あなたを見ているときだけ世界は完璧だ

kolmeさんを応援するblogです。

君とここからスタート Ultra kolme SENDAI

楽しかった高崎でのフェスイベントが終わって、今日見たグループのことを思い出していました。ニヤニヤしながら在来線に揺られていると、秋元瑠海さんから生メールが届きました。 仙台ワンマンを明日に控えて、今移動していること、僕たちの応援に感謝していること、ハロウィンイベントで着たコスチュームをまた着ることが書かれていて、僕の頭の中は、わかりやすく猫耳でいっぱいになりました。あのかわいいkolmeさんたちに、瑠海さんにまた会えるのか!という思いでいっぱいになりました。自分がどんな顔していたか、想像すると頭を抱えるレベルです。夜の高崎線上り電車がガラガラで本当に良かった。


先週の土曜日がワンマン、月曜日にスベル兄弟でチェキ生写真を頂いて、水曜日がshowroom、木曜日にラジオ、金曜日に楽曲試聴会、そして土曜日に高崎と、ほぼ毎日kolmeさんの何かがあって、そして日曜日のワンマンです。それはね、浮かれても仕方なくないですか。この日も新幹線移動中から、仲間とtwitterで軽口を叩きあっていて、最高にニヤニヤしていました。
会場入りして皆さんに会うとますます嬉しくて。開演前まで衣装の話をしたりして、最高に浮かれておりました。

 

■Trial kolme SENDAI (hometown)


だから、入場時にSETAGAYA(Rumbさんのピアノによる入場曲)が鳴った時に、「キャッツアイじゃないんだ(苦笑)」となってしまったのは、自嘲なのです。苦情じゃないですからね!この日のkolmeさんは、いわゆる牛(と香美さんが言っていた)衣装。kolmeさんが最近よく着用してる衣装で、シンプルかつかっこいいこの衣装で、confessionとI’m aloneを歌い、仙台でのワンマンの幕が上がります。 自己紹介での息が合わず、何度かやり直すなど、地元でリラックスした様子が伺えます。
る「kolmeのワンマン、初めてだよってひとー!」 (ちらほら手が上がる)
る「わー、こっち(下手)女の子!嬉しい!ありがとう!あ、こっち(上手)にも!今日はどういうきっかけで?」
お客様 (隣の人となにやらやりとり)
る「ちょっとなんかいちゃいちゃしてるみたいになってるんですけどw 言ってよー、そっちが言ってよー、みたいな。お友達同士で、ありがとうございます。その後ろ、赤いパーカーの彼は?」
お客様「ジャズフェスで見たのがきっかけです」
み「出てよかった!!ありがとう!!」
こ「嬉しい!」
る「今日は今年最後の仙台でのワンマン、ということで、みなさん最後まで楽しんでいってください!」


というところで、Trialではお馴染みになりつつある企画のコーナーが始まります。スタッフさんが質問を書いた紙をボックスから引いて、お三方がそれに答えるコーナーです。 (予定していた抽選ボックスが入手できず、ダンボールを見苦しくないよう前面だけテープで加工した「手作りボックス」でした。最初香美さんが持っていたのですが、細かい事を気にしない香美さんがしばしばダンボール面を客席に向けてしまうため、途中で美杜さんに交代しました)


最初の質問:(三人に)仕事で行きたいところは?
こ「仕事で…?仕事でしょ…?やっぱロスかな」
み「ロス・アンジェルス?」
こ「そう、LA。音楽が集まる場所って感じでしょ」
み「私美杜は…、そう、私たち、Kで始まるkolmeに改名したんですよ」
こ「このタイミング?w」
み「ごめん、まだ仙台で報告してなかった…。こんな感じでアレなんだけど、改名したんですよ。」
る「kolme(コルメ)ってフィンランドの言葉で3つ、っていう意味で」
こ「そう、運命だと思った」
る「ジャパンエキスポでフランスに行ったときに、意図しない形で伝わることがある、っていうのがわかって、変えよう!っていう時にこの名前に出会って。」
み「そう、だから、フィンランドに行きたい。今は何の予定もないけど、言霊ってあるから」
る「言っていきましょう。私はねえ…南の方に行きたい。南の島に。」
こ「島、ね!でも、それって仕事?w」
る「全てを忘れて行きたいw いや、でも真面目な話をすると、北海道に行きたい。プライベートで行ったことはあるけど、仕事ではないんですよ。東北出身なのに。だから、絶対行きたいです。リリースイベントとかね。てことで、次行きますか?」

