撮影したりできる
イベントが告知されました。

そして、ここからはkolmeの楽曲制作の道のりをたどるコーナーに入ります。
・「kolmeらしい楽曲」の方向性を発見したFalling for you
・それをさらにかっこよく発展させたReal love
・表題曲としてキャッチーさを求められたConfession
・さらにフロアを意識してアゲ要素を強化したWay I am
と、それぞれの成立過程が語られます。
み「Falling for youができたときは、みんな、これだ!ってなったんだよね」
うなずく二人。なんというか、スタッフさんも含めて、確信を得た瞬間だったんでしょうね。
その時掴んだ確信を手がかりに、Real loveが、Confessionが、Way I amが生み出されて、今のkolmeを築きあげてきたお三方の、特に美杜さんの努力に頭が下がります。
る「今日はね、その流れを皆さんに感じてもらおうと思ってます」
み「るうなさん、こないだWay I am歌詞飛ばしてたよね」


※立川立飛でのリリースイベントの際、るうなさんはあろうことか1コーラス目のAメロ歌い出しの歌詞を忘れました


る「…飛ばした。違うの待って、新しいアルバムの曲で似てるのがあって(重要情報)それと混ざって、あれ、どっちだっけってなって」
み「こういうとき、kolmeには決まりがありまして。自分でなんとかする」
(会場笑い)
る「そう、自分で作詞してそれっぽくうたわなきゃいけないの」
こ「こないだるーちゃん「にゃーにゃー」で歌うんだもん」
(会場笑い)
み「今日も飛ばすよきっと」
る「そういう事言うとフラグ立っちゃうから!」

さあ、ここから怒涛の4曲連続です。
まずは源流であるFalling for youから。そう思うとクラップにも力が入ります。歌割りも今よりずっと均等に近く、でもスリリングなサビから間奏への展開は現在に繋がる要素十分です。
三人が下手に向かって連なる振り付けや、そのあとの「何もいわないで」のところのスリリングな展開など、これがブレイクスルーだった頃の彼女たちに思いを馳せました。
そしてReal love。この曲のいいところはアウトロまで右肩上がりにカッコよくなっていくところなんですよね。I'm aloneとかもそうなんですが、アウトロのフリが一番激しいので、
曲の終わりまで見どころがぎっちり詰まっている。こんなのパフォーマンスる側からしたらしんどいだろうに。
そしてConfession、Way I amなんて、この流れじゃなくたって盛り上がります。Way I amのイントロで裏拍クラップ叩いて、るうなパートが終わり、美杜さんの「聞こえるよ」の声が聴こえ…ない?!  

なんとめずらしくも美杜さんが歌詞を飛ばして表情を一瞬凍らせ、あからさまに悔しげな「チッ!」と言う表情。後ろを向いたところでるうなさんに肩をポンポン叩かれ、お二人の表情が目に浮かぶようでニヤニヤしました。まあでも「どんなときも単純に楽しむほうがいいでしょ」という歌ですから。それも含めて大いに楽しみました。

というところで、昼の部も残り1曲。
る「kolmeの歴史を感じていただいたところで…最後に、その最新型を聴いてください」
ここで満を持してThe Liar投入でした!!
淋しげなピアノイントロがなりひびくと、オープニングではあれほど華やいで見えた雪のCGが切なげに映ります。
無造作な早口のKOUMIラップ、複雑なリズムに精緻な振り付けが絡むのに呆然と見惚れます。Bメロの、美杜さんがセンターに来る部分のカッ、カッ、パーンって感じの振り付け(全く伝わらんw)とか、かっこよさと情報量の洪水に押し流されつつ、執拗にドラムが裏拍クラップしちゃえよと誘惑してきます。落ちサビで辛抱たまらなくなるのと、瑠海さんの号令がほぼ同時でした。
そこからはアウトロまで一気の裏拍クラップ祭りでした!!そしてアウトロに向かって凄まじいステップを踏む振り付けなどもあり、The Liarの初披露は熱狂のうちに幕を閉じました。
いやあ、昼の部から、最高に盛り上がりました!!


■夜の部 Ultra kolme Merry Merry chirstmas

はい、夜の部です!
こっちの文章はあんまり期待しないでください!っていうのは、まず、「クリスマススペシャル衣装」が凶悪すぎたからです!
くだくだ説明する前に、画像をどうぞ!!


もうあの、みなさんここがどういうblogか御存知の前提で書きますけど、瑠海さんがね、もうね…。クリスマス柄の赤いヒールに、短い白いソックスが映えるのも、銀色のミニスカートから伸びるおみ足も、それだけでワタクシ的には脳死ものなのです。
それなのに、赤いタートルネックのセーターも丈が短くてですね、例によって腕を上げたり振ったりすると大変なことになるわけですよ。昼の部でテンション上がりきってる上に、こんなお姿を見せられて、クリスマスで、今日のライブはこれで終わりって言われたら、どんなテンションになるか想像してみてください。
もうね、blogとか書いてる場合じゃないですよ。

そんなんなのに、また美杜さんSEでぶち上がるじゃないですか。
で、1曲めにいきなりThe Liarですよ?あれだけ盛り上がった昼の部のクライマックスが、序章ですよ?
つづくIn my dreamでは聴かされ涌かされ好き放題されるし、そのつぎがみんなだいすきI'm aloneですよ。それをあなた、このお衣装でやられてごらんなさい。
頭のブロックだけで大満足です。

三人がお水を補給している間も拍手が鳴り止みません。
来場の皆さんへのご挨拶に続いて、最初のMCが始まります。

る「どうですか最近は」
こ「もうさ、ウルトラの時はるーちゃんフリが雑だよねw」
み「最近どうって言われてもリハしかしてないよ!」
る「あ、でも昨日は朝早かったんですよ。…11時くらいかな」
会場(ざわつく)
こ「11時はあんまり早くないかw」
み「一般的にはね」
る「私たちは昼過ぎから夕方まで、っていうのが多くて。」
こ「そんな午前中から身体動かないしね」
る「でも昨日は終わりが早くて。帰ってきて大掃除したもんね」
会場(おおー!)
る「昨日は帰ったら香美ママが来てくれてて。お掃除とかしててくれてるわけですよ。」
こ「あらー、とか言って、のほほーんとした感じでね」
る「で、ヤバい、と思って「すみません、私お風呂やります」って。で、香美ちゃんがキッチンやって。みも一人だけ部屋から出てこないから」
み「今日のSE作ってたの!!」
こ「うっそ!?まだやってたの?」
み「一旦ラフみてもらってたけど、仕上げがまだだったの!」
こ「部屋いって、「みもちゃん!みもちゃん!」って言っても出てこないし」
み「ヘッドホンしてるからわかんないよ」
こ「ああ、そういうことか」
る「あー、さがったわー、みもりさんの香美ママポイントが下がったわー」
み「がんばってたの!違うんだよ香美ママー!香美ママー!」

というMCからのBring you happiness!天使!天使が見えるよ!(もうこの辺から感想は気にしないでください)
You don't Know meとかね、「今のままの愛じゃ気づけない」のところとかさ!もうたいへんなわけですよ!!
そしてOne time!!だいすきわんたいむわーんわーん。手を打って飛び込む振り付けのところで、美杜さんが「ついてこいよ」とばかりに挑発的な視線を投げてくるのが本当にたまらない。
からのHello No Buddyですよ。今年は曲紹介の時にニヤニヤしては美杜さんに怒られてたけど、だいすき(そればっかり)。

もっと!もっと!!となってるところで、1/30に発売になるアルバムの特典として収録される、配信三曲のMV(1コーラスのみ)の初公開がありました!
最初に始まったのはThe liarのMVでした!ヒロインは美杜さん!お部屋でPCに向かってひたすら作曲作業をしているリアルな作品。たまに革ジャンの香美さんやパジャマの瑠海さん、オレンジと白のストライプのパジャマ(しかもショートパンツなんですよ!!)の瑠海さん(うるさい、長い)が映り込むので、ん?と思っていると、Tie me downのMVが始まりました!
こちらは革ジャンの香美さんがなにやらお怒りのご様子。怒りのあまり、作業中の美杜さんや、眠ろうとしている瑠海さんに絡みにいったりしてます、というわけで、どうやら、あっちこっちが相互に繋がりあった、MVのようなのです。
ということは、Why not meの主演は瑠海さんです。「sleep」と書かれた真っ白なアイマスクをつけて、眠ろうとしても眠れない瑠海さん。かわいい…。1,000回見るわこれ…。

