あなたを見ているときだけ世界は完璧だ

kolmeさんを応援するblogです。

Do you know kolme?情報まとめ

11月20日リリースのkolmeさんの4thアルバム、「Do you know kolme?」に関する情報がだいぶ出てきたので、まとめてみたいと思います。

 

■リリースは4形態
Type-A(6300円)
2CD+DVD
ジャケ写はみもりさん、ということで、「MIMORI SE Collection」がついてくるのはこのバージョン。映像はブルーレイとおなじなんじゃないかと。
6300円。

Type-B(6800円)
CD+Blu-ray
ジャケ写は香美さん。 Remind me...のMVとHello kolmeツアーファイナルのブルーレイがついてるのはこちら。フルで入ってるといいなあ…。すごく楽しかったから…。

Type-C(3000円)
CD
ジャケ写は瑠海さん。3000円ということで、ご新規の方は全ショ撮ってね、ということですかね。

Type-D
CD+Blu-ray
イベント会場限定版、ということですが、またあるんじゃないですかね、トークイベント的なやつが。前回はエイベックスのカフェテリアでしたが、こんどはどうでしょうか。※予告がありました(11/12加筆)

初回版封入生写真
全4種類ということなので、各メンバーごとに1枚、そして全員ショット1枚のうちいずれかがランダム封入、ということですね。
それとamazonには「メーカー特典あり」と書かれた商品があるのでちょっと気になります(特典内容は未定とのこと)。

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 ■リリースイベントについて

特典券配布のレギュレーションは以下のとおりです。
Type-A(6300円) 6枚
Type-B(6800円) 7枚
Type-C(3000円) 3枚
(1購入ごとに1枚ポストカードがもらえるようです)
※2部制のイベント場合、特典券は1部2部共通でした(1部で購入した特典券は2部でも使用できました)。有効期限はその日だけで、かつてのように過去券として使用することはできません。使い切る分を買いましょう。

特典会は以下の順番で進行する感じです。
全員握手  1枚
個別撮影  2枚
全員撮影  3枚
全員サイン 2枚
全員サイン 2枚
(※イベントによって違うこともあると思うので、主催者の発表を確認してください)


通常版を1枚買った場合、3枚もらえるので
・全員握手3周 
・全員握手→個別撮影(2ショット)

・全員撮影

のうち、好きなメニューを選んでメンバーとお話できます。


■今後のイベント予定

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11/15 22:45時点でのまとめ


■曲順

01. Intro
02. Gotta look
03. Get your control
04. Remind me...
05. Interlude1
06 Repeat
07. I live in hope
08. Brand new days
09. Wonderland
10. Why, Mr.?
11. Deep breath
12. Same mistake
13. Up all night
14. Interlude2
15. Wherever I go
(ソースは↓こちらです)

rooftop.cc

・配信済み
Brand new days
Deep breath
Up all night
Be with me
Get your control
いや、この辺も新曲扱いでいいのでは…

・オンエア済み
Repeat
Da-iCE 工藤大輝さんとのコラボ曲。工藤さんのラジオ番組「TALK ABOUT」では
・作曲には2日かかってない
・デモに対するレスポンスが早くて的確だったのでなんのストレスもなく完成
・最初恋愛曲として作詞
・そういう経験も曲にしていく、という内容に途中からシフト
・kolmeのクリエイティブがあるからこそ歌える歌詞
・メロはkolmeの既存曲を研究して傾向の違うものを書いた
とコメントされてました。全く新しい座組の曲ですが、だからこそkolmeさんを的確に言い表す曲になっている気もして、ファンとしては大変胸が熱くなる曲です。

Remind me…
・10/28配信リリース
・作詞は瑠海さんで愛犬との別れを題材に作詞
・冬にぴったりな曲
ということですが、個人的には雨の夜に聴きたい印象を受けました。
kolmeさんの曲は、難しいシチュエーションのものが多い印象がありましたが、これは愛別離苦という人類が古代から直面してきた題材についての曲なので、誰でも感情を載せやすいんじゃないかと思います。新しいファン層を開拓できるといいな。
…しかし、ぷりんさんのことを、こういう形で知らされることになるとは。
「Oh yeah!」に「涙も笑顔も全部歌に込めるよ」という歌詞がありましたが、まさにそういうことですよね。そして、工藤さんの詞が正鵠を射ていると。
※とかなんとか書いてるうちに配信リリースされました


Remind me…の「…」は肉球のイメージ(by Ryotaさん)だそうです。天才!!

※以下11/12加筆分です
そしてLINE LIVE特番で全曲(一部)公開されました!

Gotta look
清涼感と疾走感溢れるオープニングナンバー!なんと2016年には作られていた(New54)そうで、こんなかっこいい曲をなんでここまで引っ張って発表するのと泣き笑いになります。サウンド的な完成度も高くて、ライブが待ちきれない1曲です。「Do you know kolme?って何入ってたっけ?」という話題になったら、必ずタイトルがあがる曲だと思います。
み「kolmeをまだ知らないでしょ?見て」
という気持ちを込めた曲だそうです。

I live in hope
美杜さんが中学生時代からずっと好きだったDECO*27さんとの対談からとんとん拍子で実を結んだコラボ曲です。富永感たっぷりのAメロ、DECO*27さんの味が発揮されたBメロやサビ終わり、そして瑠海さんの完全日本語詞と、両者の持ち味が融合した曲で、サビの感傷的な高揚感が心地よい曲です。
本日11/13 0時に配信開始予定だそうなのでぜひチェックしてみてください!

