あなたを見ているときだけ世界は完璧だ

kolmeさんを応援するblogです。

いつかのメリークリスマス(Ultra kolme Merry Christmas&Merry Merry Christmas)

3ヶ月連続配信リリースの熱狂の中、僕は限りなくkolmeに傾倒していくのをどうにもできなくなっていました。毎週のラジオ観覧、テレビ番組収録、対バン、ネットイベント、もうなんでもよくて、彼女たちに触れるたびに好きが加速していってしまう状態でした。
その彼女たちが、寝食を惜しんで全力を投入していた3rdアルバムの制作作業を終えたのが12月10日。最大の懸案が終わって解き放たれた、フルパワーのkolmeさんが見られるであろうこのクリスマスワンマンを、僕は心から楽しみにしていました。
12/23の銀座は小雨。新ロゴの傘がグッズに加わる今日、絶好の天気ですw

 

※例によって、うろ覚えの記憶に基づく再現なので、特にMCの挿入箇所などについて事実と異なる可能性があります。あしからずご了承ください。

■昼の部 Ultra kolme Merry chirstmas

クリスマスツリーに雪が降りかかるCGが映し出されると、鈴の音が聞こえてきます。
そして華やいだ新しい入場SEに胸が踊ります。
さすがRumbさん、いや、この感じはRyotaさんかな!とか思っていたんですけど、これがまさかの富永先生ご自身のお作だったとは。SEと歌モノは違うでしょうし、尺による違いもあるんだろうなと思いつつも、遠からず、編曲に富永美杜の名前がクレジットされる日が来るんだろうなと思いました。それは、ものすごい可能性を秘めていると僕は思います。

 

そして、グレーのアー写衣装のお三方が登場です!!

1曲めはWhy not me。
いきなりびっくりしたのは、またkolmeさんの動きのフレームレート(一秒間に何コマの絵を表示するか、動画の滑らかさを示す指標)性能が上がっていたことです。
もう結構な回数皆さんのライブを見ているはずでしょ、いい加減慣れなさいよ、とお思いのことと思いますが、これにはわけがありました。
kolmeさんはワンマンの前には概ね2週間程度のリハーサルをするそうなのですが、リハを繰り返すうちにどんどん力を使わずに鋭い動きができるようになっていく実感があるそうで、本番当日にピークが来るように調整しているそうです(ソースはshowroomでの本人談)。だから、リリースイベントでも対バンでもなく、ワンマンのkolmeは特別なんです。
また、もともと、Why not meの振り付け自体がすごいんです。これから見る方には、ぜひ、直前の動きから、印象的なサビのフリにどうやってつながっているかを注目して欲しいです。「え?え?そんなことやっててあのフリにちゃんと繋がるの?間に合わなくない?」とハラハラしますが、なんでか魔法みたいにつながるんです。

そして2曲めはI like you。
はい、ありがとうございます!早くもまっこい終了のお知らせです!イントロが始まるとガチ恋全弾斉射モードに切り替わってしまうこの曲。
ふぇないめっちゅーざっでーい、ふぉーりらーぶ(歌うな)ああるうなさんるうなさん(うるさい)
このときのためのドセンですよ!二番の頭からガッツリ瑠海さんに目線を頂いて(正面にいただけです)脳を灼かれて物事がよくわからなくなり、その時点で満足していたので、ライブ全体を採点すると100点満点で5億点くらいです。
いやでも真面目な話、半身になって踏み込みながらズバッと手を差し出すサビのフリとかが、アー写衣装だとまた映えるんですよね。
いつも昼の部はテンションそこそこ、夜が本番、みたいなこところが正直なくもないですけど、この日は一部から会場のボルテージ高かったです。

そしてお三方のご挨拶MC。
恒例の「kolmeのライブに始めてきたよ、ってかた!」の質問には、ビシッ!と手を上げてくださった方がいらっしゃって、kolmeさんたちも大変喜んでおられました。
これね、ライブ中にステージ上からかまってもらえたり、特典会でいじってもらえたりしして、ファンにも演者さんにもいいことしかないから、初参加の人は絶対手をあげてくださいね!