る「というわけでMV初公開でしたー!みなさんどうでしたー?」
(場内歓声)
こ「るーちゃんのあれ、おもしろすぎない?」
る「なによー!もう、なんか二人が笑うんですよー」
み「あれでしょ、もうなにも見たくないの(美杜さん、香美さんはアイマスクを上げる動作)」
こ「そのまますぎない?ww」
る「もう、いいでしょ、べつに…。ね、こちらのMVは1/30発売のHello kolmeに特典映像として収録されますので、お楽しみにー。
それと、本日16時から、こちらのアルバムの発売記念のイベントがmumoさんのサイトで発売になりまひゅので…」
み「噛んだね」
こ「噛んだね」
(瑠海さん心が折れて水を取りに行く)
こ「このあと16時、あ、もう発売になってるのかな、皆さんお待ちしてまーす。」

というところで、スクリーンには「スナック秋元」の看板が!!
み「あ、ねえ、こうみん、ちょっと飲んでいこうよ」
こ「いいね。あ、あそこにいい感じのスナックあるよ」
る「いらっしゃいませー。カウンターへどうぞ」
こ「いい感じー。じゃ、ちょっと飲んできまーす」
というところで、去年の冬以来の「スナック秋元」のコーナー!!!秋元瑠海ママがかつての名曲をソロカヴァーしてくれるこのコーナーでは、
Dreames come trueの「雪のクリスマス」が選曲されました!!
この曲が選ばれたのは、瑠海さんのお母様が好きな曲だった、というのと、Rumbさんがその昔、ドリカムさんのマニピュレーターをされていたということで、「ドリカムの曲ならすぐ用意できるよ」という申し出があり、それなら、と決めたそうです(ソースは瑠海さん)。
クリスマスの曲ですけど、片思いの曲なので、瑠海さんの声質で聴くと秘めた恋、というニュアンスが加わって切なさ倍増です…。

み「よかったねー!」
こ「ママ歌上手だったー!」
る「え、そう?よかった!会場の皆さんはどうでしたかー?」
(場内歓声)
る「では、次はkolmeの曲の中でもクリスマスにぴったりな曲を…」
こ「聴いてください、Precious」

ぷれしゃーす!!!(壊)
いや七夕とか、花火とか、恋人と見上げる星空、というイメージで、なんとなく夏曲な気持ちでいたのですが、言われてみればクリスマスでもぜんぜんいい。
骨の髄まで瑠海推しの私ですが、Preciousの間は香美推しです。それくらいPreciousの香美さんは圧倒的なんです。
そうやって圧倒されていると、次の曲がWhy not meなんです。これもまた、センターで香美さんがかっこいい時間帯が多くて、香美曲ですよね。
瑠海さんのソロのあとは、香美セクションできちんとバランスを取りに来たな、という感じでした。

る「で、明日はイブですけど、スタッフさんとみんなでクリスマス会しようって言ってたら、香美さんが…」
こ「えー、だって嫌じゃん」
(美杜さんが瑠海さん側に移動してしゃがみこむ。不満げな表情。瑠海さんも表情が死んでいく)
こ「ほらー、だって普段から一緒に住んでて、仕事もいっしょなわけじゃん?クリスマスとかそういう時ぐらいはお友達とイェーイ、ってやりたいじゃん」
二人「…」
こ「え、じゃあさじゃあさ、二人はどういう過ごし方がいいの?理想のクリスマスは?」
み「…イルミネーションいきたい」
こ「え!」
る「意外!みもりさんそういうの行きたいの?」
み「だって、だってだよ、去年まではわたしもその光の側だったわけじゃん!彼氏と観る側に回って、キレイだねー!、ってやりたいじゃん!…あー、やっぱり、私は、もう何年も付き合ってる彼氏と普段どおーりに過ごしたい」
こ「は?」
る「ん?」
み「クリスマスだから特別になんとか、じゃなくて、普段通りに。もうさ、そういうのいろいろやったけど普段通りがいいよね、みたいな」
こ「あ、ああ、設定があるんだね。わかったわかった。るーちゃんは?」
る「…ケーキ食べる、かな」
こ「るーちゃんはイブはどうするの?」
み (すがるような目で瑠海さんを見る)
る「みもりさんと…。いや、あのね、みんなでクリスマスって思ってたから。でも香美ちゃんはお友達と過ごすって言うし、じゃあわたしも、お友達に連絡しようかなと思ったら、みもりさんが「るーなさん、ケーキはやっぱりサーティワンだよね?!」とか言ってくるから、「…そ、そうだね」ってなって…。」
み「いいじゃん!べつにいいじゃん」
る(無言で水を飲みに行く)
こ「そうだね、ひとそれぞれだもんね(棒)」
み「…」
こ「歌おっか」
(水を飲みに行きつつ) る「うん歌おう」
み「そうだよ!今日はイブイブでしょ!こんなにみんないるし楽しいもんね!!」 会場(歓声)

さあここからはもう後半戦!!
まずはLifeで壮大に聴衆を包み込みます。Lifeは、Ultra callme The Earth以降、完全に一皮むけた感のある楽曲ですね。
さらにWay I amでボルテージは一気に急上昇、今度は歌詞も飛ばずいつもの完璧なやつでした。
そしてそしてザ・瑠海曲 My affectionからのDon't be afraidはまっこい86即時昇天コンボです。
喉も裂けよとコールしたりシンガロングしたり、一緒にジャンプしたりして、やりたいことを全部やりきって大満足でした。

る「次がUltra kolme Merry Merry christmasの最後の曲になります。
…あっという間だね。本当に私たちも楽しくて。
最近思ったんです。誰かの夢でいる、っていうのって難しいなって。callmeになってからずっといっしょにやってきてくれたスタッフさんがやめる、って聞いて。
なんでなんですか、って聞いたら「夢とか現実とか、よくわからなくなってしまって」って。 私たちにもっと力があったら、って思ったら悔しくて、その日は三人で泣きながらリハしました。 本当に誰かの夢でい続けるのって、難しい。

だからね、みんなが私たちに夢を託してくれたり、一緒に夢を叶えようね、って言ってくれるのって、凄いことだなって思います。いつも、本当にありがとうございます。 最後の曲はなんにしよう、ってみんなですごく悩みました。
…では、聴いてください。Prayer」

苦しい時期を一緒に戦ってきたスタッフさんの離脱は、お三方にとって大きな喪失だったんだろうなと想像します。
でも、それに対して「誰かの夢でいることができなかった」と、正面から受け止めようとする彼女たちの自負と勇敢さに、僕はやっぱりこの人たちが大好きだと思いました。
いろいろ辛いこともたくさんあっただろうに、この人たちはなんて真っ直ぐなんだろう。それは痛みを全部引き受ける生き方なのに、なんでそのままでいられるんだろう、って思います。
それでも人生は続く。夢への道はまだ遠い。そこに信じる夢があるから、歩みを止めない彼女たちに、夢を、希望を託したい。

Don't worry 信じる力が
I believe 強さに変わっていく
Don't worry あなたの愛をもらって
笑顔でいるよ

という歌詞ですが、公開当初、瑠海さんに「あなた」って誰ですか?って訊いてみたことがありました。
その時瑠海さんは「お母さんかな」って言っていたんです。
今は、明らかに僕たちに向かって歌ってくれている。それは、2018年に彼女たちが獲得したものを端的に表していると僕は思います。
約4年間の長い時間がかかったけど、彼女たちはついにここまでやってきたんです。

もう、自由になって、どこまでも遠く高く飛び去っていっていい。

Even if I'm far away
Always I think of you
I'll be there for you

って歌にしてくれたから、いつ会えなくなってもkolmeさんたちの心はそばに居てくれると僕は信じることができる。
だから、もっともっと大きなステージに進んでいって欲しいと、改めてそう思いました。


特典会のこともちょっとだけ。
クリスマスなので瑠海さんにプレゼントを持っていったのですが、お渡しした瞬間に、「いっぱい考えてくれたんでしょう?ありがとう!」と言って頂いて、その信頼が嬉しくてたまりませんでした。