二番目の質問:(三人に)仙台のいいところを教えてください。
る「じゃ、香美ちゃんどうですか?」
こ「わかった。昨日も、群馬から車で仙台に5時間くらいかけて帰ってきて」
み「香美ちゃんのお家は私たちとちょっと方向が違うから、先にそっちに行くんだよね」
こ「で、クルマから降りたら、星がすっごく綺麗で」
る「わかる。東京だとほとんど見えないよね」
こ「見えない。」
る「やっぱり働く街だから。夜景は綺麗なんだけど、星はほとんど見えないよね」
み「空が明るいからじゃない?」
る「みんな夜遅くまで働いてるしね」
こ「そう、だから、仙台の星空は綺麗だな、って思った。」
る「いい答え!じゃあ美杜さん」
み「私はやっぱり美杜っていう名前だから。美しい杜の都ってことで」
(客席:おおー! 拍手)
み「あ、それとね、あんまり「みもりさん」っていう人がいなくて。だから、みも!ってよばれたら「ふぁ?」ってすぐに反応できるの。便利。」
こ「それ仙台のいいところじゃないよねw」
る「私はね…活動が落ち着いたら、仙台に住みたい。なんか、いろいろちょうど良くない?」
こ「るーちゃんはさ、福岡行ったら福岡住みたい、岡山行ったら「岡山いいな、住みたい」っていうし、宮崎行った時も…w」
る「そうなんだけど、実家が好き過ぎてw。もう、ずっと実家に住みたい」
み「お母さーん、大変ですよー!出て行かないそうですよー」

三番目の質問:(美杜さんに)姪っ子ちゃんと行きたい場所は?
み「え、これ?これが締めなの?じゃあ、仮に、最後の質問ね。あのね、私、いろんなところにいって、美味しいものいっぱい食べるでしょ?姪っ子ちゃんを連れて行って、それを全部食べさせたい。お姉さんはね、こういういいものを食べてるんだよって」
る「動画で見せてくれるけど、ほんとにかわいいよね」
み「今度二人にも会わせるね。今日はおねむだったんだって。あ、でも、なんかこうみんが好きみたい。クルマとか見ると、「こうみん!」って言ってる」
こ「おおw」
る「それさー、絶対みもが私のこといろいろいってるからでしょう!!」
み「(惚けた顔で)まだ2歳だし。相談はできないから。私が一方的に話すことはできるけどw」
る「でも、そうやって一緒にいると似てきたりとかない?」
み「あ!でも最近みんなに「美杜2号」って言われてる」
る・こ・会場「ああー…」
み「ちょっと!何「ああー…」って!」
る「じゃあ、最後にみんなで答えるやつやって終わろうか。じゃあ、これ…、これはダメだ。次の」
こ「ボックスの意味なくない?w」
る「お!これだ!これでどう?」
み「…ふんふん、いいんじゃない?」