Wonderland
2017年に作られていたデモで、歌詞もほぼできていた状態で、発表の機会を待っていた曲だそうです。アリスやシンデレラを想起させるモチーフのストーリー性ある歌詞をコテコテの富永節にぶちこんだ、我々ファンにはたまらない1曲です。美杜先生の打率よ。

Why Mr?
印象的なクラップで始まるミドルテンポな富永節です。異性の友だちに恋人ができて疎遠になってしまった、というテーマの曲で、これがノンフィクションとか言われるとちょっといろいろ考えちゃいますねw 色んな意味で気持ちがざわつく気になる一曲となっております。


Same mistake
こ「人間は同じ間違いを犯して、何度も傷つく習性がある生き物だなあというテーマ」
LINE LIVE特番では「爆弾トラック」と言われた変拍子と転調てんこ盛り曲で、すでに振り入れも終わっているとのことなのでツアーで見られそうです。軽快なピアノに乗せて香美さんが英語詞をまくしたてる前半、瑠海さんのメロウなヴォーカルが心地よい後半とこれも早くフルで聴きたい1曲です。


Wherever I go
ラストナンバーは美杜さん作詞の開放感と高揚感溢れる1曲。己を貫いて5年間を戦ってきた彼女たちの教示と決意が結実している感じの、アルバムの締めくくりに相応しい1曲となっています。

・そして未知の新曲
I live in hope(DECO*27さんとのコラボ曲。)→※LINE LIVE特番で公開されました
Wonderland(インスタでイメージイラストが公開されました)
インスタで美杜さんがイメージイラストを公開していた、お風呂のイラスト(※バルコニーだそうで…大変失礼しました)の曲はどれなんだろう…。Why, Mr.?とか?
まだ全然情報出てない曲いっぱいありますよね。全然全体像が想像できない…。Repeatってあのテーマと曲調で1曲めか最後じゃないのか…。

 9曲のうち3曲はインストっぽいですが、こちらは未発表で、作者はRumbさん?それとも美杜先生?そのあたりもほんとに楽しみです。

そしてそしてそのアルバムを受けたツアーが、以下の日程で開催されます!

2019年
12月30日(月) 神奈川CLUB CITTA'
開場/開演時間 16:00/17:00

2020年
1月18日(土) 埼玉 西川口 Live House Hearts
1部13:00/13:30 2部17:00/17:30

2月2日(日) 宮城 SENDAI MA.CA.NA
1部13:00/13:30 2部17:00/17:30

2月8日(土) 神奈川 横浜Baysis
1部13:00/13:30 2部17:00/17:30

2月23日(日) 大阪 OSAKA MUSE
1部13:00/13:30 2部17:00/17:30

2月24日(月/祝) 名古屋 ell.FITS ALL
1部13:00/13:30 2部17:00/17:30

5周年を迎えて、ますます加速を続けるkolmeさんを目撃しに来てください!!
それでは、リリースイベントと、12/30クラブチッタでお会いしましょう!

食べたい!富永さんちのはらこめし

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どうにか完成したはらこめし

富永さんちの子に生まれていれば、帰郷するとはらこめしが食べられたのに。
近所のあきもっちゃん家にあそびに行ったり来たりできたのに!!なんで僕は生まれてくる時期を25年も間違えた上に、間違った家に生まれてしまったんだ!!この誤りを正すには、誤った肉体から正していくしかありません。正しい肉体を手に入れるには、正しい食物、つまり、推しと同じ食物を摂取していくしかありません。
幸い、優しい富永先生は、ご実家のはらこめしレシピを公開してくださっています。これを再現して食べれば、肉体の組成を改善し、やがては富永さんちの子になれるかもしれません。誰ですか、なれてもお父さんだとか言ってる人は。そういう夢のない話、先生嫌いです(いつのまにか教師ヅラ)。がんばったら富水さんくらいにはなれるかもしれないじゃないですか。富氷さんとか(誰だよ)。つーかまあ、どんな味か興味あるじゃん?食べたいじゃん?ということで、blogの公開から一年が経って再びはらこめしのハイシーズンがやってきた今、再現に挑戦することにしました!

■仕込み
①漬け汁を作る
富永文書には「醤油、酒、みりん、生姜汁を合わせたタレに一晩付けておく。」とあります。あるんですが、分量が書いてないので困ります。なので今回は、他のレシピをカンニングして、
醤油 大さじ4
酒  大さじ2
みりん 中さじ1
と生姜汁少々でいってみます。で、火にかけていっぺん煮立たせてアルコールを飛ばします。


筋子をバラす
スーパーで買ってきた筋子をバラします。これには、富永先生も書いてくださってるように、60度から70度のお湯の中で、薄皮を外す作業です。って、60度ってなかなかの温度ですよ?熱湯コマーシャルだって50度位ですよ?生の食品ぶっこんで大丈夫?茹でいくらになっちゃわない?って思うじゃないですか。意外と大丈夫です。ただ、あちいので注意が必要です。あとね、これ、親指の腹でそっと薄皮から外そうとするんですけど、どっちかというと、薄皮が温度で溶けて徐々にほぐれる感じなんですね。なので、お湯が赤く濁って地獄みたいな感じになります。
なので、米を研ぐ時みたいに、何度か上澄みをすてて差し湯をする必要があるんです。なので、お湯は余分に2倍位必要です。ここ注意ポイントです。水に浮いてる小さな薄皮を、ザーッと流して捨てる。これをなんどかやりつつ、いくらに残っちゃってる薄皮を丁寧に剥がします。そしてザルにとって、醤油で洗って仕上げです。この時点でもううまそう。

③いくらを漬ける
どんぶりにいくらを入れ、①の汁をぶっかければこの工程終わりです。っていうかね、この時点でビジュアルの説得力がすごい。美味しそう。懸念としては、ややしょっぱいんじゃないか、という気がします。こういうとき、僕がよくやるのは醤油をめんつゆに置き換える作戦ですが、今回は富永さんちの味を味わうのが目的なので愚直に行きます。



④鮭を切る
まずは秋鮭を一口大にそぎ切りにします。っていうか、この時点でわさび醤油で食いたい。っていうか一切れ食った。うまかったです(終了)。いやだめ、終わっちゃダメ。これは煮汁をとるための素材なので、素材食いはダメです。

⑤鮭を煮る汁を作る
さて、ここで問題があります。富永文書には「生シャケを一口大に削いで砂糖、醤油、酒、みりんと、生姜を入れて煮る。」とあるのですが、ここにも分量がありません。
なので、適当にカンニングします。
醤油 大さじ3
みりん 大さじ3
酒 大さじ1
生姜 少々
でね、カンニングしたレシピには、砂糖を入れると書いてある。これはね、いくらもしょっぱい疑惑があるし、コクも出そうなので入れたほうがいいと僕の勘は告げています。でもレシピには書いてない。うーん、うーん、と迷っているうちに大さじ1の砂糖を誤って投入してしまいました。いやね、決して富永先生が忘れてるとか思ったわけじゃないんですよ。間違っちゃった。わざとじゃない。事故事故。
それとね、ここまで来て思うことは、この調味料の量では3合のコメを炊くための水分としては絶対足りない、ということなのです。他のレシピを見ると、足りない分は水を足しましょうとか豪快なことが書いてある。薄くなるじゃん!せっかく煮汁とるのに!なので、独自判断で出し汁を300CC加えます。この量じゃおこわにもならないし、水足すのも変なもの足すのも逸脱が激しすぎるじゃないですか。しょうがない。これくらいはしょうがない。事件は会議室で起きてるんじゃない、厨房で起きてるんだ(美杜先生のお父さん世代のギャグ)(そしてギャグではない)。