正直、クリスマスライブをあまりにも楽しみにしていたので、僕の高まり過ぎた思い込みのせいで、当日がっかりしちゃったら嫌だし申し訳ないな、とも思っていました。
でも、そんなの完全に余計な心配でした。
楽しくて、嬉しくて、幸せで、でもみなさんの涙が胸に痛くて、でもそのために一層、過ぎていってしまう時間が名残惜しくて。
ライブが終わって、配信して頂いたライブのプレイリストを聴きながら最寄駅から家に向かって歩いていたら、終わってしまった喪失感に立っていられなくなり、ベンチに座ってボロボロ泣いてしまいました。
楽しかった、幸せだったと思いながら泣くのって、コドモみたいだなあと思いつつ、そんなことで泣けることをしみじみと嬉しく思いました。ちょっと寒かったですがwでも、切ないのにとてもとても幸せでした。

きっと何年か先の未来、このクリスマスを懐かしく思い出すと思うんです。小さな会場だったけど、おんなじ気持ちの仲間が集って、最高のクリスマスだったよねって。

僕はそう思います。

美味しくないライブに行くしあわせ

■承前
ちょいちょいライブに行ったりする時期を除くと、PerfumeさんのFC発足あたりから、まあ、おたくなんじゃないかなと言う時間を10年以上過ごしてきました。おたくです、と言えるようになったのは、Negiccoさんに撃ち抜かれたあとなんじゃないかなあと思います。
でも、妻もいるし子供もいる僕は、正直そんなに熱心なおたくでもなかったです。
・平日夜のイベントに行けたら行く
・ワンマンじゃないイベントは行かない
・遠征とかしない
・ワンマンであっても休日のヲタ活は月1日まで
という方針で、無理なくヲタ活する主義でした。それでもちゃんと楽しかったし、そのままずーっとぼんやりと、特に目立つところのないオタクとして生きていくのだろうなあと思っていました。

ところが、2017年は僕にとってひどい年でした。仕事でアホほど追い込まれていくつかの案件で爆死し、完全に精神の平衡を欠いていた時期でした。そんなときに、Negiccoさんの14周年のイベント群が始まりました。ちょうどムスメたちの受験も終わって家庭でも需要が低下した時期でもあり、とにかく行けるイベントには片っ端から参加することに決めたのです。

 

そうすると、びっくりするような変化がありました。まあ、ご迷惑になってもアレなので詳細は割愛しますが、ライブも、特典会も、それ以外で遭遇したときにも、すべての体験の濃度が激変したのです。僕側の変化ももちろんあったと思うのですが、メンバーさんたちの反応が大きく変わりました。
この時期のNegiccoさんたちは、人気者です。おたくの人数も半端ではない数のはずです。でも、才能のあるアイドルさんは、特に才能のあるメンバーは、3年以上にわたってぼんやりと通っていたおたくが覚醒したことに、ちゃんと反応してくれるんだということは、新鮮な驚きでした。

 

■美味しくないライブの美味しいところ
おたくにとって美味しくないライブにいくと、こういうことが起こりました。

 

1.推しが自分のおたくたちを探してくれる
登場したときに、視線が会場を走査しているのがわかります。緊張感を漂わせた推しが何かを探している。
それは、僕たちを探しているのです。そんな名誉なことってありますか。

 

2.僕を見つけた推しの表情が変わる
そうして会場を走査していた推しの視線が僕に届いたときに、溢れる笑み。両手でぶんぶん手を振ってくれたり、目を閉じてうなずいてくれたり。
ステージと客席を隔てて、大勢のお客様の中で、僕と推しだけがつながる一瞬。そしてその後、推しの表情が柔らかくなったり、動きが大きくなったり、声に張りが増したりするのです。
僕がいることが推しの力になる。そんな推しを見て僕も昂ぶる。それこそがライブの醍醐味ってもんでしょう。

 

3.推しに頼られる
美味しくないライブでは、おたくと推しは同盟軍です。手を取り合って、静まり返る会場と戦うんです。
おたくのコールやリアクションが必要な場面の直前、推しの視線が飛んでくることがあります。不安げな顔で、それでも笑みを向けてくれる。これはきっと「頼むね」って言われてる。
大好きな人に頼られる。人生においてそれほど昂ぶる瞬間なんて他にありますか。

 

4.そしてそれに応える喜び
そんなとき、もう恥も外聞もありません。全力で行くしかない。いや、恥も外聞もかまってられないけど、ないことはない。恥ずかしいし僕も怖い。
でも、そういう僕に、笑みを向けてくれたり、うなずきかけてくれたりして、推しが励ましてくれる。あきらかに僕の前の客を飛び越えて指さしてくれたり。
客席に埋もれている僕たちとは比べ物にならない緊張感とプレッシャーの中、推しは戦っているというのに。
尊い尊いとしか言えない。

 

5.信頼が蓄積していく
有能な推しは、特典会に行ったときに嬉しかったことを教えてくれます。言うまでもありませんが、1から4は多分に勘違いの部分もあります。あるよなーと自分でも思っています。
だけど、推しが「あのとき〇〇してくれて嬉しかったよ」「○○さんが眼の前にいてくれて安心した」みたいなことを言って、証明してくれることがあります。
また、「あのときはありがとう」って別のライブで話をされたりすることもあるし、サイン会なんかのときに書いてくれたりすることもあります。そういうのを、彼女たちはよく覚えている。
信頼は、蓄積するんです。

ホームなワンマンライブとかでは、なかなかそうはいきません。演者さんとしても、いつもいる顔よりは、新しく来てくれた人を捕まえたいと思うでしょう。
僕もいつもいるおたくがあんまり過剰にレスを欲しがったりするのは営業妨害だよなー、と思うから、なるべく目立たないように見ていようと思うし。
ステージ上と濃密にコミュニケーションが取れないときには、特典会で補完できるようになっているわけだし。ワンマンでは厚めに接触すれば良いのです。

 

■まとめ
結論として何を言いたいのかと言うと、「おたくの愛に、アイドルは信頼で報いてくれる」ということです。
それは、とても幸せな関係だと思います。異性との関係というのは難しくて、相手も自分に好意を持ってくれている前提がないかぎり、一方的な好意というのは暴力に近いものになってしまうこともあるじゃないですか。
でもアイドルの皆さんは、その前提は省いてくれる。お金が発生するのは、まあ仕方ないです。本来プライスレスなものなのだから。経済的にも相手を支えないといけないし。そしてそうなってみると、この形というのは、実は夫婦や親子によく似ています。相手を想って行動しているんだっていうことが相手に伝わると、相手は信頼で返してくれる、というのは同じです。
だからね、アイドルさんといい関係を築けているというのは、概ね結婚してるのといっしょです。結婚の良い部分の大半はそこにあり、もっとめんどくさい部分もたくさんあるから、結婚するより良いとすら言える。
有料じゃねえか、っていう声もあると思いますけど、結婚や親子だってめっちゃくちゃ有料ですからね。月額課金か都度課金かの違いしかありません。
だから、大好きな推しがいる人は、推しが喜ぶことをして、信頼を獲得していくのが幸福への道だと思いますし、そのための近道が「美味しくないライブに行く」ということだと思います。
この人だ、っていう推しが決まったら、全部行くのがやっぱり正しい。僕はそこまで強くなれないけど、現場を選ばないだけでもかなり違う。
おたくなんて、もともと非効率なことしてるんです。効率ゴーホームです。

ガンガンいこうぜ。いらない現場なんてなんてない。

The liarって誰のこと? kolme連続リリース第二弾

■曲の感想
淋しげなイントロに乗ってくるノイズは、降り出した雨の音でしょうか、車が跳ね上げる水しぶきの音でしょうか。
あ、もう時間、とピアノに載せて無造作に始まる香美さんラップ。気だるげな瑠海さんパートにすっと入ってくる美杜さんのクールな声。
Bメロでサスペンス感を盛り上げた後のI want you to tell me you love meのところの浮遊感。足場を蹴ってジャンプした瞬間スーパースローになる場面を見ているかのようです。そしてI can’t hate you,my loveの絶妙なタメ。
そこから、奈落に続く細い一本道を全力疾走するようなスリリングなサビ。トップスピードがそれほど高いわけではないのに、要所での溜めが効いているので非常にスピードとスリルが強調される、スリリングな展開だと思います。

構造的には、Aメロ前とBメロ後にラップパートが配されてるのが、この曲の異形な感じを強めていて、そこも好きです。サビまでに展開が4つある感じになって、J-Pop的な構造が見えにくいのがいいと思います。初めて聴いた時は、その違和感に強く惹かれました。