最後の質問:(三人に)一番苦労した曲は?
こ「私はねー。テンションかなー。高い時はどんどん行けるんだけど、低い時はダメだよね。無理にアゲようとしてもダメじゃない?だから、そういう時は待つしかないよね。」
る「香美ちゃんはわかりやすいんです。朝、身支度するときに音楽を聴きながらするタイプで。」
み「こないだ、朝からもうアゲ!って感じの曲でノリノリだったのに、その次の朝、ものすっごく暗い曲が聴こえてきてw いやそれでもね、香美ちゃんは比較的安定してるんです。安定してないのはこの人でしょw 」
る「安定してないってことはなくない?」
み「るうなさんは、うまくいかないと自分に怒ってるでしょ?」
る「そう。今までは、みもが私に合わせてくれてたんですよ」
み「わたしが、るうなさんの得意なゾーンはここらへん、ってやってたんだけど、ずっとそれだと成長がないから。」
る「…うん、わかってる。がんばるよ。みもりさんは?」
み「私かあ…。あ、でも、いろいろ考えて曲とかつくるじゃない?で、それを二人に聴いてもらった時に、「ここ好きじゃない」とか「ここちょっと」とか言われて。大事なことだよ、大事なことなんだけど、ここはこういう意図があるから変えたくない、とか説明がなかなかうまく伝わらないのが辛いかな…」
大変クリエイターらしいお話でコーナーが締まり、ここから中盤に。


仙台ではまだ、プレイリストアルバムの曲を紹介するワンマンをやっていなかった、とのことで、Please callmeの曲をやっていく旨がここで明かされました。 まずは、私の恋愛についての思いを込めた曲、という紹介でHello No Buddy。そして、次はプレイリストアルバム通りの曲順でPreciousでしたが、これが素晴らしかったです。仙台の星空の話があったり、VJがなかったり、普段と違う状況の中、香美さんの情感たっぷりの乗り、アドリブを交えたPreciousは、直前のHello No Buddyとのコントラストもあって、特に心にしみる一曲でした。全体にステージ後方からの照明がキツめだったのですが、光を身にまとった香美さんがセンターで英語ラップする姿は、見惚れるしかなないものがありました。
続いて、In my dream chocoholic Remix。以前見た時よりも、時間軸がぐにゃんぐにゃん変化するような緩急自在の表現が解りやすく伝わった気がして、皆さんの技術的な向上によるものなのかな、と思いました。見ていて幽玄、という言葉が浮かんできて、なかなかライブを見ている時には湧かない感覚だな、と思いました。


そして、ライブは早くも後半戦に。
み「ここからは皆さんと、歌って、踊って、盛り上がって行きたいと思います!香美ちゃんよろしく」
こ「あ、私なのねw 皆さん、盛り上がる準備はできてますか!」
会場「うううぉー!!」

こ「…私、うううぉー↑っていうのあんまり好きじゃないの。最初からテンション高く!盛り上がる準備出来てますか!」
会場「Yeah!」
こ「できてますか!」
会場「Yeah!」
み「Way I am!」
そして、ここから、My affection!!やっぱりね、My affection来ると滾らずにはいられない瑠海推し。楽しかった、これで昼の部も終了…と思っていると…。

 

る「最後の一曲はなにを歌おうかって、みんなで悩んだんですけど…。ちょっとコアな感じになっちゃうかもしれないんですが、私たちの二年間が詰まっている曲を…」
It’s own way!!It’s own wayですよ!!

Why not meやらなくていいんですか?リリースしたばかりの新曲ですよ?

でも、考えてみれば、Please callmeの内容を伝えるライブなら、至極当然の選択でもあります。地元のファンにきちんとスジを通したい、という彼女たちの気持ちが伝わります。とは言え、仙台でもリリースイベントはやっていたし、ここでこの曲が来るというのには、完全に不意を突かれました。

東京での彼女たちの苦闘を伝えるこの曲を、仙台で聴く意味とは。

そして、仙台でTrial kolmeをやる意味とは。

はたと思い出したのは、東京での最初のTrial callmeでも、最後はIt’s own wayだったことです。 仙台でも初めての人に来て欲しい、そして、その人たちに自分たちを丸ごとぶつけたい、というメッセージに、迂闊な僕はここでようやく気がつきました。