⑥鮭を煮る
「納屋を焼く」みたいな見出しになりましたね(どうでもいい)。煮込み時間はどれくらいがいいのか、いろいろ検索してみます。どうやら7分がいいっぽいです。煮過ぎると固くなるとも書いてあります。まあ、とりあえず煮てみると、煮立つにつれてものすごく泡立ちます。砂糖?砂糖のせい?だからやめろと言ったんだ!(部下に責任を転嫁するスタイル)(だが部下がいない一人部署スタイル)まあ、いいんじゃね、いい匂いだし。
ちなみに、このときに鮭のアラも煮込むスタイルもあるようです。でも、富永文書には書いてないし、アラを使うと味わいが深くもなりますが、処理をミスると生臭くもなるので今回は使わないことにしました。皮は煮ます。


⑦米を三合炊く
ということで7分煮て、身を別のさらに取り出して、研いだ米に煮汁を注ぎます。
4人家族なのでこんなもんかなと。定量よりちょっと少なめにしておこわっぽく仕上げます。ということでタイマーセットしてあとは放置するだけなんですけど、炊飯段階で出汁の匂いがして大変食欲をそそられます。すごくうまそうなので蓋をあけて様子を見たくなりますが、赤子泣いても蓋とるな、ですからね。我慢我慢です。

■実食
どんぶりに炊き込みご飯を盛って、煮た鮭の身をちらし、その上からどばどばといくらをかけて完成です。言っても、筋子はまあまあお高いので、今回は4人で250gにしたんですけど、フツーには食べられるけどもっと豪勢にかけて食べたいな!って思いました。もう1本買っても良かったかも。そうすると筋子だけで3000円くらいになるので、これはまあ、ごちそうですね。お店で食べると1食2000円位みたいなので、自炊すれば2本使ってもだいぶお得ではありますが。



で、味なんですけど、まず、いくらが美味しいじゃないですか。口の中でぱちゅっと弾けると、いくらの旨味に混じって思った以上に出汁の味がダイレクトに感じられるので、いくらって料理なんだな、って思いました。今まで、筋子といくらの区別ってはっきりついてなかったけど、筋子は素材、いくらは料理ですね。
そして、炊き込みご飯が美味しい。固めに炊いたのも良かったです。香りと、米の甘みの奥にふわっと浮かんでくる鮭の旨味がもどかしくも美味しくて後を引く感じです。
これに、そのものズバリの鮭の身の味といくらを合流させて食べるわけで、それはね、旨くないわけ無いです。どのパーツも単体で美味しいもので、そもそも鮭由来なので相性も完璧です。合体させて食べると野太い旨味の塊をガツガツかきこんでる感じになります。実にうまい。また作りたい。でも材料費が結構高い。でも、難しい要素は特にないので、お祝いのときとかにえいっと投資して作ってみたらいいなーと思いました。

それと、仕込みに時間がかかるのが、お祝い向きだなって思います。きっと、みもりさんのお母さんは、「明日は美杜が帰ってくる!」とうきうきしながら仕込むんですよね。その嬉しい時間を、ひとしお味わうためのお料理としてもいいよね、って思います。…結局富永家の親御さんの気持ちになってしまいました…。お父さんの気持ちになってしまった…。残念です…。
恋人気分を味わいたい向きにはお勧めしません!!(まさかの結論)

アオザ…kolmeさんベトナムを語る・kolmeのまだまだ夏い残暑払い会

とい ら まっこい!(たちまち影響をうけるおたく)
kolmeのまだまだ夏い残暑払い会 in ネイキッドロフトに行ってきましたー。夏い!ベースボールベアー!エレクトリックサマー!きみにあいたーいー!!(うるさい)
新大久保のネイキッドロフトは地上階にある小さめのロフトプラスワン、という感じの会場でした。なんといってもソールドアウトしておりまして、新横浜ではアイドルの祭典@JAMエキスポが開催されているというのに、この会場にやってくるのは筋金入りのkolmeファンしかいないのです。
加えて、直前にはメンバーお三方がアオザイ姿で登場するというアナウンスがあり、ライブもないというということで、私は正直申し上げて特典会の計画で頭がいっぱいでございました。ベトナムに行けなかったにもかかわらずアオザイのkolmeさんが肉眼で観測できるというだけでも行くしか無いイベントでした。
※例によってメモも取らずにうろ覚えで再現している内容なので、順番、事実関係に誤りがあると思います。その点はご容赦下さい。

入場してみますと、テーブルにはこんなメニューが。

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イベントスペシャルメニュー

そして、1オーダーごとに抽選券がいただけて、イベントの最後に抽選があるとのこと。
「賞品何ですかね?」
ベトナムのおみやげにサインが入ったやつでは」
「注文するしかですね」
概ね50名の会場で、12:00開場の13:00開演だもんおかしいと思いましたよ。その一時間に最こーるみー(kolme界隈で常用される乾杯の発声)しまくれということですよね。そしてまんまと盛り上がる我々。「なんか外国風な味がするポテート」を肴に開園を待ちます。

そしていい感じに出来上がってきた会場がひときわ湧き上がります。アオザイのkolmeさんたちの登場です!!
かあわいいい。かあわいいい。かあわいいい。かあわいいい。かあわいいい。かあわいいい。(以下50行削除)
美杜さんが水色、香美さんが赤、そして瑠海さんが黄色のアオザイで登場なのです!!
整理番号4番だったので、最前ドセンのテーブルに潜り込んだため、もう大変です。
そしてスペシャルドリンクでの乾杯です。
こるみ「モッ ハイ バー ヨー!!」
ベトナム語での乾杯!↑