「飲み干した恋なら」で始まるブリッジ部分の展開もガッと視界がひらける感じでカッコいいです。横羽線からレインボーブリッジ方向に曲がりこんでいくときみたい(大丈夫かお前)。
「二人同じ嘘のはて」のところの瑠海さんの高音もあってテンションがグイッと上がるところで、もう一回I want you to tell me you love meで深く深くかがみ込んだ後、さらに落ちサビで溜める!
ここで裏クラップをさらに煽りつつ一気にトップスピードへ!
とまあ、ジェットコースターみたいな曲だなーと思います。大好きです。

 

■歌詞について
思い合っているのに付き合わない二人、というのは特大の釣り針ですよね…。
僕たちはアイドルとヲタクだから、関係性を壊さないためには付き合うことはできないわけじゃないですか(完全にキマった目で)。
でも好きだからしょうがなく、えーそれって僕/私のことなんじゃないのーと、The liarという「見え透いた罠」に食いつかざるを得ないのです。
いやはや、「The liar」ってアイドルという職業そのもののことなんじゃないの?とか思ってしまいます。

それと、「飲み干した恋ならこのまま捨てれば楽なのに」という歌詞がポイントで、これはWhy not meの

伝えれば消えるなら
伝えないままでいいよ
もういっそ他の誰かにしちゃえば
楽なのに

という歌詞に連結します。Why not meの主人公も、ラストに「なにもない世界で」とまで言い切るくせに、どこか恋に身をまかせることに逡巡している節が見受けられますが、The liarの主人公も同じようなことを言う。
現在の関係性を保つために恋を発展させないと言い切る半面、繰り返される
「I want you to tell me you love me」
が効いていて、言うほど恋に対して自由になれない様子が伺えます。
そりゃそうだ、恋なんて事故みたいなもんで、気がついたらどうしようもなくなってるものなのだから(ガクガク頷きつつ)。

つまり、Hello No Buddyで恋にあこがれていた主人公が、Why not meで好きになっては行けない人を好きになり、その人と思い合いつつも関係性を発展させることに躊躇している、という連続性があるのです。Hello No Buddy三部作なのです(まだ言ってる)。来月リリースの曲のテーマがますます気になってまいります。きっと四部作です(うるさい)。

さらに邪推すれば、Confessionも男性に告白させようとする女性の歌ですが、
「I want you to tell me you love me」
がハブになってここともつながりを感じます。曲解説では「曲に合わせて強めの女性を描きたかった」とか言ってましたが、こうなってくるとどうも怪しい。これは単に美杜さんの本音または憧れなのではないかという気がします。
お互いに無関心を装いつつ、どっちがどのくらい惚れてるのかのチキンレースをするような関係性に惹かれるタイプなんじゃないかと…。
(僕みたいにしゅきしゅき言ってる人は対象になれなさそうですw)

 

■まとめ
癖になる展開、ひねくれたテーマ。なんというか、天才・富永美杜さんが次の段階を切り開くキーポイントになりそうな曲だと思います。
配信が始まった夜、テンションが上って意味もなくドライブしながらカーステレオで聴いていると、周りの車とカーチェイスしている気分になる大変ヤバい作用がありました。用法用量をまもってご使用ください。

 

Hello No Buddy-Yunomi remix

■曲の感想
いやしかし、これまたすごいの来ましたね。別の曲度でいうと、これが一番かもしれないです。
大団円感、というか、映画のエンドロール感があって、僕の妄想の中では、背後の大爆発に目もくれず歩みさるkolmeのお三方の脇でスタッフロールが流れております。
原曲では、天才・富永美杜先生が「かすかな希望をこめた」と仰っておられましたが、その希望側にフォーカスされるとこうなる、というような。Yunomiさんからのエールなのかも知れません。
また、アウトロのWhatever感も、どんなふうにだってなれる!なれるよ!って言う感じが一層盛り上がります。
ひょっとして、これがHello No Buddy三部作(まだ言ってる)のエンディングテーマで、来月の配信曲はまったくの新展開だったり…

 

来月もまた新しいHello No Buddyを聞くことができたりするのでしょうかひょっとして。これでさまざまなミュージシャンの皆様とのご縁が広がるといいなあと思います。

君とここからスタート Ultra kolme SENDAI

楽しかった高崎でのフェスイベントが終わって、今日見たグループのことを思い出していました。ニヤニヤしながら在来線に揺られていると、秋元瑠海さんから生メールが届きました。 仙台ワンマンを明日に控えて、今移動していること、僕たちの応援に感謝していること、ハロウィンイベントで着たコスチュームをまた着ることが書かれていて、僕の頭の中は、わかりやすく猫耳でいっぱいになりました。あのかわいいkolmeさんたちに、瑠海さんにまた会えるのか!という思いでいっぱいになりました。自分がどんな顔していたか、想像すると頭を抱えるレベルです。夜の高崎線上り電車がガラガラで本当に良かった。


先週の土曜日がワンマン、月曜日にスベル兄弟でチェキ生写真を頂いて、水曜日がshowroom、木曜日にラジオ、金曜日に楽曲試聴会、そして土曜日に高崎と、ほぼ毎日kolmeさんの何かがあって、そして日曜日のワンマンです。それはね、浮かれても仕方なくないですか。この日も新幹線移動中から、仲間とtwitterで軽口を叩きあっていて、最高にニヤニヤしていました。
会場入りして皆さんに会うとますます嬉しくて。開演前まで衣装の話をしたりして、最高に浮かれておりました。

 

■Trial kolme SENDAI (hometown)


だから、入場時にSETAGAYA(Rumbさんのピアノによる入場曲)が鳴った時に、「キャッツアイじゃないんだ(苦笑)」となってしまったのは、自嘲なのです。苦情じゃないですからね!この日のkolmeさんは、いわゆる牛(と香美さんが言っていた)衣装。kolmeさんが最近よく着用してる衣装で、シンプルかつかっこいいこの衣装で、confessionとI’m aloneを歌い、仙台でのワンマンの幕が上がります。 自己紹介での息が合わず、何度かやり直すなど、地元でリラックスした様子が伺えます。
る「kolmeのワンマン、初めてだよってひとー!」 (ちらほら手が上がる)
る「わー、こっち(下手)女の子!嬉しい!ありがとう!あ、こっち(上手)にも!今日はどういうきっかけで?」
お客様 (隣の人となにやらやりとり)
る「ちょっとなんかいちゃいちゃしてるみたいになってるんですけどw 言ってよー、そっちが言ってよー、みたいな。お友達同士で、ありがとうございます。その後ろ、赤いパーカーの彼は?」
お客様「ジャズフェスで見たのがきっかけです」
み「出てよかった!!ありがとう!!」
こ「嬉しい!」
る「今日は今年最後の仙台でのワンマン、ということで、みなさん最後まで楽しんでいってください!」


というところで、Trialではお馴染みになりつつある企画のコーナーが始まります。スタッフさんが質問を書いた紙をボックスから引いて、お三方がそれに答えるコーナーです。 (予定していた抽選ボックスが入手できず、ダンボールを見苦しくないよう前面だけテープで加工した「手作りボックス」でした。最初香美さんが持っていたのですが、細かい事を気にしない香美さんがしばしばダンボール面を客席に向けてしまうため、途中で美杜さんに交代しました)


最初の質問:(三人に)仕事で行きたいところは?
こ「仕事で…?仕事でしょ…?やっぱロスかな」
み「ロス・アンジェルス?」
こ「そう、LA。音楽が集まる場所って感じでしょ」
み「私美杜は…、そう、私たち、Kで始まるkolmeに改名したんですよ」
こ「このタイミング?w」
み「ごめん、まだ仙台で報告してなかった…。こんな感じでアレなんだけど、改名したんですよ。」
る「kolme(コルメ)ってフィンランドの言葉で3つ、っていう意味で」
こ「そう、運命だと思った」
る「ジャパンエキスポでフランスに行ったときに、意図しない形で伝わることがある、っていうのがわかって、変えよう!っていう時にこの名前に出会って。」
み「そう、だから、フィンランドに行きたい。今は何の予定もないけど、言霊ってあるから」
る「言っていきましょう。私はねえ…南の方に行きたい。南の島に。」
こ「島、ね!でも、それって仕事?w」
る「全てを忘れて行きたいw いや、でも真面目な話をすると、北海道に行きたい。プライベートで行ったことはあるけど、仕事ではないんですよ。東北出身なのに。だから、絶対行きたいです。リリースイベントとかね。てことで、次行きますか?」