そして、サンタについての話題に。
こ「みんな!…サンタっているじゃん。」
み「こうみんどうした?」
る「何目線?」
こ「みんな、サンタっているじゃん。」
る「…うん、いるね」
み「いるよね、いるいる」
こ「みんな、サンタって何歳まで来てた?これはクリスマスの悲しい思い出の話なんだけど。わたしが小学生の頃なんだけど、家族でテーマパークに行ったことがあって。
イブの夜は夜行バスの中だったのね。でも、今日はクリスマスイブだから、バスの中にもきっとサンタさんは来てくれるって思って」
み「あー…。でもさでもさ、走ってるバスは厳しいんじゃない?」
る「サンタさんワイスピみたいになっちゃうよ」
こ「で、車内で寝るときに、膝の上にプレゼントっていうのも可哀想かなって思って、手をこうして(両手のひらを上に向けて揃えたおねだりのポーズ)寝たの」
み「(真似して)こうやって?かわいいねえ、コドモみみてんかわいいねえ(頭を撫でる)」
る「かわいい…」
こ「で、…朝起きて…、何もなくて…。あの時は悲しかったなー」
る「いやでもそれは、やっぱり走るバスが厳しかったんじゃない?普通にしてればちゃんと来たでしょ」
こ「みもちゃんは?なんかクリスマスの思い出ある?」
み「思い出…思い出じゃないけど、うちは姪っ子が産まれて、私もあげる立場になるわけじゃん?そうやって、移り変わっていくんだなって」
こ「そうだねえ。みもちゃんちは何歳くらいまで来てた?」
み「えー、うちは中学くらいまできてたよ。」
る「サンタはずっと来るよ」
み「そう、るうなさんちはずっと来てたよね。大学生の歳になっても来てない?…なんでお前が知ってるんだって話だけど」
る「うん、うちはずっと来てた。お手紙も書いたよ、なになにが欲しいですって。そうすると返事も来るの」
み「るうなさん、全身鏡とかもらってたよね」
こ「女子!!!!」
る「そう、もらった。うちは毎年二個もらってた。おじいちゃんちからもサンタが来て」
み「ずるくない?!」

そして、みんなで楽しく歌ったり踊ったりしましょう!ということで、Sing alongです。
Show me your smiling faceとか言われれば、現場ニヤニヤ勢としては私信と捉えずにはいられませんよね(歌詞です)。
曜日を言うところはSunday始まりのwednesday抜き、です(突然の説明)。
そしてHello New Worldと、現時点最高クロックのkolmeクオリティを満喫します。

 

ここでのMCでは、おたのしみの3rdアルバムの媒体資料をチラ見せしていただけるコーナー。
アルバムのアー写3パターン、全曲の曲名リスト、コンセプト、歌詞カード…
か、歌詞カード??
る「ちょっと!歌詞はダメでしょー!!進めて進めて!!」
残念ながら早送りで公開終了でした。そして、特典映像も少し見せていただけました。
・なぜかカメラ目線じゃないパリの映像(カメラ台数が多かったそうです)
・おなじみ望遠鏡のアレ(だれかメンバーが覗いていると対物レンズを他のメンバーが覗き込むお約束、るうなさんになかなか譲らないお約束)
岡山駅前での映像(る「わたし太ってない?わたし太ってない?」)
・宮崎での映像(会場からの笑いに る「なんで今笑ったの?」)
などなど、最新型kolmeに加えて楽しい特典映像が楽しめる最新アルバムは1/30発売です!
そして、2/10にはなんと、アルバムジャケットの撮影場所でもあるエイベックス本社ビルでkolmeさんとオフショットを見たり写真を撮影したりできる
イベントが告知されました。

そして、ここからはkolmeの楽曲制作の道のりをたどるコーナーに入ります。
・「kolmeらしい楽曲」の方向性を発見したFalling for you
・それをさらにかっこよく発展させたReal love
・表題曲としてキャッチーさを求められたConfession
・さらにフロアを意識してアゲ要素を強化したWay I am
と、それぞれの成立過程が語られます。
み「Falling for youができたときは、みんな、これだ!ってなったんだよね」
うなずく二人。なんというか、スタッフさんも含めて、確信を得た瞬間だったんでしょうね。
その時掴んだ確信を手がかりに、Real loveが、Confessionが、Way I amが生み出されて、今のkolmeを築きあげてきたお三方の、特に美杜さんの努力に頭が下がります。
る「今日はね、その流れを皆さんに感じてもらおうと思ってます」
み「るうなさん、こないだWay I am歌詞飛ばしてたよね」


