あなたを見ているときだけ世界は完璧だ

kolmeさんを応援するblogです。

妻子持ちのおっさんにとってのアイドル

僕は妻に依存して生きています。
感情的にも、生活の上でも、妻なしの人生はもう考えられないです。彼女の信頼を失ったときのことを考えると、恐怖しかないです。

僕は娘たちを愛しています。
彼女らも僕を求めてくれるし、僕も彼女たちが笑うのを見るのが何よりも好きです。

僕が誰かのために死ぬようなことがあるとすれば、それは彼女たちのためだと思います。(まあ、そんなにまともかどうか、その時になってみないとわかりませんけど。)僕は彼女たちとの生活を支えるために生きているし、彼女たちの存在に支えられてなんとか毎日を生きております。

でもね…。それだけでは生きていけないのです…。
自分が誰かを護り、護られるだけでは、人生を生きていくのがつらいのです。

これだけいろんなことに挫折し、自分に対して持っていた夢を諦めながら生きている毎日でも、今よりまともな自分になりたい、という気持ちはなかなか捨てられないものです。職業の上でも、経済的にも、地位的にも、なにもかもを諦めてしまうほど達観はなかなかできない。でも、なかなか思うような自分にはなれない。そういう時、僕にも振り仰ぐ対象が必要なのです。僕にとって、アイドルはそれにあたります。

たとえばPerfume。僕は中学の同級生と会社を興して何でも好きなものを作れる状況を与えられながら、失敗した経験を持っています。Perfumeは幼くして知り合った仲間たちと不屈の意志で戦い抜き、現在の地位に到達しました。その貴さは、あまりにもまぶしく映ります。
その後輩にあたるまなみのりささんたちは、恐るべき実力を持ちながら、今現在もその実力にふさわしい境遇を手にするために戦いを続けています。

今僕がもっとも応援しているのはNegiccoさんたちですが、彼女たちが10年以上にわたって、苦難に満ちた戦いを生き残り、少しづつ少しづつ夢の実現に近づいていく姿を見ていると胸が熱くなります。そんな勇敢な彼女たちが、歌い踊るのをやめてMCをするとき、の、あまりの素朴さ、まともさに接するたびに、勇気づけられる思いです。

同業の偉人と比べてしまうと、わが身が情けなさすぎる。細かいところに難癖付けたりしたくなる。でも、畑が違うところで、僕以上に自分自身の体を張って戦っている、年若い女の子を見ると、割と素直に、すごいなーと仰ぎ見ることができるのです。モノノフ諸氏がももクロに熱くなるのも、そういう部分が結構あるんじゃないかなーと思います。

僕にとって恋愛は割と終わった話で、嫁以外の女の子とねんごろになることについてはリスクしか感じないし、妄想か感想戦くらいのことぐらいしか感じないけど、美しい異性に対する欲望がなくなったわけではありません。アイドルさんはそもそも接触することも許されない存在だし、絶対にどうにもならない安心感もある。

そういうわけで、アイドルさんたちは僕にとって、安心してデレデレできる上に、人生のロールモデルとなってくれる、素敵な信仰対象なのです。
そのうえ、彼女たちは歌と踊りという奇跡を見せてくれる。音源でもそうですが、特にライブでは、一瞬だけいろんないやなことを忘れさせてくれます。

いやほんと、天使です。アイドルマジ天使。