二番目の質問:(三人に)仙台のいいところを教えてください。
る「じゃ、香美ちゃんどうですか?」
こ「わかった。昨日も、群馬から車で仙台に5時間くらいかけて帰ってきて」
み「香美ちゃんのお家は私たちとちょっと方向が違うから、先にそっちに行くんだよね」
こ「で、クルマから降りたら、星がすっごく綺麗で」
る「わかる。東京だとほとんど見えないよね」
こ「見えない。」
る「やっぱり働く街だから。夜景は綺麗なんだけど、星はほとんど見えないよね」
み「空が明るいからじゃない?」
る「みんな夜遅くまで働いてるしね」
こ「そう、だから、仙台の星空は綺麗だな、って思った。」
る「いい答え!じゃあ美杜さん」
み「私はやっぱり美杜っていう名前だから。美しい杜の都ってことで」
(客席:おおー! 拍手)
み「あ、それとね、あんまり「みもりさん」っていう人がいなくて。だから、みも!ってよばれたら「ふぁ?」ってすぐに反応できるの。便利。」
こ「それ仙台のいいところじゃないよねw」
る「私はね…活動が落ち着いたら、仙台に住みたい。なんか、いろいろちょうど良くない?」
こ「るーちゃんはさ、福岡行ったら福岡住みたい、岡山行ったら「岡山いいな、住みたい」っていうし、宮崎行った時も…w」
る「そうなんだけど、実家が好き過ぎてw。もう、ずっと実家に住みたい」
み「お母さーん、大変ですよー!出て行かないそうですよー」

三番目の質問:(美杜さんに)姪っ子ちゃんと行きたい場所は?
み「え、これ?これが締めなの?じゃあ、仮に、最後の質問ね。あのね、私、いろんなところにいって、美味しいものいっぱい食べるでしょ?姪っ子ちゃんを連れて行って、それを全部食べさせたい。お姉さんはね、こういういいものを食べてるんだよって」
る「動画で見せてくれるけど、ほんとにかわいいよね」
み「今度二人にも会わせるね。今日はおねむだったんだって。あ、でも、なんかこうみんが好きみたい。クルマとか見ると、「こうみん!」って言ってる」
こ「おおw」
る「それさー、絶対みもが私のこといろいろいってるからでしょう!!」
み「(惚けた顔で)まだ2歳だし。相談はできないから。私が一方的に話すことはできるけどw」
る「でも、そうやって一緒にいると似てきたりとかない?」
み「あ!でも最近みんなに「美杜2号」って言われてる」
る・こ・会場「ああー…」
み「ちょっと!何「ああー…」って!」
る「じゃあ、最後にみんなで答えるやつやって終わろうか。じゃあ、これ…、これはダメだ。次の」
こ「ボックスの意味なくない?w」
る「お!これだ!これでどう?」
み「…ふんふん、いいんじゃない?」

最後の質問:(三人に)一番苦労した曲は?
こ「私はねー。テンションかなー。高い時はどんどん行けるんだけど、低い時はダメだよね。無理にアゲようとしてもダメじゃない?だから、そういう時は待つしかないよね。」
る「香美ちゃんはわかりやすいんです。朝、身支度するときに音楽を聴きながらするタイプで。」
み「こないだ、朝からもうアゲ!って感じの曲でノリノリだったのに、その次の朝、ものすっごく暗い曲が聴こえてきてw いやそれでもね、香美ちゃんは比較的安定してるんです。安定してないのはこの人でしょw 」
る「安定してないってことはなくない?」
み「るうなさんは、うまくいかないと自分に怒ってるでしょ?」
る「そう。今までは、みもが私に合わせてくれてたんですよ」
み「わたしが、るうなさんの得意なゾーンはここらへん、ってやってたんだけど、ずっとそれだと成長がないから。」
る「…うん、わかってる。がんばるよ。みもりさんは?」
み「私かあ…。あ、でも、いろいろ考えて曲とかつくるじゃない?で、それを二人に聴いてもらった時に、「ここ好きじゃない」とか「ここちょっと」とか言われて。大事なことだよ、大事なことなんだけど、ここはこういう意図があるから変えたくない、とか説明がなかなかうまく伝わらないのが辛いかな…」
大変クリエイターらしいお話でコーナーが締まり、ここから中盤に。


仙台ではまだ、プレイリストアルバムの曲を紹介するワンマンをやっていなかった、とのことで、Please callmeの曲をやっていく旨がここで明かされました。 まずは、私の恋愛についての思いを込めた曲、という紹介でHello No Buddy。そして、次はプレイリストアルバム通りの曲順でPreciousでしたが、これが素晴らしかったです。仙台の星空の話があったり、VJがなかったり、普段と違う状況の中、香美さんの情感たっぷりの乗り、アドリブを交えたPreciousは、直前のHello No Buddyとのコントラストもあって、特に心にしみる一曲でした。全体にステージ後方からの照明がキツめだったのですが、光を身にまとった香美さんがセンターで英語ラップする姿は、見惚れるしかなないものがありました。
続いて、In my dream chocoholic Remix。以前見た時よりも、時間軸がぐにゃんぐにゃん変化するような緩急自在の表現が解りやすく伝わった気がして、皆さんの技術的な向上によるものなのかな、と思いました。見ていて幽玄、という言葉が浮かんできて、なかなかライブを見ている時には湧かない感覚だな、と思いました。


そして、ライブは早くも後半戦に。
み「ここからは皆さんと、歌って、踊って、盛り上がって行きたいと思います!香美ちゃんよろしく」
こ「あ、私なのねw 皆さん、盛り上がる準備はできてますか!」
会場「うううぉー!!」

こ「…私、うううぉー↑っていうのあんまり好きじゃないの。最初からテンション高く!盛り上がる準備出来てますか!」
会場「Yeah!」
こ「できてますか!」
会場「Yeah!」
み「Way I am!」
そして、ここから、My affection!!やっぱりね、My affection来ると滾らずにはいられない瑠海推し。楽しかった、これで昼の部も終了…と思っていると…。

 

る「最後の一曲はなにを歌おうかって、みんなで悩んだんですけど…。ちょっとコアな感じになっちゃうかもしれないんですが、私たちの二年間が詰まっている曲を…」
It’s own way!!It’s own wayですよ!!

Why not meやらなくていいんですか?リリースしたばかりの新曲ですよ?

でも、考えてみれば、Please callmeの内容を伝えるライブなら、至極当然の選択でもあります。地元のファンにきちんとスジを通したい、という彼女たちの気持ちが伝わります。とは言え、仙台でもリリースイベントはやっていたし、ここでこの曲が来るというのには、完全に不意を突かれました。

東京での彼女たちの苦闘を伝えるこの曲を、仙台で聴く意味とは。

そして、仙台でTrial kolmeをやる意味とは。

はたと思い出したのは、東京での最初のTrial callmeでも、最後はIt’s own wayだったことです。 仙台でも初めての人に来て欲しい、そして、その人たちに自分たちを丸ごとぶつけたい、というメッセージに、迂闊な僕はここでようやく気がつきました。

そう思うと、ステージでコスプレしない意味、サービス精神満載な長めのMCの意味が地元でリラックスしてたわけではなくて、大事な地元にむけた真剣さに根ざしたものに思えてきました。 そして、いつでも熱いIt’s own wayは、そう思って聴くとなおさら熱い。大サビにさしかかるころには、完全に我を忘れて音楽にのめり込んでいました。客席中央付近にいた僕は、「この場所から」の指差すふりつけのところで、センターにいる美杜さんと正面から目が合います。美杜さんの眼差しから、「一緒に行こう」(完全な妄想)というメッセージを突き刺された時に、昼の部のライブが終わりました。

 

昼の部の特典会は、ライブ中の衣装で行われました。特典会待ちの間、スタッフさんを囲んで、It’s own wayが以下にすごい曲か、というのをみんなで語り合いました。

 

 

■Ultra kolme SENDAI(comeback)
中間でホテルにチェックインするために仙台の街を歩いている間も、昼の部の余韻が消えません。この夕暮れの街を、瑠海さんは歩いていたのかな、とか考えてしまうとたまらなくなって、ふらふらと歩き回ってしまいました。

 

夜の部の入場曲はInterlude1。入場してきたkolmeさんたちはチャップリンのコスチュームでした。もう昼の部で、彼女たちの本気さが伝わっているので、これから極上のショウが始まるんだ、と期待が高まります。