※立川立飛でのリリースイベントの際、るうなさんはあろうことか1コーラス目のAメロ歌い出しの歌詞を忘れました


る「…飛ばした。違うの待って、新しいアルバムの曲で似てるのがあって(重要情報)それと混ざって、あれ、どっちだっけってなって」
み「こういうとき、kolmeには決まりがありまして。自分でなんとかする」
(会場笑い)
る「そう、自分で作詞してそれっぽくうたわなきゃいけないの」
こ「こないだるーちゃん「にゃーにゃー」で歌うんだもん」
(会場笑い)
み「今日も飛ばすよきっと」
る「そういう事言うとフラグ立っちゃうから!」

さあ、ここから怒涛の4曲連続です。
まずは源流であるFalling for youから。そう思うとクラップにも力が入ります。歌割りも今よりずっと均等に近く、でもスリリングなサビから間奏への展開は現在に繋がる要素十分です。
三人が下手に向かって連なる振り付けや、そのあとの「何もいわないで」のところのスリリングな展開など、これがブレイクスルーだった頃の彼女たちに思いを馳せました。
そしてReal love。この曲のいいところはアウトロまで右肩上がりにカッコよくなっていくところなんですよね。I'm aloneとかもそうなんですが、アウトロのフリが一番激しいので、
曲の終わりまで見どころがぎっちり詰まっている。こんなのパフォーマンスる側からしたらしんどいだろうに。
そしてConfession、Way I amなんて、この流れじゃなくたって盛り上がります。Way I amのイントロで裏拍クラップ叩いて、るうなパートが終わり、美杜さんの「聞こえるよ」の声が聴こえ…ない?!  

なんとめずらしくも美杜さんが歌詞を飛ばして表情を一瞬凍らせ、あからさまに悔しげな「チッ!」と言う表情。後ろを向いたところでるうなさんに肩をポンポン叩かれ、お二人の表情が目に浮かぶようでニヤニヤしました。まあでも「どんなときも単純に楽しむほうがいいでしょ」という歌ですから。それも含めて大いに楽しみました。

というところで、昼の部も残り1曲。
る「kolmeの歴史を感じていただいたところで…最後に、その最新型を聴いてください」
ここで満を持してThe Liar投入でした!!
淋しげなピアノイントロがなりひびくと、オープニングではあれほど華やいで見えた雪のCGが切なげに映ります。
無造作な早口のKOUMIラップ、複雑なリズムに精緻な振り付けが絡むのに呆然と見惚れます。Bメロの、美杜さんがセンターに来る部分のカッ、カッ、パーンって感じの振り付け(全く伝わらんw)とか、かっこよさと情報量の洪水に押し流されつつ、執拗にドラムが裏拍クラップしちゃえよと誘惑してきます。落ちサビで辛抱たまらなくなるのと、瑠海さんの号令がほぼ同時でした。
そこからはアウトロまで一気の裏拍クラップ祭りでした!!そしてアウトロに向かって凄まじいステップを踏む振り付けなどもあり、The Liarの初披露は熱狂のうちに幕を閉じました。
いやあ、昼の部から、最高に盛り上がりました!!


■夜の部 Ultra kolme Merry Merry chirstmas

はい、夜の部です!
こっちの文章はあんまり期待しないでください!っていうのは、まず、「クリスマススペシャル衣装」が凶悪すぎたからです!
くだくだ説明する前に、画像をどうぞ!!


もうあの、みなさんここがどういうblogか御存知の前提で書きますけど、瑠海さんがね、もうね…。クリスマス柄の赤いヒールに、短い白いソックスが映えるのも、銀色のミニスカートから伸びるおみ足も、それだけでワタクシ的には脳死ものなのです。
それなのに、赤いタートルネックのセーターも丈が短くてですね、例によって腕を上げたり振ったりすると大変なことになるわけですよ。昼の部でテンション上がりきってる上に、こんなお姿を見せられて、クリスマスで、今日のライブはこれで終わりって言われたら、どんなテンションになるか想像してみてください。
もうね、blogとか書いてる場合じゃないですよ。