■オープニングトーク
こ「いやー、今年の夏は密度が濃いよね」
み「そう、もう、スケジュールぱっつんぱっつんだよね」
る「そう、いろんなところに呼んでいただいて。制作もあるし。去年とぜんぜん違うよね。a-nationだって青森だけだったんだよ。それが急遽ねえ、大阪のコミニュティステージにも出られることになって。どうでした、今年の夏は」
み「いつからが夏か、っていう問題があるよね」
こ「宮島行ったのは?」
る「博多の帰りかな(※ほんとは山口の帰りです)」
み「マルセイユは3月だっけ?」
る「2月とか?全然夏じゃないけど」
み「あーでも誕生日のあと、私めっちゃアクティブだから」
こ「そうなの。信じられない」
み「こないだ制作で3徹したのね。なのに制作終わった夜友達と飲みに行ってオールしたから」
る「4徹。すごいよね。そう、二人はね。明日レコーディングだって言うときにも平気で飲みに行くんですよ」
こ「るーちゃんは行かないよね。」
る「私は思いっきり翌日に差し支えるタイプだから。二人は全然影響ないからいいと思う」
こ「るーちゃんはね、部屋の前を通ると明日レコーディングする曲が聞こえるの。ずっと練習してる。さっすがリーダー」
み「いやまあ、メインボーカルだしね。私そんなに練習要らないもん。本番前にちょちょっとやれば十分(曲作ってますしね)」
る「そう、だから、仕事終わってこーるみーハウスに戻ってくるじゃないですか。部屋にいると、玄関のドアが「ガチャ」って開くわけ。あ、一人飲みに行ったな、と。で、しばらくすると、また「ガチャ」っていうわけ。あ、またか、と」
み「るうなさんもたまには行けばいいじゃん」
る「私はおしゃべりだから、すぐに喉が枯れちゃうの。飲み会なんか行ったら大変だよ」
み「喋らないでひたすら飲めば」
る「無理だな。いやまあ、そんなふうに制作なんかもある中で、ベトナムも急に決まったんですよ。その日から、週1でベトナム語のレッスンが入って。で、毎週アンさんに「ダメです」って言われて」
こ「配信見てくれた人は知ってると思うけど、アンさんってきれいな人が教えてくれて」
る「では、今日はベトナムで撮った映像を編集してもらって持ってきたので、それを見たいと思います」

■1日目 ハノイ日本語学校でのライブ
る「これね、ついて学校に案内されたら、即みんな待ってるんだよね」

ライブが始まり、ベトナム語での自己紹介
み「もう赤ちゃんがしゃべった!みたいな反応だよね」
※会場は一言しゃべるたびに大盛り上がり

る「この女の子たち日本語でMy affection歌ってくれたんだよね」
み「私達も耐えきれず乱入するっていうね」
る「で、私達もライブしたんですけど、このあとの曲紹介注目して下さい」

<映像>
こ「それではみんなで一緒に踊って下さい。My…」
(不自然な間)
み「…えぶりしんぐ」

こ「(爆笑)いやー、これ、My affectionしか出てこなくなっちゃってさ」
み「待っててもなんにも言わないから、私が「everything」って言ったの」
る「こうみちゃん、どうしちゃったのかな、って。でも、みんなスマホのライトつけて振ってくれたり、すっごく盛り上がってくれて楽しかった…。」
る「変えるときも出待ちしてくれて」
み「人気者みたいだったよね」

ホイアン 美化活動の様子
る「これ、ね。船に乗ってゴミを拾うんだけど、なんでか私と美杜さんには網が二人で一個なんだよね。なので、二人で網を持ってるっていう」



■2日目 香美先生のダンス指導
る「見て下さい、先生の指導ぶりを」
さしもの香美先生も日本語での指導でした。
曲はBống Bống Bang Bang

■アート交流会
る「こうみちゃんがこのこの子のお腹をww」
こ「可愛かった(太った男児のお腹をぽんぽん叩く香美さん)

 

■3日目 ホイアン観光
る「最終日にしてようやく観光っていうね」
こ「でもスケジュールがぎゅっとつまってたのがよかった。充実してた」
る「このお店で私と香美ちゃんはピアス買ったんだよね。美杜さんはそういうの興味ないから」

<映像>
売店のガラスケースに入ったビールをほしそうに爪でカチカチ叩く香美さん
ケースを開けて残念そうにスポーツドリンクを手に取る

る「我慢したね。えらいね」
こ「一応ライブ前だからさ。もう、ね、スパイダーマンが気になって仕方ないの。バイク乗っちゃうんだよ?銃撃っちゃうんだよ?!…買っちゃったけど。」

み「レジの後ろにもスパイダーマンおる!」
こ「ほんとだ気づかなかった」

み「あー、ここ!チョコレートショップ!!」
る「そう、ライブを見ました!っていう人が案内してくれたんだよね」
み「チョコレートもらった!!で、ここすっごく涼しかったの。わたしずっとここにいたかった」

 

■最終日ライブ
<映像>
上野優華さん、ダンサーの皆さんとアオザイ姿でBống Bống Bang Bangを踊るkolmeさんたち

る「このダンスはね、地元グループのMVを見て完コピしました」


BỐNG BỐNG BANG BANG (TẤM CÁM: CHUYỆN CHƯA KỂ OST) | 365DABAND | Official OST

る「終わった後ね、みんな写真撮りに来てくれて」
み「これ、イベントの司会してくれたひとだよね」
こ「これはそのご家族」

る「はい、というわけで、いったんここで休憩したいと思います。私達が喋ってると注文とかしにくいでしょ。トイレ行ったり、注文したりしてください。休憩の後は私達が撮った写真とかを見てもいたいと思います」

■休憩後 写真トーク

・瑠海さんの写真 生簀レストラン
※最初すごく小さく表示され、構わず喋りだそうとする瑠海さんを静止する美杜さん。画面横にしてピンチアウトして解決。
会場からさすがの声。