で、一曲目がBringなんですよ!男装でカッコいい曲をやるのかという思い込みを裏切って始まる天使的なメロディにクラップも忘れて見入ってしまいました。そして1曲目Bringは、パリと同じ。君の元に会いにきたよ、会いたかったよ、という地元へのメッセージなんだなと胸が熱くなります。 そしてOne time。今まさに、この一瞬を全力疾走している彼女たちが歌うこの曲、しかも、凛々しい男装のOne time。その果敢さ、一途さに早くも涙が滲みます。夜の部の始まりでもあるし、昼の部からの連続感もあり、なんかもう二曲しかやってないのに完全に掴まれてしまいました。

来場者への挨拶を挟んで、
み「私たちの始まりの曲です」
こ、ここでTo shineは沁みる…。過去何度かOne time→To shineというセトリは耳にしたことありますが、悪かったことがない。今を生きる歌と、やるぞ!っていう決意を宣言する歌は、繋がっているんですよね。また、瑠海さんがニコニコと会場後方に手を振る場面も多く、ご家族や地元の関係者の方が来られているんだな、始まりの土地で始まりの歌を聴いているんだな、と思いました。 続いてFalling for you。現在のkolme曲の源流に近い曲。 Real love、Confessionと男装がぴったりの曲を畳み掛けるセクションは、今現在のkolmeの完成度を誇示するように見えました。


そして、ここでMC。
る「地元に帰ってきたんですけど、今回はお休みがないんですよ」
こ「でも、明日ラジオまでなにもないでしょ。8時(20時まで)」
み「8時半だよ。るうなさんなにするの?」
る「ぷりんと遊ぶ」
こ「NetFlix見る」
み「私は姪っ子ちゃんと遊びたいんだけど…保育園に行っちゃうんだよね…」
こ「一緒に行っちゃえばいいじゃん」
る「精神年齢近いしね」
み「ちょっと!」
こ「よく動画とか見せてくれるよね」
る「かわいいよねえ。私もよくぷりんの動画とか見せるけど、あんまり反応してくれないの」
み「ぶーちゃん?」
る「ぷりんです」
み「わたしはぶーちゃんだから。だってさ、いまいち違いがわかんないんだよね」
こ「わかる。毎回一緒」
る「違うよ!」
み「最初はね、私達もかわいいね!って見てたの。で、いつもボールで遊んでるところとか見せてくれるんだけど、違いがわからないw」
る「いろいろちがうんです。ボールへの反応が早かったとか、走っていく速さの違いとか」
その流れで早坂家、富永家、秋元家の情報をお話するコーナー!
る「どうですか、早坂家は」
こ「うちは平和だよー。そうだ、私、中学生の時、平日家にいることがたまにあって。どういうわけかはアレなんだけどwまあたまにそういうことがあって。で、昼になるとお父さんが帰ってきて、必ずカップラーメンを作ってくれるの」
る「香美ちゃんちのパパはあんまりお料理とかしないの?」
こ「そうじゃないんだけど、とにかく時間がないからさ。で、こないだ久しぶりにそういう状況になって、懐かしかった」
み「ああ、まあ、いい話だね」
こ「でね、私が「キャリー欲しいんだー」って言ってたら、楽天とか見出して、「香美、どれがいいんだ?」とか言ってきてくれて」
み「いいないいなー!私もキャリー欲しい!」
る「私もURL送っとくから」
こ「ちょっとw」
る「でもこうみちゃんちはほんと仲いいよね」
み「うちだって仲いいよ?」
こ「でもみんなのところは、うるさそうw」
み「あー、待って待って、わたし香美ちゃんのママの真似できるかも。車に迎えに来たところね。(中腰になって)あー、いつもほんとにおせわになっておりますー、みもちゃん、るーちゃん、いつもありがとう」
る「私達に言ってくれるんだよねw で香美ちゃんのパパは、こうほんとに温厚、って感じで、全身から「香美、おかえり」ってにじみ出てる感じ」
み「そう言えばお兄ちゃんは?!」

(香美さんのお兄さんはイケメンとしてメンバーの人気を集めていますが、圧倒的な香美推しとして諦められてもいます。)
こ「結構showroomとか見てるよ。「今週showroomないの?」とかきいてくる。まあ、毎週あると思ってる時点であんまり熱心に見てはいないんだけど。あ、こないだ、「みもちゃん、みもちゃん」って言ってた。」
み「(嬉しそう)ほんとに?」
る「(ショック、という顔)…足りなくないですか、って言っといて。足りなくないですか、って。はい、じゃ富永家は?」
み「わたしのおばあちゃんほんと優しくて大好きなんだけど」
こ「みもばあ優しいよね!!」
み「私、おばあちゃんの携帯に、kolmeのintagramとかtwitterとかのアカウントを見られるように設定してあげたのね。おばあちゃん携帯使いこなしてるわけじゃないからkolme専用みたいになってるんだけど。で、こないだ新しいアー写がでたじゃない?それを見てこうみんのこと、ミロのヴィーナスって言ってた」
こ「お!(ミロのヴィーナスのポーズを真似る)」
み「(おばあちゃんのものまね)みもちゃんは、クレオパトラだね」
る「wwクレオパトラ?私は?」
み「(おばあちゃんのものまね)るーちゃんは、楊貴妃だねー」
る「ようきひ?誰?」
み「世界三大美人でしょ」
こ「おいw」

↑世界三大美人および美の女神が共演するアー写はこちら


み「ヴィーナスだっていいじゃん。はい、じゃ秋元家。こないだぶーちゃんと寝たとか言ってたね」
る「ぷりんとも一緒に寝るし、ママとも一緒に寝たー。でね、私喉がすぐかすれちゃうから、寝る前にのどぬーるスプレーをしてるんだけど、スプレーするとしゃべれないのよ」
こ「え?喋れないってどういうこと?」
る「成分を喉にためとこうと思って。」
こ「そんな使い方だっけ?」
る「で、その状態で「あはほふはふ」とかママにしゃべるんだけど、「うんまだ寝てない」とかちゃんと通じるの」
こ「スプレーしたんだから寝れば?w」
る「だってしゃべりたくなっちゃうんだもんw で、こないだママから「るーちゃんが帰ったのでゆっくり眠れます」ってLINEが来た。で、「すぐ3日後に帰るから」って返したら、「ギャーッ」って顔のスタンプが帰ってきたw」


御三家の情報コーナーがおわり、再び曲に戻ります。
る「じゃあここで、久しぶりの曲をやります。三年ぶりかな?」
客席(三年?とざわめく)
み「だってこれがNew01(kolmeのオリジナル曲はすべて採番されています)だからね。今はNew97だっけ。共作は200番代とかあるんだけど、New01はこれだから。To Shineが01だと思ってたでしょ。違うんだなー」
る「振り付けもゆっくりでね。スロームーブっていうのがあって、ConfessionのStay with youのところでゆっくり歩く動きみたいなやつなんだけど、それみたいな感じで、この動き何拍やるんだ、ってくらいずっとやってて。」
み「まあ、当時はそれしかできなかったんだけどね」
る「では、聴いてください。Memories」
め、Memories?!
最初のライブビデオにしか入っていないこの曲。過去に別れを告げ、新しい夢に挑むときの心の揺れを歌った歌詞が、仙台で歌われることの意味が胸に沁みます。三人がゆっくりとにこやかに手を振りながら左右に歩く振り付けも、夢に向かって歩み始める彼女たちの姿と重なって涙腺がどうにも…。ずっとやらなかった曲をわざわざやるということは、それだけの必然性があるということですよね、と思っていると…。
アコギのイントロが…これは、I never know tomorrowじゃないですか…。心の拠り所である故郷での一時休止を終えて、戦いの土地に赴く彼女たちの心境を歌ったこの歌が、memoriesの余韻と共振して、強く響きます。My favorite place is only one。彼女たちの決意の悲壮さに胸がつまります。
そこに優しく包むようなピアノイントロ…。You’ll be fine…。もうダメ、もうダメっす。なんという癒やし。そして強さ。僕は、この強く、気高く、優しいグループが大好きだ、と思いました。恋人の胸に抱かれてぐすぐす泣いているときのような心地よさ。この時点で圧倒されていました。

そりゃね、この状況で「盛り上がる準備はできてますか!」って言われても、できてないです。できてるわけがない。
み「みんなまったりしちゃってたからね。まったりパートだったから」
こんなまったりないよ!こっちはねえ、もう、ぐっちゃぐちゃなんですよ!
しかし容赦なくライブは続きます。ここでWay I amなんですよ?これはさ、あれですよ、ヒーロー/ヒロイン物の変身シーンですよ。何回見ても最高にかっこいいやつ。僕たちのヒロインは最強だって、心の底から思ってしまうやつ。

 