そんなんなのに、また美杜さんSEでぶち上がるじゃないですか。
で、1曲めにいきなりThe Liarですよ?あれだけ盛り上がった昼の部のクライマックスが、序章ですよ?
つづくIn my dreamでは聴かされ涌かされ好き放題されるし、そのつぎがみんなだいすきI'm aloneですよ。それをあなた、このお衣装でやられてごらんなさい。
頭のブロックだけで大満足です。

三人がお水を補給している間も拍手が鳴り止みません。
来場の皆さんへのご挨拶に続いて、最初のMCが始まります。

る「どうですか最近は」
こ「もうさ、ウルトラの時はるーちゃんフリが雑だよねw」
み「最近どうって言われてもリハしかしてないよ!」
る「あ、でも昨日は朝早かったんですよ。…11時くらいかな」
会場(ざわつく)
こ「11時はあんまり早くないかw」
み「一般的にはね」
る「私たちは昼過ぎから夕方まで、っていうのが多くて。」
こ「そんな午前中から身体動かないしね」
る「でも昨日は終わりが早くて。帰ってきて大掃除したもんね」
会場(おおー!)
る「昨日は帰ったら香美ママが来てくれてて。お掃除とかしててくれてるわけですよ。」
こ「あらー、とか言って、のほほーんとした感じでね」
る「で、ヤバい、と思って「すみません、私お風呂やります」って。で、香美ちゃんがキッチンやって。みも一人だけ部屋から出てこないから」
み「今日のSE作ってたの!!」
こ「うっそ!?まだやってたの?」
み「一旦ラフみてもらってたけど、仕上げがまだだったの!」
こ「部屋いって、「みもちゃん!みもちゃん!」って言っても出てこないし」
み「ヘッドホンしてるからわかんないよ」
こ「ああ、そういうことか」
る「あー、さがったわー、みもりさんの香美ママポイントが下がったわー」
み「がんばってたの!違うんだよ香美ママー!香美ママー!」

というMCからのBring you happiness!天使!天使が見えるよ!(もうこの辺から感想は気にしないでください)
You don't Know meとかね、「今のままの愛じゃ気づけない」のところとかさ!もうたいへんなわけですよ!!
そしてOne time!!だいすきわんたいむわーんわーん。手を打って飛び込む振り付けのところで、美杜さんが「ついてこいよ」とばかりに挑発的な視線を投げてくるのが本当にたまらない。
からのHello No Buddyですよ。今年は曲紹介の時にニヤニヤしては美杜さんに怒られてたけど、だいすき(そればっかり)。

もっと!もっと!!となってるところで、1/30に発売になるアルバムの特典として収録される、配信三曲のMV(1コーラスのみ)の初公開がありました!
最初に始まったのはThe liarのMVでした!ヒロインは美杜さん!お部屋でPCに向かってひたすら作曲作業をしているリアルな作品。たまに革ジャンの香美さんやパジャマの瑠海さん、オレンジと白のストライプのパジャマ(しかもショートパンツなんですよ!!)の瑠海さん(うるさい、長い)が映り込むので、ん?と思っていると、Tie me downのMVが始まりました!
こちらは革ジャンの香美さんがなにやらお怒りのご様子。怒りのあまり、作業中の美杜さんや、眠ろうとしている瑠海さんに絡みにいったりしてます、というわけで、どうやら、あっちこっちが相互に繋がりあった、MVのようなのです。
ということは、Why not meの主演は瑠海さんです。「sleep」と書かれた真っ白なアイマスクをつけて、眠ろうとしても眠れない瑠海さん。かわいい…。1,000回見るわこれ…。

る「というわけでMV初公開でしたー!みなさんどうでしたー?」
(場内歓声)
こ「るーちゃんのあれ、おもしろすぎない?」
る「なによー!もう、なんか二人が笑うんですよー」
み「あれでしょ、もうなにも見たくないの(美杜さん、香美さんはアイマスクを上げる動作)」
こ「そのまますぎない?ww」
る「もう、いいでしょ、べつに…。ね、こちらのMVは1/30発売のHello kolmeに特典映像として収録されますので、お楽しみにー。
それと、本日16時から、こちらのアルバムの発売記念のイベントがmumoさんのサイトで発売になりまひゅので…」
み「噛んだね」
こ「噛んだね」
(瑠海さん心が折れて水を取りに行く)
こ「このあと16時、あ、もう発売になってるのかな、皆さんお待ちしてまーす。」