る「これはね、レストランなの。水槽の中に色んな魚がいて、食べたいものと調理方法を指定するわけ。エビだったらあげて下さい、とか。見たことない大きな貝がいてテンション上がりました」
こ「食事といえばさ、会食やばかったよね。あれがベトナム最大のピンチだったかも」
る「そう、会食があったんですよ。で、席が決まってるわけ。kolme RUUNA様、みたいな感じで。で、私達のテーブル、ベトナム語と日本語が両方話せる人が誰もいなかったんだよね。喋れるのは「Ngon(美味しい)だけっていう。」
み「一緒のテーブルの人もジェスチャーで教えてくれるんだよね。これは、こうやって食べるんだよって感じで」
る「んで、私達は真似して食べて「Ngon」。…それ以上会話ができないの。
会場 爆笑
る「唯一ちょっとだけ英語ができる人がいて、香美ちゃんはその人と英語で話してた。」
会場 おおー!
こ「(得意げな笑み)」
る「次行くときは、もっと会話できるようになりたいね」
み「思った」
こ「そうだね」

・美杜さんの写真 機内 眠っている瑠海さんが美杜さんにもたれている
み「はい、これはね、瑠海さんが飛行機で寝るわけ。で、寝ると私にもたれかかってくるの。まあ肩に来るのはいつものことで想定内なんだけど、るうなさん、胸の前までくるからね」
る「そんな?…おかしいなあ、ネックピローとかつけてちゃんとしてたんだけどなあ」
(写真はネックピローつけてませんでした)
こ「胸まできたあとはどうなんの?」
み「もどる。るうなさん頑張って戻る人だから」


↑この時はネックピロー着用

 

・こうみさんの写真 ホイアンの船(たらい舟みたいなやつ)
こ「これね、最初ホイアンで乗りなさいって言われて、私は断固拒否したの。動画出るかな」

<映像>
デモンストレーションの男性二人が船を激しく揺らす動画

こ「これは無理、と思って。でも結局ボートレースには乗ったんだけどね。」

る「もう「ボートレース」だけ言われたんだよね。それで私達レースだと思って一生懸麺やったんだけど、まだ始まってなかったんだよね」
み「なっがいのよ、練習が」
る「そう、もう疲れた、と思ったら、これからだよって言われて。一生懸命漕ぐんだけど、指の皮が剥けて痛くなっちゃって。心が折れた」
こ「それで本番は、コースを4周するのよ。で、1位の船がゴールしたから、よかった、おわりー!と思ったら、4周ちゃんと漕げ、って言われて。なんかね、ボートの先生みたいな人が後ろに乗ってるのよ。で、さぼってると肩をボン、って叩かれるの」
み「いやでもね、ちゃんと楽しかったんだよ?!」
る「そう、たのしかったんだけど、力を出す場所がわかってなかったね」

み「あとさ、車乗ったじゃん。あれ楽しかった。」
る「トゥクトゥクみたいなの。なんだろう、壁とかなくて」
こ「ゴルフのカートを長くしたみたいなやつ」
み「乗り物を用意しました、って言われて、どんなのかとおもったらそれで」
こ「動画あるよ」
一瞬水着の動画が映り、会場大いに沸く

こ「あった。倍速だけど」

<映像>
夜のホイアンを走るトゥクトゥクの倍速ムービー

る「だいぶ倍速だね」
み「こうみちゃんしか写ってないやん」
こ「後半みんな映るから」
み「これね、一番うしろに後ろ向きの席があるんだよね。私乗りたかったけどダメって言われて。」
る「結局マネージャーが乗ったんですけど、後ろのクルマと向かい合わせになるから気まずかったって言ってました」

■乾杯の時間
ここで、お三方が各テーブルを回る時間に。
カウンター席も含めて、乾杯したりお話したり、来場者に丁寧に声をかけて回ります。

こ「みんな楽しんでるー?ってむちゃくちゃ楽しんでるな」
「飲んでるよー!」
こ「飲みすぎじゃない?」
「関西軍団長寝ないように見てますから」
「XXさんがちゃんと電車に乗せてくれるって」
こ「ほんとにー?そこで寝ちゃダメだからね」
「はーい」

る「みんなきてくれてありがとうー」
「るうなさんかわいい」
「やっぱり黄色なの?」
る「みんなで、何色着る?って話になったとき、香美ちゃんが「赤がいい」って。黄色が似合うと言えば…とってなって、私が黄色担当。」
「お似合いですー」
「似合うよー」
「そのピアスはベトナムで買ったやつですか?」
る「そうなの!さっき映ったお店で買ったやつー」
アオザイは出発前に採寸を済ませたオーダーメイドとのことでした。

みもりさんは結局僕らのテーブル(ととなりのテーブル)には来ず。
ま「うちにも来てくださいよー」
み「そこ近いからいいじゃん」

■抽選会
そして、ここからは抽選会。オーダー時に配られた半券が抽選券となります。
賞品は
ベトナムで配られた名刺
ベトナムで配られたポストカード
ベトナムコーヒーの豆(袋にサイン入り)
でした。僕も名刺が当選して、瑠海さんに手渡していただきました(嬉しそう)。

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頂いた名刺


■締めのトーク
少々喋りすぎてしまってアルバムの話をする時間がなくなってしまったとのこと。
5曲の新曲もできて、制作順調、秋から冬にかけてのリリースになる旨が知らされました。
る「ではここで、せっかくなので…」
会場 「おおおお!」
る「Be with you」
み「meね」
こ「meだよ」
る「そうだっけ。「Be with me」をワンコーラスだけきいてもらいたいと思います。これは私瑠海が作詞した曲で、結婚する友達の事を書きました。まだ当人にも聴かせてないんだけどね。サビのところではみんなで手を降って、会場が一つになったらいいなと思ってます」

会場 拍手
る「では、8/26の配信をお楽しみに。この後もいろいろイベントありますから、暑さに負けず遊びに来て下さい。では今日はありがとうございました。以上」
こるみ「kolmeでした!」
満場拍手

このあと、来場者は各自注文した料理の精算を行い、特典会になりました。

■総括
着席でアオザイのkolmeさんたちを見ながら、飲み物や食べ物をいただきながらの快適なトークイベントでした。
映像で見たkolmeさんたちとベトナムの皆さんとの交流はとても楽しそうで、見ていてとても幸せな気持ちなりました。これから何度もベトナムを訪れて、知名度を高めていけたらいいなあと思います。

それにしてもkolmeさんたちがかわいかった。


特に瑠海さんがかわいかった。そして美しかった。そして優しかった。(以下10万回繰り返し)
興奮しすぎたせいか、翌日39度近い熱が出ました。コドモか。

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ベトナムのお姫様が僕に微笑んでいます

 