どんなに困難でも関係ない
それって最高に楽しいじゃない?
(例によっていい加減な和訳)

 

ってラップをカマしながら瑠海さんと美杜さんのセンターを割って出てくる香美さんのカッコよさがもうね!!
この流れだと、You don’t know meの小悪魔ぶりがおっそろしく可愛らしく感じますし、そこからのIn my dreamとかもうたまらんすね。一部で見たRemixもよかったんですが、原曲の静寂と熱狂のバランスというのは秀逸なんです。激しく煽られた後、アウトロでは無音をじっくり聞かされる、ズシッとくるかっこよさ。
そこで、お三方がタオルを手に持つじゃありませんか。 Run Run Run!!わーんわーん(イントロで号泣するバカ)。同じ速度で走り出そう、君とここからスタートですよ。一人だけじゃできないことはあっても、ふりかえればほらみんながいるよ、ですよ。なんという雄弁なセットリスト。ここ、仙台から、もう一回スタートすると彼女たちは言っているのです。言っているのです(完全にキマった目で)。
そしてトドメの一撃 Step by step。そう、一歩づつ行くんです。きっと雨の後の虹がこの先を照らして、道標になるんです。喉も裂けよとシンガロング。最高。

る「みなさん、今日は今年最後の仙台でのワンマンに来ていただいてありがとうございます。」
こ「kolmeはじめて、今年が一番早かった気がする」
る「そうだね…。今年はフランスのジャパンエキスポに行ったり、いろいろやらせてもらったから。でも、やっと、やっと、私達の夢の実現が少しだけ見えた気がする。…今まではほんっとに見えなかったから(苦笑)」
こ「…見えなかったね」
る「東京で頑張るぞ、って出ていって、挫折を味わって、でもようやく元のところまで戻ってきた感じで。今日の裏テーマは「home town」と「Come back」だったんだよね。そういう意味でもcome backで。でも、ここまでやってこれたのも、ほんと、自分を信じてたからだと思う(苦笑気味に)。自分を信じるしかなかった。」
み「そうだね…」
る「小学校のときにこの仕事をはじめて、それから一緒にやるようになって、もう10年経つんだよ?」
こ「…10年かあ」
る「みもとね、この前グランディにいってB’zさんのライブを見たんだけど。すごいんですよ、グランディってちょっと街から離れたところにあって、駅があるんだけど、ライブのときには電車が増えるの。「本日はライブの開催のため臨時電車を運転しております」って。普段はほとんど人がいないのに。すごいよね。まだまだなんですけど、いつかここでライブしたいって思った。だから、地元で人気者になりたい。これは切実に。だから、今日はジャズフェスを見てこのライブを見に来てくれた人がいて、ほんとに嬉しかったです。」

いろんなものを見ていて思うけど、特に仙台がどうとかではなく、一般的に地元というのは、思うほど地元出身のアーティストに優しくないものです。知り合いや友達親戚は別にして、結局、他の土地(東京とか、海外とか)で認められないと、冷淡な反応しか帰ってこないことが多い。でも、そういう気持ちがあるなら、地元での現場を積み重ねて、少しづつ地元ファンの気持ちを掴んでいくしかないのだと思います。そして、海外や東京で認められたときに、その時騒ぎ始める人達に、地元で支援してきた人たちが「遅いよ。あの時ならまだ間に合ったのに」と、誇らしく思えるようになるといいなと思います。

る「次の曲が、最後の曲になります」
会場「(全力で)えええー!!」
る「聴いてください」
Why not meですよね?これまでの経緯や決意を踏まえて、最新曲で終わる。いい流れじゃないですか。
る「Prayer
…まさかの…ぷれ…いやー…。
でも、確かに仙台でのライブをしめくくるには、これしかない一曲という気もします。傷つき、疲れていたけど、もう大丈夫だから、と歌う曲。ご両親や地元ファンの前で、あなたの愛をもらって笑顔でいると語りかける瑠海さん。僕は、callme(当時)を初めて見たときから、この人達と会って話せる期間はそんなに長くないと思っています。こんな人達がいつまでも身近でいてくれるはずがない。きっとすぐに多くの人に求められて、大きな舞台でスポットライトを浴びる日が来る。だからそれまでの短い日々を全力で楽しもう、とそう思ってきました。だから、

 

もし、私が遠くに行ってしまっても
いつもあなたを想っているよ
心はそばにいるからね
(例によっていい加減な和訳)

 

という歌詞が本当にたまらない。左側のMさんはタオルで顔をごしごし拭っているし、右側のJさんは何度も何度もすすりあげていて、客席は全滅の様相を呈していました。JUNKBOXが泣いた。
しみじみとした余韻を残し、この日のライブが終わりました。客電がつくと、泣きはらした顔をとりつくろいながら、この日のステージを思い返しました。忘れずに覚えておこう、強く、そう思いました。

夜の部の特典会は、ハットあり、ひげなしのチャップリン衣装でした。ひさしぶりに時間に余裕のある特典会だったので、瑠海さんに個人サインをいっぱい貰えて嬉しかったです。

 

■エピローグ
特典会が終わって地上に上がると、もうじき冬を迎える杜の都には小雨がぱらついていました。
kolmeの再出発を祝って、ふるさとの街が泣いているに違いない、と僕は思いました。なんだかとても厳粛な気持ちになって、優しかった瑠海さんとの会話を何度も反芻しながら、夜道をふらふらと歩き回りました。
瑠海さんの育った街だと思うと、湿気を帯びた柔らかい空気も、街の雑踏も、何もかもが慕わしく思えます。夜の街に降る雨もどこか暖かく感じます。アーケードのベンチに座ったり、スカイウォークから街を見下ろしたりする間、ずっとkolmeの曲を聴きながら、お三方の未来に思いを馳せて過ごしました。

改名を機に、新しいスタートを切る決意を示してくれたkolmeさんたち。ここからどんな未来を見せてくれるのか楽しみだし、並走できるおたくでありたいものだと、改めて思います。


■おまけ:るうなさんとPerfume
このときの特典会での会話で、「グランディでぐるんぐるんも見たよ」というお話を聞けたので、突撃電話取材を試みました(単にkolme会を買っただけです)。Perfumeとkolmeが両方好きな方には楽しんで頂けるんじゃないかと思うので、以下本誌独占インタビュー(単なるkolme会の文字起こし)をお送り致します。

ま「(着信)もしもしー」
る「どうもー、瑠海ですー」
ま「まっこい86ですー」
る「まっこいさーん!お元気でした?」
ま「はい、お蔭様で。仙台でのライブがめちゃめちゃよくて」
る「お!ありがとうございますー、ねー、まっこいさん来てくれて」
ま「来られなかった人もいっぱいいると思うのでblog書いてるんですけど、やたら長くなって…。だいたい一万五千字くらいになりそうで…」
る「いちまん、ごせん…?」
ま「あの良さを上手に書けなくて困ってます」
る「上手じゃなくていいんです!気持ちよ気持ち」
ま「(瑠海さん、そんなこと言っちゃっていいんですか、気持ち悪いのが行きますよ)ありがとうございます。頑張ります。でね、ぐるんぐるんに行った話聞かせて頂いたじゃないですか。あれもっと聞きたいです。ぐるんぐるんって2014年ですよね。」
る「あー、かなw …そう、私髪長かった!」
ま「メンバーの方といったりした感じですか?」
る「ううん、お友達と。宮城には1年に1回くらいしか来ないじゃない?だから、ここだ!って」
ま「あー、そうですね、Perfumeさんそんなにライブないですしね。で、どうでした?」
る「生きてた!ほんとにいるんだ!ってなった!わたしあ〜ちゃんが好きで!あ〜ちゃんほんと綺麗!」
ま「おー!僕もあ〜ちゃん推しです!」
る「アリーナの、ステージ横だったけど最前だったの!!」
ま「うおおなんすかそれ!よかったですね!!」
る「横から見てかしゆかさん身体うっす!華奢!!のっちさん脚ほっそ!!ってなって!」
ま「ちょっと待って僕から見たら瑠海さんもそっち側ですよ?」
る「いーやいやいやぜんっぜんですよ」
ま「そんなことないんだけどなあ…。一曲目cling clingでしたよね。あのツアーは、美術も凄かったですよね」
る「そう!すごかった!cling clingでわーってなって!!あとね、Seventh Heavenやったの!」
ま「あ!そうでしたっけ。七天そんなにやらないですよね。よかったですね!」
る「わたし大好きなのSeventh Heaven。もう踊りまくって」
ま「うおお瑠海さんが最前でフリコピですか!!やったっすか!(お金払って見たい…そんなの見たら身体の力が抜けて天国に行ってしまう)」
る「やりますよ!あとDISPLAYとか!わたし好き!」
ま「前傾姿勢とか、もうあんまり見れないですもんね。」
る「あー、恋は前傾姿勢かわいい!!」
ま「その他にも会場でPerfumeさん見たことあります?」
る「ううん、その前はない。なかなかチャンスがなくて。…あ、っていうところでまっこいさん、時間になっちゃった。わたしばっかり話しちゃってごめんね」
ま「とんでもない、僕が聞きたかったので。いっぱい話してもらえて嬉しかったです。」
る「ありがと。今度直接Perfumeさんのお話ししようね」
ま「是非是非。次はラジオと…フィロのスさんのやつ行きます」
る「待ってる。またね、まっこいさん
ま「ありがとうございます。ではまた」
る「お仕事忙しいと思うけど、身体気をつけてね。おやすみなさい」
ま「ありがとうございます。おやすみなさい。失礼致します」