というところで、スクリーンには「スナック秋元」の看板が!!
み「あ、ねえ、こうみん、ちょっと飲んでいこうよ」
こ「いいね。あ、あそこにいい感じのスナックあるよ」
る「いらっしゃいませー。カウンターへどうぞ」
こ「いい感じー。じゃ、ちょっと飲んできまーす」
というところで、去年の冬以来の「スナック秋元」のコーナー!!!秋元瑠海ママがかつての名曲をソロカヴァーしてくれるこのコーナーでは、
Dreames come trueの「雪のクリスマス」が選曲されました!!
この曲が選ばれたのは、瑠海さんのお母様が好きな曲だった、というのと、Rumbさんがその昔、ドリカムさんのマニピュレーターをされていたということで、「ドリカムの曲ならすぐ用意できるよ」という申し出があり、それなら、と決めたそうです(ソースは瑠海さん)。
クリスマスの曲ですけど、片思いの曲なので、瑠海さんの声質で聴くと秘めた恋、というニュアンスが加わって切なさ倍増です…。

み「よかったねー!」
こ「ママ歌上手だったー!」
る「え、そう?よかった!会場の皆さんはどうでしたかー?」
(場内歓声)
る「では、次はkolmeの曲の中でもクリスマスにぴったりな曲を…」
こ「聴いてください、Precious」

ぷれしゃーす!!!(壊)
いや七夕とか、花火とか、恋人と見上げる星空、というイメージで、なんとなく夏曲な気持ちでいたのですが、言われてみればクリスマスでもぜんぜんいい。
骨の髄まで瑠海推しの私ですが、Preciousの間は香美推しです。それくらいPreciousの香美さんは圧倒的なんです。
そうやって圧倒されていると、次の曲がWhy not meなんです。これもまた、センターで香美さんがかっこいい時間帯が多くて、香美曲ですよね。
瑠海さんのソロのあとは、香美セクションできちんとバランスを取りに来たな、という感じでした。

る「で、明日はイブですけど、スタッフさんとみんなでクリスマス会しようって言ってたら、香美さんが…」
こ「えー、だって嫌じゃん」
(美杜さんが瑠海さん側に移動してしゃがみこむ。不満げな表情。瑠海さんも表情が死んでいく)
こ「ほらー、だって普段から一緒に住んでて、仕事もいっしょなわけじゃん?クリスマスとかそういう時ぐらいはお友達とイェーイ、ってやりたいじゃん」
二人「…」
こ「え、じゃあさじゃあさ、二人はどういう過ごし方がいいの?理想のクリスマスは?」
み「…イルミネーションいきたい」
こ「え!」
る「意外!みもりさんそういうの行きたいの?」
み「だって、だってだよ、去年まではわたしもその光の側だったわけじゃん!彼氏と観る側に回って、キレイだねー!、ってやりたいじゃん!…あー、やっぱり、私は、もう何年も付き合ってる彼氏と普段どおーりに過ごしたい」
こ「は?」
る「ん?」
み「クリスマスだから特別になんとか、じゃなくて、普段通りに。もうさ、そういうのいろいろやったけど普段通りがいいよね、みたいな」
こ「あ、ああ、設定があるんだね。わかったわかった。るーちゃんは?」
る「…ケーキ食べる、かな」
こ「るーちゃんはイブはどうするの?」
み (すがるような目で瑠海さんを見る)
る「みもりさんと…。いや、あのね、みんなでクリスマスって思ってたから。でも香美ちゃんはお友達と過ごすって言うし、じゃあわたしも、お友達に連絡しようかなと思ったら、みもりさんが「るーなさん、ケーキはやっぱりサーティワンだよね?!」とか言ってくるから、「…そ、そうだね」ってなって…。」
み「いいじゃん!べつにいいじゃん」
る(無言で水を飲みに行く)
こ「そうだね、ひとそれぞれだもんね(棒)」
み「…」
こ「歌おっか」
(水を飲みに行きつつ) る「うん歌おう」
み「そうだよ!今日はイブイブでしょ!こんなにみんないるし楽しいもんね!!」 会場(歓声)