シムさんのこと

※2007年1月27日にmixiに投稿していた文章です。

 

寒くなってくると、シムさんのことを思い出す。

そのころ僕たちは、高円寺は早稲田通り沿いにある個人経営のコンビニでバイトしていた。これがまたひどいコンビニで、バイトというバイトが店の金は抜くは商品は盗むはで、バックヤードには「もうしません」と書かれた念書が壁一面に貼られていた。僕は出勤するたびに増える念書を見て、初めて社会というものを見たような気になった。
僕と友人のさとひら、それに韓国人のシムさんは、僕が知る限り盗みを働かない数少ない店員だった。「クリスマスキャロルの頃には」がヘビーローテーションする有線放送に首まで漬かりながら、僕らはぐずぐずと仕事をしていた。

シムさんは石田靖に似た青年で、いつでも酔っ払っていた。
「おはようごらいます」
とまるでコントの中の人物のような動きで登場する彼は、毎日16時間以上シフトに入っていた。バイトに入ってない時に心配になってのぞきに行くと、案の定レジスターに突っ伏して熟睡していたり、ドッグフードが2万円とか、激しく計算を間違えたりしていたので、何度か時給ももらわずに手伝ったりしたものだ。
頭がはっきりしているときのシムさんは気のいい青年で、にこにことひょうきんに自分のことを話してくれた。彼は日大で写真を勉強するために日本に留学しており、まず日大を受験するために日本語を勉強中で、そのために学校に通っているのだといっていた。なんかもうちょっとやりようがありそうなもんだと思ったが、まあとにかくそんな遠大な計画のために異国に来てしまう彼はすごいなと思った。
シムさんは酒も好きだが女の子も大好きだった。日本語学校の教務課の女の子がかわいらしくて好きでしょうがないと言っていた。その割には、店のアイドル的存在だった綱森ちゃんにも積極的なアプローチを見せていた。韓国に帰ると、婚約者が5人いる、とも言っていた。その話を聞いて、シムさんのあまりに杜撰なうそつきぶりを大変好ましく思った。

お気楽な彼だったが、生活が楽ではないのはそのシフトの入れっぷりを見ていれば推察できた。深夜勤務は原則二人ですることになっていたのだが、シムさんが毎日固定で、相棒がくるくる入れ替わっている状態だったのだ。

年の瀬が押し迫ってきたある日、僕がレジに入っていると、非番のシムさんが店にやってきた。珍しく酔ってもおらず、にこにこしてもいなかった。
「まっこいさん、お金貸してください」
いくらだと訊くと、5万円だという。家賃なのだそうだ。僕は珍しく馬券を取った直後だった(シンコウラブリィのMCSだったかと思う)ので、ちょっと迷った後その金を貸した。

その日からシムさんは姿を消した。
完全に彼を当てにしていた店長は、なんどもなんども電話をしていたが、連絡が取れないようだった。彼がいなくなってコンビニは忙しくなった。彼の代わりに入るほかのバイトは、勤務時間中にいなくなる奴やバックヤードで廃棄品をもしゃもしゃ食ってる奴などろくな奴がおらず、働いていると気持ちが荒んだ。
常連客たちは、みな「シムさんどうしたの?」と訊いてくる。僕はとりあえず、「どっかでよっぱらってるんじゃないですかねえ」と答えていた。

晦日は地獄だった。ひっきりなしに訪れる客、客、客が途切れない。その上、もう一人のバイトは出てこないわ、中東系らしい外国人がクルマが故障したらしくなにかをしきりにわめきたててくるわ、酔っ払った女性に新高円寺の駅まで連れて行けとせがまれるわろくなことがなかった。当然、レジをしめると金額が合わず、店長は疑惑のまなざしをむけてくる。
ほとほと嫌になりながらレジの付属品になっていると、突然客がいなくなった。時計を見ると午前3時を回っていた。いつの間にか年が明けていた。

1月1日の早稲田通りは人影もない。中野方面から差してくる日差しは考えてみれば初日の出なのだが、コンビニのエプロンをつけていると何のありがたみもない。箒を出して、ごみを集めたいのか散らしたいのか自分でも分からず適当に動かしていると、ポンと肩をたたかれた。
「まっこいさん、おめでとうございます」
シムさんだった。
「おおお、シムさん!どうしてたの、どこにいたの?」
「え?わたし、うちにいました。風邪引いて寝てた」
「えええ、店長何度も電話してたよ?」
「電話?かかってきませんでした」
「…止まってただけかよ。」
それから二人で店番をした。ぜんぜん客が来ないので、店の酒を買ってすこし飲んだ。シムさんはすこしとは到底いえないほど飲んだ。僕はただただ、目の前でシムさんがよっぱらっているのが嬉しくて嬉しくて仕方なかった。

帰り際、シムさんは金を返してくれた。
その日からパチンコの調子が悪くなった。この泥沼は2月になっても3月になっても抜けられず、あんまりにも勝てないので、就職活動をはじめることになる。よくわからないが、なんとなくシムさんに世話になったような気がしている。

 

秘められた決意・開いた扉 Super Ultra kolme tour Final 東京公演

Super Ultra kolmeツアーファイナル東京公演の会場はo-west
DE DE MOUSEさんとのツーマンです!DE DE MOUSEさんはHello no buddyのRemixをしてくださっていて、そのご縁での対バンとなります。僕もDJ Meguさんの出演されるイベントで共演されたときに観たことがあって、その変幻自在のDJぶりに驚いた記憶があります。でも、今回はバンドセットという情報も飛び込んできています。DJも楽しみだったけど、バンド?!ひょっとして即興っぽいコラボとかあって2度と聴けないようなものが聴けたりして!
そして、kolmeさんはどうするんだろ、なにやるんだろとニヤニヤがとまりません。だってこんなの絶対楽しいに決まってるじゃん。しかもね、新衣装かわいいし。新衣装かわいいし。新衣装かわいいし。(以下5万回リピート)。
前日のa-nationの帰り道には、このツーマンのことばかり考えていました。

 