そう思うと、ステージでコスプレしない意味、サービス精神満載な長めのMCの意味が地元でリラックスしてたわけではなくて、大事な地元にむけた真剣さに根ざしたものに思えてきました。 そして、いつでも熱いIt’s own wayは、そう思って聴くとなおさら熱い。大サビにさしかかるころには、完全に我を忘れて音楽にのめり込んでいました。客席中央付近にいた僕は、「この場所から」の指差すふりつけのところで、センターにいる美杜さんと正面から目が合います。美杜さんの眼差しから、「一緒に行こう」(完全な妄想)というメッセージを突き刺された時に、昼の部のライブが終わりました。

 

昼の部の特典会は、ライブ中の衣装で行われました。特典会待ちの間、スタッフさんを囲んで、It’s own wayが以下にすごい曲か、というのをみんなで語り合いました。

 

 

■Ultra kolme SENDAI(comeback)
中間でホテルにチェックインするために仙台の街を歩いている間も、昼の部の余韻が消えません。この夕暮れの街を、瑠海さんは歩いていたのかな、とか考えてしまうとたまらなくなって、ふらふらと歩き回ってしまいました。

 

夜の部の入場曲はInterlude1。入場してきたkolmeさんたちはチャップリンのコスチュームでした。もう昼の部で、彼女たちの本気さが伝わっているので、これから極上のショウが始まるんだ、と期待が高まります。

で、一曲目がBringなんですよ!男装でカッコいい曲をやるのかという思い込みを裏切って始まる天使的なメロディにクラップも忘れて見入ってしまいました。そして1曲目Bringは、パリと同じ。君の元に会いにきたよ、会いたかったよ、という地元へのメッセージなんだなと胸が熱くなります。 そしてOne time。今まさに、この一瞬を全力疾走している彼女たちが歌うこの曲、しかも、凛々しい男装のOne time。その果敢さ、一途さに早くも涙が滲みます。夜の部の始まりでもあるし、昼の部からの連続感もあり、なんかもう二曲しかやってないのに完全に掴まれてしまいました。

来場者への挨拶を挟んで、
み「私たちの始まりの曲です」
こ、ここでTo shineは沁みる…。過去何度かOne time→To shineというセトリは耳にしたことありますが、悪かったことがない。今を生きる歌と、やるぞ!っていう決意を宣言する歌は、繋がっているんですよね。また、瑠海さんがニコニコと会場後方に手を振る場面も多く、ご家族や地元の関係者の方が来られているんだな、始まりの土地で始まりの歌を聴いているんだな、と思いました。 続いてFalling for you。現在のkolme曲の源流に近い曲。 Real love、Confessionと男装がぴったりの曲を畳み掛けるセクションは、今現在のkolmeの完成度を誇示するように見えました。


そして、ここでMC。
る「地元に帰ってきたんですけど、今回はお休みがないんですよ」
こ「でも、明日ラジオまでなにもないでしょ。8時(20時まで)」
み「8時半だよ。るうなさんなにするの?」
る「ぷりんと遊ぶ」
こ「NetFlix見る」
み「私は姪っ子ちゃんと遊びたいんだけど…保育園に行っちゃうんだよね…」
こ「一緒に行っちゃえばいいじゃん」
る「精神年齢近いしね」
み「ちょっと!」
こ「よく動画とか見せてくれるよね」
る「かわいいよねえ。私もよくぷりんの動画とか見せるけど、あんまり反応してくれないの」
み「ぶーちゃん?」
る「ぷりんです」
み「わたしはぶーちゃんだから。だってさ、いまいち違いがわかんないんだよね」
こ「わかる。毎回一緒」
る「違うよ!」
み「最初はね、私達もかわいいね!って見てたの。で、いつもボールで遊んでるところとか見せてくれるんだけど、違いがわからないw」
る「いろいろちがうんです。ボールへの反応が早かったとか、走っていく速さの違いとか」
その流れで早坂家、富永家、秋元家の情報をお話するコーナー!
る「どうですか、早坂家は」
こ「うちは平和だよー。そうだ、私、中学生の時、平日家にいることがたまにあって。どういうわけかはアレなんだけどwまあたまにそういうことがあって。で、昼になるとお父さんが帰ってきて、必ずカップラーメンを作ってくれるの」
る「香美ちゃんちのパパはあんまりお料理とかしないの?」
こ「そうじゃないんだけど、とにかく時間がないからさ。で、こないだ久しぶりにそういう状況になって、懐かしかった」
み「ああ、まあ、いい話だね」
こ「でね、私が「キャリー欲しいんだー」って言ってたら、楽天とか見出して、「香美、どれがいいんだ?」とか言ってきてくれて」
み「いいないいなー!私もキャリー欲しい!」
る「私もURL送っとくから」
こ「ちょっとw」
る「でもこうみちゃんちはほんと仲いいよね」
み「うちだって仲いいよ?」
こ「でもみんなのところは、うるさそうw」
み「あー、待って待って、わたし香美ちゃんのママの真似できるかも。車に迎えに来たところね。(中腰になって)あー、いつもほんとにおせわになっておりますー、みもちゃん、るーちゃん、いつもありがとう」
る「私達に言ってくれるんだよねw で香美ちゃんのパパは、こうほんとに温厚、って感じで、全身から「香美、おかえり」ってにじみ出てる感じ」
み「そう言えばお兄ちゃんは?!」