さあここからはもう後半戦!!
まずはLifeで壮大に聴衆を包み込みます。Lifeは、Ultra callme The Earth以降、完全に一皮むけた感のある楽曲ですね。
さらにWay I amでボルテージは一気に急上昇、今度は歌詞も飛ばずいつもの完璧なやつでした。
そしてそしてザ・瑠海曲 My affectionからのDon't be afraidはまっこい86即時昇天コンボです。
喉も裂けよとコールしたりシンガロングしたり、一緒にジャンプしたりして、やりたいことを全部やりきって大満足でした。

る「次がUltra kolme Merry Merry christmasの最後の曲になります。
…あっという間だね。本当に私たちも楽しくて。
最近思ったんです。誰かの夢でいる、っていうのって難しいなって。callmeになってからずっといっしょにやってきてくれたスタッフさんがやめる、って聞いて。
なんでなんですか、って聞いたら「夢とか現実とか、よくわからなくなってしまって」って。 私たちにもっと力があったら、って思ったら悔しくて、その日は三人で泣きながらリハしました。 本当に誰かの夢でい続けるのって、難しい。

だからね、みんなが私たちに夢を託してくれたり、一緒に夢を叶えようね、って言ってくれるのって、凄いことだなって思います。いつも、本当にありがとうございます。 最後の曲はなんにしよう、ってみんなですごく悩みました。
…では、聴いてください。Prayer」

苦しい時期を一緒に戦ってきたスタッフさんの離脱は、お三方にとって大きな喪失だったんだろうなと想像します。
でも、それに対して「誰かの夢でいることができなかった」と、正面から受け止めようとする彼女たちの自負と勇敢さに、僕はやっぱりこの人たちが大好きだと思いました。
いろいろ辛いこともたくさんあっただろうに、この人たちはなんて真っ直ぐなんだろう。それは痛みを全部引き受ける生き方なのに、なんでそのままでいられるんだろう、って思います。
それでも人生は続く。夢への道はまだ遠い。そこに信じる夢があるから、歩みを止めない彼女たちに、夢を、希望を託したい。

Don't worry 信じる力が
I believe 強さに変わっていく
Don't worry あなたの愛をもらって
笑顔でいるよ

という歌詞ですが、公開当初、瑠海さんに「あなた」って誰ですか?って訊いてみたことがありました。
その時瑠海さんは「お母さんかな」って言っていたんです。
今は、明らかに僕たちに向かって歌ってくれている。それは、2018年に彼女たちが獲得したものを端的に表していると僕は思います。
約4年間の長い時間がかかったけど、彼女たちはついにここまでやってきたんです。

もう、自由になって、どこまでも遠く高く飛び去っていっていい。

Even if I'm far away
Always I think of you
I'll be there for you

って歌にしてくれたから、いつ会えなくなってもkolmeさんたちの心はそばに居てくれると僕は信じることができる。
だから、もっともっと大きなステージに進んでいって欲しいと、改めてそう思いました。


特典会のこともちょっとだけ。
クリスマスなので瑠海さんにプレゼントを持っていったのですが、お渡しした瞬間に、「いっぱい考えてくれたんでしょう?ありがとう!」と言って頂いて、その信頼が嬉しくてたまりませんでした。


正直、クリスマスライブをあまりにも楽しみにしていたので、僕の高まり過ぎた思い込みのせいで、当日がっかりしちゃったら嫌だし申し訳ないな、とも思っていました。
でも、そんなの完全に余計な心配でした。
楽しくて、嬉しくて、幸せで、でもみなさんの涙が胸に痛くて、でもそのために一層、過ぎていってしまう時間が名残惜しくて。
ライブが終わって、配信して頂いたライブのプレイリストを聴きながら最寄駅から家に向かって歩いていたら、終わってしまった喪失感に立っていられなくなり、ベンチに座ってボロボロ泣いてしまいました。
楽しかった、幸せだったと思いながら泣くのって、コドモみたいだなあと思いつつ、そんなことで泣けることをしみじみと嬉しく思いました。ちょっと寒かったですがwでも、切ないのにとてもとても幸せでした。

きっと何年か先の未来、このクリスマスを懐かしく思い出すと思うんです。小さな会場だったけど、おんなじ気持ちの仲間が集って、最高のクリスマスだったよねって。

僕はそう思います。