DE DE MOUSEさんのターン
というわけで、DE DE MOUSEさん先攻でライブが始まるときには、もう僕はかなり仕上がっておりまして。
そんな状況でいきなりHello no buddy Remixから始まってガッツリ掴まれます。曲調的にも落ち着いた曲だし、つかみという意味でもいきなりやるのがいいですよね。
そしてドラムの山本晃紀さん、Bassの雲丹亀卓人さんが入場されて、
デ「時間いっぱい曲やりたいんで、あんまりしゃべらないです。曲いいな、とおもったらどんどんShazamしていただいて、ツイートで拡散とかして下さい。見つけたらステージの上からいいね!します」
の宣言のあとはノンストップでした!
いやもうね、1曲めからひたすら音に耽溺していたので結局Shazamとかしなかったんですが、楽しい。
すらっとした長身でヒゲの雲丹亀さん、優しげな感じの山本さん、お二人ともすごい演奏力で、その真中でDE DE MOUSEさんが楽しげに遊び戯れつつ、繰り出される曲の数々が塊となってフロアに降り注ぐわけですよ。
kolmeのお客さんはわりと、受け止めて噛みしめる感じの方が多いと思うんですけど、さすがにこの演奏と、DE DE MOUSEさんの巧みな煽りには反応せずにはいられません。
どう巧みかって言うと、なんか煽りに親密感があるんですよね。手振りで、「手を上げて!」とか「さわげ!」とか「もっともっと!」とか「いいねありがとう!」とかやられるわけですけど、
親しい友人に誘われてる感じでやりたくなる煽りなんですよね…。なにより彼自身がほんとに楽しそうだから、なんというか非常にチャーミングだな!って思いました。
「ロックで!」とか「みんなでマンボ踊ろう!」とか、とにかく豊穣な音楽の雨あられという感じだし、突然「今日の思い出のためにスマホで撮っていいよ!」と言われたり。ちなみにこんな感じになりました。


ずっと右肩上がりに楽しかったせいか、ラスト2曲が特に印象に残りました。「Rainman」と「be yourself」。あと2曲で終わりって言われたとき、次kolmeなのに、本気で「えー!」って思ったのってちょっと記憶に無いです。
踊って跳んで、前半から大満足となりました。

 

■kolmeさんのターン・OPSEについて
転換の終わりにドリンクが用意されて、水、水、コーラの並びにkolmeファンは全員ニヤニヤしましたよね。
そしてダークなオープニングSEが鳴り響いて、kolmeさんの登場です。いぇあー!!(開き直り)
ことさらに美杜さんっぽいこのSEを初めて聴いたとき、「はい、ここからは私達の世界だからね!」って太い境界線を引くような感じがして、対バン用なのかな?と思いました。
仙台で訊きそびれたのであとで聞いた所、「リズム重視でそこから作ったんだ。ピアノはババって(自分流にかき鳴らす?)感じ。この前作ったやつが明るく爽やかな感じだったでしょ?
あれがうーん(ちょっとしっくりこない?)って感じだったし、1曲めがBrand new daysって決まってたから、おもいっきりダークに振ったの」とコメントをいただきました。
1曲めから逆算されて作ってる、っていうことにちょっと驚いたら「いつもそうだよ」って言われました。
個人的に、去年4月のUltra callme The earthが割と印象的でよく覚えてるんですけど、あのときくらいから曲順を使った演出がぐっと深みを増した気がしてました。
そのあと、7月に配信されたPlease callmeにつながって、外部のプロに曲順構成を依頼する、という展開につながったんですよね。
あれがまた、自分たちの曲を客観視する度合いを深めたんじゃないかと思います。
そして、そのあとのHello no buddy Remixの連続展開。そして、クリスマスのライブで初めて、OPSEを美杜さんが作るわけですけど、これが雪の降るクリスマスのイメージの曲でした。で、1曲めがWhy not meだったんですよね。kolmeさんたちはずっと、既存曲の磨き直し、底上げに不断の努力を続けてきましたが、その一方で曲と曲を有機的に繋げるという軸においても、日々進歩している。
美杜さんが編曲の技術を身につける、という方向で僕たちはずっとわくわくしているわけですけど、それは、構成の側面においてもやれることが増えてる、ということなんだな、と。
なんか、こういう小さなピースが一つ嵌まることで、いろんなものがつながって、ぜんぜん違うものに見えてきたりする瞬間が時々あって、これがあるから、kolmeさんのライブはいくら見ても「まだなんかあるんじゃないか」という期待感がなくならないんですよね…。

 

・Super Ultra kolmeツアーのセットリストの変化について

はい、ではここで今回の3公演のセットリストを御覧ください。

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3公演のセットリスト比較

Brand new daysとDeep Breath,Up all nightを軸に展開するのは3公演共通ですが、2ブロック目のPreciousとSay good byeの出し入れの理由がよくわかんないな、と思っていました。
両方とも香美さんメインの曲なので、終演後に香美さんに訊いてみたのですが、ファイナルで Preciousにしたのは、DE DE MOUSEさんとの相性を考えたから、ということでした。
確かに、ツアーが始まる前から、瑠海さんは「ワンマンのときは作り込んで、パッケージとして持っていく感じなんだけど、今回は対バンだから、相手に合わせていろいろ変えているんです。それが新鮮で楽しい」と言っていました。今回のツアーをやることで、お三方はまた新たな段階に突入した、そんな感じがあります。(とは言え、フィロソこーるみーがあったから、「はじめての対バンツアー」では無いですよね。「はじめての自主企画対バンツアー」が正しいと思います)

そしてファイナルは豪華でした。なんと13曲もやってるんですから。ワンマンの昼の部より長いんですよ。そして追加された3曲がどれも効いていました。2曲めのIn my dreamすばらしかった。色んな要素が凝縮している曲で、しかも湧き性能もあるから、短期決戦向きだと僕は何度も書いてますが、一気に盛り上げる性能は序盤のつかみにつかってももちろんいいですよね。そして、Precious→Hello no buddyからのNo need to rushもよかった。うっとりするような作品世界にゆったり浸るブロックは、これまでなかなかなかった感じです。
そして美杜色全開のYou don't know meが盛り上げブロックに投入されるのは安心と実績の流れ。楽しい。

 