(香美さんのお兄さんはイケメンとしてメンバーの人気を集めていますが、圧倒的な香美推しとして諦められてもいます。)
こ「結構showroomとか見てるよ。「今週showroomないの?」とかきいてくる。まあ、毎週あると思ってる時点であんまり熱心に見てはいないんだけど。あ、こないだ、「みもちゃん、みもちゃん」って言ってた。」
み「(嬉しそう)ほんとに?」
る「(ショック、という顔)…足りなくないですか、って言っといて。足りなくないですか、って。はい、じゃ富永家は?」
み「わたしのおばあちゃんほんと優しくて大好きなんだけど」
こ「みもばあ優しいよね!!」
み「私、おばあちゃんの携帯に、kolmeのintagramとかtwitterとかのアカウントを見られるように設定してあげたのね。おばあちゃん携帯使いこなしてるわけじゃないからkolme専用みたいになってるんだけど。で、こないだ新しいアー写がでたじゃない?それを見てこうみんのこと、ミロのヴィーナスって言ってた」
こ「お!(ミロのヴィーナスのポーズを真似る)」
み「(おばあちゃんのものまね)みもちゃんは、クレオパトラだね」
る「wwクレオパトラ?私は?」
み「(おばあちゃんのものまね)るーちゃんは、楊貴妃だねー」
る「ようきひ?誰?」
み「世界三大美人でしょ」
こ「おいw」

↑世界三大美人および美の女神が共演するアー写はこちら


み「ヴィーナスだっていいじゃん。はい、じゃ秋元家。こないだぶーちゃんと寝たとか言ってたね」
る「ぷりんとも一緒に寝るし、ママとも一緒に寝たー。でね、私喉がすぐかすれちゃうから、寝る前にのどぬーるスプレーをしてるんだけど、スプレーするとしゃべれないのよ」
こ「え?喋れないってどういうこと?」
る「成分を喉にためとこうと思って。」
こ「そんな使い方だっけ?」
る「で、その状態で「あはほふはふ」とかママにしゃべるんだけど、「うんまだ寝てない」とかちゃんと通じるの」
こ「スプレーしたんだから寝れば?w」
る「だってしゃべりたくなっちゃうんだもんw で、こないだママから「るーちゃんが帰ったのでゆっくり眠れます」ってLINEが来た。で、「すぐ3日後に帰るから」って返したら、「ギャーッ」って顔のスタンプが帰ってきたw」