 

すっごく楽しそうな瑠海さんが最高にかわいかったれす。しゅきしゅき(取材とか言ってたのはどこ行った)。

そんなkolmeさんの最新曲、仙台でやらなかったWhy not meをよろしくお願い致します!!

Why not me妄想

3ヶ月連続の配信リリースとなるkolmeの配信シングル「Why not me」がリリースされました!めでたい!本作は、天才・富永美杜さんのさらなる成長が見て取れるのではないかなあ、と思ったりもいたしますので、曲を聴いた感想や妄想を書き連ねたいと思います!

■Why not me


kolme / Why not me - Lyric Video

www.uta-net.com
まず、Why not meというタイトルのどうしようもない切なさです。いや、これ、もちろん恋愛曲ですよ。そうなんですけど、恋愛経験豊富とは思えないkolmeさんたちにしては、異様に生々しくないですか。 でもこれ、アイドルとファンの関係に置き換えると、わりと容易に理解できる気がしています。離れていったファンとか、対バンで長くならない特典会列とか、メンバー間でも列の長い人とそうでないひととか、自分が選ばれない体験をする機会はいっぱいあるわけで…。これまでも、恋愛曲の体で指針表明する曲とかはあったわけで、それを応用している気がします。

で、テーマなんですけど、これが非常にJ-POP的な手口に熟達されてきた感じがあります。あえて言い切らないことで、いろんな人が個人の思いを乗せやすくなる、という例の手口です。
「好きになってはいけない人」というのは、実にいろんな解釈が可能です(まあ、実際には香美さんのラップで「他に好きな人がいるのは知ってるの」という歌詞があるんですが、英語なのと速いので、そんなに意識されなさそうです)。
例えば自分を例にとって頭のおかしいことを書くと、
・結婚している
・子供がいる
・グループのファンである
・親友に夢中である
とか、好きになっちゃいけない理由はいっぱいひねり出せるわけです。あーすみませんすみません、好きになるわけねーだろ!ですよね、わかってますわかってます。でも、こういう風に楽しむように作られてる曲でしょ?皆さんだってそうやって楽しんでるでしょ?

特に三番目のやつが強力で、kolmeさんたちがアイドルである限り、僕たちにとっても、kolmeさんたちにとっても全員がもれなく「好きになってはいけない相手」(アイドルとして、じゃないですよ、恋愛対象としてガチで、っていう意味です)なので、ほとんどの人の気持ちにちょっとした波紋を起こすテーマなんじゃないかと思います。

 

曲としても、いろんな音や効果が重なり合ってどんどん盛り上がっていきますし、歌詞も最後の一行がすごく効いていると僕は思っていて、その内容に気持がしん、となるのとアウトロの感じがよく合っていて、最後の最後まで気の抜けない曲だと思います。

 

そして、ここからは妄想の度合いが酷くなるので(さらに酷くなるのかよ)呆れながら読んで欲しいのですが、Why not meはHello No Buddyの続編なんじゃないかと思うんですよ!

Why not meがHello No Buddyの続編だという根拠は、

・アコギとシンセで展開される序盤
→寂しげに爪弾くHello No Buddy、華やいでかき鳴らすWhy not me(恋を知ってしまったから)
・知らないままがよかったの?
→元の状態は、恋を知らない状態(Hello No Buddy)
・戻らない、戻りたい
→戻り先は、恋を知らない状態(Hello No Buddy)

 

「どうして ねえ どうして 君といたい Why not me」の部分なんですが、

・どうして(私じゃないの?)君といたい

・どうして(こんなに)君といたい

の二通りの解釈が可能で、後者の解釈をすると初めて恋を知った感覚が強調されると思います。(多分前者だと思いますけど。)

 

ね、なんかそんな気してきません?しないですか、そうですか(でもまだこの流れ続きますすみません) 。ここからさらに暴走しますが、ということになると、これは初恋の歌でもあるわけです。例によって一番言いたいことは英語部分にあるに違いないということで、香美さんのラップ部分を和訳します。

 

この人とは絶対にうまくいかない
胸が痛い、胸が痛い
だって彼には好きな人がいるんだもの
出口がないよ
深い海の中を漂っているみたい

 

全く興味ない君が気になってカウントダウンが始まり、助走つけて走り出してしまう方の初恋ソングとはえらい違いですよね!瑠海さんと美杜さんの個性の違いがはっきり出ていて面白いです。 (ついでに言うと、香美さんはいきなり両思いで完全にお互い惚れ込んでる感じ(Precious)なので、なんというか、格の違いを感じます。)

それで、このあと後2曲出るじゃないですか。月間リリースで。これについて妄想を更に広げると、
・恋を知らない状態(Hello No Buddy)
・好きになっちゃいけない相手に夢中(Why not me)
・11月リリース曲
この人かもしれない、可愛い感じの曲 (妄想による勝手な予想
・12月リリース曲
明日はクリスマスなのにお別れなの?的な曲。タイトルはHello No Buddy Again。(妄想による勝手な予想

で、最後の曲は、12/23のワンマンで披露され、恋を知らぬ女の子の物語が一旦完結する、という流れなんじゃないかと…。ハッピーエンドじゃなくて、会場の僕たちがうんうん、やっぱkolmeの曲はそうなるよね、としみじみと涙を流す、みたいな流れ。

以上妄想です!当たってたらどうしよう(要らぬ心配)。

 

■Hello No Buddy DÉ DÉ MOUSE Remix

いやーこれびっくりしますよね。なにがびっくりするって、アコギやシンセで繰り返し演奏されてるHello No Buddyの主題が一回も鳴らないんですよ?あの「てれててれてててれててっ」ってやつ(伝われ)。あのAiobahn Remixだってそこはいじらなかったのに、こっちは完全リニューアルですよ。 なのに、曲を聴いた時に呼び起こされる感情はこっちの方が原曲に近いのです。全然違う素材を使って、同じテーマを表現するという離れ業です。 (Aiobahn Remixを貶したいわけではないので念のため。Girls Girls Girlsで証明されたように、あの曲のフロア性能はものすごいです。)
それに、音作りが重層的になることで、都会的なイメージがより浮かび上がるようになった気がします。前作がだれもいない真っ暗な夜道だとすれば、本作はライトアップされた表参道。周りが賑やかであればあるほど、鮮明に見えてくる己の抱えた孤独。そういう感じがします。
ワンコーラスおわったところの秒針を刻むような音から想起される手持ち無沙汰な時間や、本作で元の主題のかわりに挿入されるシンセのややサスペンス感のある主題から連想する、まだ知らぬだれかを探して、賑やかな街を彷徨い歩くイメージ。 原曲が好きな人ほど、バリエーションとして楽しめる、実に楽しいRemixとなっております。

 

こんな風に作品世界が広がるなら、どんどんいろんな方のRemixを聴いてみたいです。

DÉ DÉ MOUSEさんのDJプレイは見たことあるのですが、どこまでが音源でどこからがその場でのプレイなのか、僕ごときの知識ではさっぱりわからないスリリングでかっこいい体験でした。 こういう方とツーマンとかすると、パイの取り合いにならないファンの交流ができて、双方にとってプラスな関係になると思うんです。Remixお願いしたりすれば、そういう縁もできやすいじゃないですか。
 

というわけで3ヶ月連続の配信リリースとなるkolmeの配信シングル、実に興味深い作品となっておりますので、是非買ったり聴いたりしてください!!(むき出しの宣伝コメント)