御三家の情報コーナーがおわり、再び曲に戻ります。
る「じゃあここで、久しぶりの曲をやります。三年ぶりかな?」
客席(三年?とざわめく)
み「だってこれがNew01(kolmeのオリジナル曲はすべて採番されています)だからね。今はNew97だっけ。共作は200番代とかあるんだけど、New01はこれだから。To Shineが01だと思ってたでしょ。違うんだなー」
る「振り付けもゆっくりでね。スロームーブっていうのがあって、ConfessionのStay with youのところでゆっくり歩く動きみたいなやつなんだけど、それみたいな感じで、この動き何拍やるんだ、ってくらいずっとやってて。」
み「まあ、当時はそれしかできなかったんだけどね」
る「では、聴いてください。Memories」
め、Memories?!
最初のライブビデオにしか入っていないこの曲。過去に別れを告げ、新しい夢に挑むときの心の揺れを歌った歌詞が、仙台で歌われることの意味が胸に沁みます。三人がゆっくりとにこやかに手を振りながら左右に歩く振り付けも、夢に向かって歩み始める彼女たちの姿と重なって涙腺がどうにも…。ずっとやらなかった曲をわざわざやるということは、それだけの必然性があるということですよね、と思っていると…。
アコギのイントロが…これは、I never know tomorrowじゃないですか…。心の拠り所である故郷での一時休止を終えて、戦いの土地に赴く彼女たちの心境を歌ったこの歌が、memoriesの余韻と共振して、強く響きます。My favorite place is only one。彼女たちの決意の悲壮さに胸がつまります。
そこに優しく包むようなピアノイントロ…。You’ll be fine…。もうダメ、もうダメっす。なんという癒やし。そして強さ。僕は、この強く、気高く、優しいグループが大好きだ、と思いました。恋人の胸に抱かれてぐすぐす泣いているときのような心地よさ。この時点で圧倒されていました。

そりゃね、この状況で「盛り上がる準備はできてますか!」って言われても、できてないです。できてるわけがない。
み「みんなまったりしちゃってたからね。まったりパートだったから」
こんなまったりないよ!こっちはねえ、もう、ぐっちゃぐちゃなんですよ!
しかし容赦なくライブは続きます。ここでWay I amなんですよ?これはさ、あれですよ、ヒーロー/ヒロイン物の変身シーンですよ。何回見ても最高にかっこいいやつ。僕たちのヒロインは最強だって、心の底から思ってしまうやつ。

 

どんなに困難でも関係ない
それって最高に楽しいじゃない?
(例によっていい加減な和訳)

 

ってラップをカマしながら瑠海さんと美杜さんのセンターを割って出てくる香美さんのカッコよさがもうね!!
この流れだと、You don’t know meの小悪魔ぶりがおっそろしく可愛らしく感じますし、そこからのIn my dreamとかもうたまらんすね。一部で見たRemixもよかったんですが、原曲の静寂と熱狂のバランスというのは秀逸なんです。激しく煽られた後、アウトロでは無音をじっくり聞かされる、ズシッとくるかっこよさ。
そこで、お三方がタオルを手に持つじゃありませんか。 Run Run Run!!わーんわーん(イントロで号泣するバカ)。同じ速度で走り出そう、君とここからスタートですよ。一人だけじゃできないことはあっても、ふりかえればほらみんながいるよ、ですよ。なんという雄弁なセットリスト。ここ、仙台から、もう一回スタートすると彼女たちは言っているのです。言っているのです(完全にキマった目で)。
そしてトドメの一撃 Step by step。そう、一歩づつ行くんです。きっと雨の後の虹がこの先を照らして、道標になるんです。喉も裂けよとシンガロング。最高。

る「みなさん、今日は今年最後の仙台でのワンマンに来ていただいてありがとうございます。」
こ「kolmeはじめて、今年が一番早かった気がする」
る「そうだね…。今年はフランスのジャパンエキスポに行ったり、いろいろやらせてもらったから。でも、やっと、やっと、私達の夢の実現が少しだけ見えた気がする。…今まではほんっとに見えなかったから(苦笑)」
こ「…見えなかったね」
る「東京で頑張るぞ、って出ていって、挫折を味わって、でもようやく元のところまで戻ってきた感じで。今日の裏テーマは「home town」と「Come back」だったんだよね。そういう意味でもcome backで。でも、ここまでやってこれたのも、ほんと、自分を信じてたからだと思う(苦笑気味に)。自分を信じるしかなかった。」
み「そうだね…」
る「小学校のときにこの仕事をはじめて、それから一緒にやるようになって、もう10年経つんだよ?」
こ「…10年かあ」
る「みもとね、この前グランディにいってB’zさんのライブを見たんだけど。すごいんですよ、グランディってちょっと街から離れたところにあって、駅があるんだけど、ライブのときには電車が増えるの。「本日はライブの開催のため臨時電車を運転しております」って。普段はほとんど人がいないのに。すごいよね。まだまだなんですけど、いつかここでライブしたいって思った。だから、地元で人気者になりたい。これは切実に。だから、今日はジャズフェスを見てこのライブを見に来てくれた人がいて、ほんとに嬉しかったです。」

いろんなものを見ていて思うけど、特に仙台がどうとかではなく、一般的に地元というのは、思うほど地元出身のアーティストに優しくないものです。知り合いや友達親戚は別にして、結局、他の土地(東京とか、海外とか)で認められないと、冷淡な反応しか帰ってこないことが多い。でも、そういう気持ちがあるなら、地元での現場を積み重ねて、少しづつ地元ファンの気持ちを掴んでいくしかないのだと思います。そして、海外や東京で認められたときに、その時騒ぎ始める人達に、地元で支援してきた人たちが「遅いよ。あの時ならまだ間に合ったのに」と、誇らしく思えるようになるといいなと思います。

る「次の曲が、最後の曲になります」
会場「(全力で)えええー!!」
る「聴いてください」
Why not meですよね?これまでの経緯や決意を踏まえて、最新曲で終わる。いい流れじゃないですか。
る「Prayer
…まさかの…ぷれ…いやー…。
でも、確かに仙台でのライブをしめくくるには、これしかない一曲という気もします。傷つき、疲れていたけど、もう大丈夫だから、と歌う曲。ご両親や地元ファンの前で、あなたの愛をもらって笑顔でいると語りかける瑠海さん。僕は、callme(当時)を初めて見たときから、この人達と会って話せる期間はそんなに長くないと思っています。こんな人達がいつまでも身近でいてくれるはずがない。きっとすぐに多くの人に求められて、大きな舞台でスポットライトを浴びる日が来る。だからそれまでの短い日々を全力で楽しもう、とそう思ってきました。だから、

 

もし、私が遠くに行ってしまっても
いつもあなたを想っているよ
心はそばにいるからね
(例によっていい加減な和訳)

 

という歌詞が本当にたまらない。左側のMさんはタオルで顔をごしごし拭っているし、右側のJさんは何度も何度もすすりあげていて、客席は全滅の様相を呈していました。JUNKBOXが泣いた。
しみじみとした余韻を残し、この日のライブが終わりました。客電がつくと、泣きはらした顔をとりつくろいながら、この日のステージを思い返しました。忘れずに覚えておこう、強く、そう思いました。

夜の部の特典会は、ハットあり、ひげなしのチャップリン衣装でした。ひさしぶりに時間に余裕のある特典会だったので、瑠海さんに個人サインをいっぱい貰えて嬉しかったです。

 

■エピローグ
特典会が終わって地上に上がると、もうじき冬を迎える杜の都には小雨がぱらついていました。
kolmeの再出発を祝って、ふるさとの街が泣いているに違いない、と僕は思いました。なんだかとても厳粛な気持ちになって、優しかった瑠海さんとの会話を何度も反芻しながら、夜道をふらふらと歩き回りました。
瑠海さんの育った街だと思うと、湿気を帯びた柔らかい空気も、街の雑踏も、何もかもが慕わしく思えます。夜の街に降る雨もどこか暖かく感じます。アーケードのベンチに座ったり、スカイウォークから街を見下ろしたりする間、ずっとkolmeの曲を聴きながら、お三方の未来に思いを馳せて過ごしました。

改名を機に、新しいスタートを切る決意を示してくれたkolmeさんたち。ここからどんな未来を見せてくれるのか楽しみだし、並走できるおたくでありたいものだと、改めて思います。


■おまけ:るうなさんとPerfume
このときの特典会での会話で、「グランディでぐるんぐるんも見たよ」というお話を聞けたので、突撃電話取材を試みました(単にkolme会を買っただけです)。Perfumeとkolmeが両方好きな方には楽しんで頂けるんじゃないかと思うので、以下本誌独占インタビュー(単なるkolme会の文字起こし)をお送り致します。

ま「(着信)もしもしー」
る「どうもー、瑠海ですー」
ま「まっこい86ですー」
る「まっこいさーん!お元気でした?」
ま「はい、お蔭様で。仙台でのライブがめちゃめちゃよくて」
る「お!ありがとうございますー、ねー、まっこいさん来てくれて」
ま「来られなかった人もいっぱいいると思うのでblog書いてるんですけど、やたら長くなって…。だいたい一万五千字くらいになりそうで…」
る「いちまん、ごせん…?」
ま「あの良さを上手に書けなくて困ってます」
る「上手じゃなくていいんです!気持ちよ気持ち」
ま「(瑠海さん、そんなこと言っちゃっていいんですか、気持ち悪いのが行きますよ)ありがとうございます。頑張ります。でね、ぐるんぐるんに行った話聞かせて頂いたじゃないですか。あれもっと聞きたいです。ぐるんぐるんって2014年ですよね。」
る「あー、かなw …そう、私髪長かった!」
ま「メンバーの方といったりした感じですか?」
る「ううん、お友達と。宮城には1年に1回くらいしか来ないじゃない?だから、ここだ!って」
ま「あー、そうですね、Perfumeさんそんなにライブないですしね。で、どうでした?」
る「生きてた!ほんとにいるんだ!ってなった!わたしあ〜ちゃんが好きで!あ〜ちゃんほんと綺麗!」
ま「おー!僕もあ〜ちゃん推しです!」
る「アリーナの、ステージ横だったけど最前だったの!!」
ま「うおおなんすかそれ!よかったですね!!」
る「横から見てかしゆかさん身体うっす!華奢!!のっちさん脚ほっそ!!ってなって!」
ま「ちょっと待って僕から見たら瑠海さんもそっち側ですよ?」
る「いーやいやいやぜんっぜんですよ」
ま「そんなことないんだけどなあ…。一曲目cling clingでしたよね。あのツアーは、美術も凄かったですよね」
る「そう!すごかった!cling clingでわーってなって!!あとね、Seventh Heavenやったの!」
ま「あ!そうでしたっけ。七天そんなにやらないですよね。よかったですね!」
る「わたし大好きなのSeventh Heaven。もう踊りまくって」
ま「うおお瑠海さんが最前でフリコピですか!!やったっすか!(お金払って見たい…そんなの見たら身体の力が抜けて天国に行ってしまう)」
る「やりますよ!あとDISPLAYとか!わたし好き!」
ま「前傾姿勢とか、もうあんまり見れないですもんね。」
る「あー、恋は前傾姿勢かわいい!!」
ま「その他にも会場でPerfumeさん見たことあります?」
る「ううん、その前はない。なかなかチャンスがなくて。…あ、っていうところでまっこいさん、時間になっちゃった。わたしばっかり話しちゃってごめんね」
ま「とんでもない、僕が聞きたかったので。いっぱい話してもらえて嬉しかったです。」
る「ありがと。今度直接Perfumeさんのお話ししようね」
ま「是非是非。次はラジオと…フィロのスさんのやつ行きます」
る「待ってる。またね、まっこいさん
ま「ありがとうございます。ではまた」
る「お仕事忙しいと思うけど、身体気をつけてね。おやすみなさい」
ま「ありがとうございます。おやすみなさい。失礼致します」

 

すっごく楽しそうな瑠海さんが最高にかわいかったれす。しゅきしゅき(取材とか言ってたのはどこ行った)。

そんなkolmeさんの最新曲、仙台でやらなかったWhy not meをよろしくお願い致します!!