・4月からの配信曲について
それから、配信曲3曲が、どれもよかった。音源で聴いてるときは、Brand new daysに静かにみなぎる決意にしびれていたんですけど、ダンスがつくとまた違ったニュアンスが加わりますよね。
僕は特にアウトロのフリが好きで、三人が喜びも悲しみもわけあって、これからもいっしょにやっていくんだ!って言ってるような気がして、ぐっときます。
そしてDeep Breathは、これまでにない軽みがあって好き。サビの後半で両手を肩の上にあげつつ、片足蹴りながら回転する振り付けあるじゃないですか。あそこに代表される軽やかな感じが、歌詞や曲とよく合って、凝り固まったものをほぐしてくれる気がします。
そしてそしてUp all nightですよ!この曲もIn my dream的なところがあって、曲中の展開に振れ幅が大きいのがいいなあと思います。「Don't forget your playful mind…」からバキバキのダンスパートに入りますが(赤い照明があたるのマジかっこいい)
あそこの緩急とそこからの疾走感がたまらんです。2回目のcome on now get togetherのあとのところ、クラップで大いに盛り上がりたいところです。

・MC ベトナム語の勉強
まずはベトナムホイアンでの日本祭り2019への参加が発表されました。
る「三人でベトナム語を勉強してるんですよ。楽しいね、勉強するって。知識が自分の中に溜まっていくって嬉しい。で、香美ちゃんは結構喋れるんですよ」
こ「まあ、行ったことあるから、かな(余裕の微笑み)」
るみ「へえー…(やや敵視気味に)」
る「まあ、香美ちゃんは別格として、美杜さんはね、うまいんですよ」
み「(ドヤ顔でベトナム語)」
る「なんかね、発音がいいらしくて。美杜さんがなんかしゃべると、向こうの方がおおー!わかるわかる!ってなるの」
み「任せて。あ、でもまだまだ勉強しなくちゃだけど」
る「で、私瑠海は何を言っても「違います」こうですか?「違います」ってなって。「次回までに練習してきてください」ってなるから、一生懸命練習していくんだけど、こういう感じ(顎を前に突き出してしゃくりながら)でしゃべるから「かわいくない」ってなって」
こ「致命的だよねww」
る「可愛くしゃべる練習をね、したいと思います」
まあ、これはね。いつものkolmeさんの安定の楽しさじゃないですか。

 

・MC 秘められた決意

衝撃だったのは、今後の予定発表でした。
る「みなさん、12/30は何の日か。知ってますか?」
こ「はい知ってる人!」
会場挙手
る「じゃそこの帽子の方」
D「それは…kolme結成記念日です!」
会場喝采
る「よかったです」
み「これ違ってたらねw」
こ「だいぶ厳しいよねw」
る「はい、私達5年目の結成記念日を迎えるんですが、その日に、川崎クラブチッタでワンマンをやります!」
会場大喝采
る「今日来てるみなさんはぜひともね、今から予定を空けといて下さいね。そしてまだ発表があって」
会場「お?!」
る「年内にアルバムが出ます!!」
会場 大歓声
る「年内、年内です」
こ「詳しく言っちゃうとね、間に合わないと大変だから」
る「間に合わせます。間に合わせますけどね、詳細はまた後ほど、ということで。そして!」
会場「おおお?!_」
る「来年はライブツアーやります!」
会場 大大歓声
(※12/30川崎を皮切りに、三ヶ月に及ぶ大ツアーになるようです。アルバムのツアーなんですか?って瑠海さんに訊いたら、そうだって言ってました)
る「嬉しい発表がいっぱいできて、私達も嬉しいです。今だから言える話だけど、去年パリに行く前にはね、これでもし結果が出なかったら、全部綺麗さっぱり諦めよう、って話してたんです。
それが、こうやっていいことしかない状況になって。これからも頑張っていくので、ぜひ、kolmeの応援をよろしくお願いします」
…ちょ、ちょっと、それ、サラッと聞き流せないです…。
なにそれ?
どういうことですか?
怖い怖い怖い怖い怖い!!
でも、一旦大丈夫なんですよね?いっぱい予定ありますしね?そうですよね?
いやもうほんとにフランスで結果が出てよかった。ジャパンエキスポに参加された皆さんほんとにありがとう!!

ライブ中はね、そのあとMy everythingだったし、一旦心にしまってひたすらライブを楽しんだんですけど、この一撃は重くて。
ライブが終わってから時間が経てば経つほど、重くのしかかってきます。
よそのグループの「大切なお知らせ」を目にするたびに、決して他人事ではないんだと自分にも言い聞かせてきたつもりですが、これは衝撃的でした。
そして、そう思って思い出すと符合するところがいろいろと…。

 


旅行もそうでしたし、改名のことにも違ったニュアンスを感じますよね。
そして強く思うのは、この人達はぬるい覚悟でやってるんじゃないんだ、っていうことです。彼女たちは、決して具体的には語らない「夢」を現実にするために、本気なんだって言うことを改めて思いました。
今くらいの感じで続けていく、というのは多分プランにないんです。
いつか唐突に、kolmeさんたちに、瑠海さんに会えなくなるときが来る。初めて会ったときから、僕はこの人達は高く高く飛翔していく人たちだと思っていたし、それまでの時間は限られているんだぞ、って自分に何度も言い聞かせていました。
でもそれは、成功ベクトルの話で、志半ばで彼女たちがいなくなることを、正直あんまり現実的に考えたことがなかったんです。
急に、存ったかもしれない世界線の一つにそれが浮かび上がって、僕はうろたえました。正直に言えば、まだうろたえています。でも、それを知ってしまった以上、それを踏まえていくしかない。メメント・モリですよ。死を忘れるな、ですよ。明日死んでも悔いがないように、日々を送るくらいしか僕にできることはありません。それだって困難ですけど。
と、ゆーよーな感じで思考がぐるぐるした挙げ句、知り合いという知り合いを12/30の川崎に誘うことにしました。なにすればいいのかよくわかんないけど、とにかく瑠海さんのおたくとして前を向いて死ぬために、できることをやります。blogをガリガリ更新しているのもその一環です。最後の日が来たときどうなるかわからないけど、できるだけ後悔しないようにしたい。


・MC 大団円

そして、ライブの最後にはDE DE MOUSEさんが呼び込まれました。
る「では、今日素晴らしいステージを見せてくれました、DE DE MOUSEさんです!」
場内拍手
DE DE MOUSEさん入場
み「DE DE MOUSEさんにはHello no buddyをRemixして頂いたんですけど、原曲の意図をすごく尊重して頂いて…。その時からずっといっしょにやりたくて」
デ「その割にはずいぶん時間がかかりましたよねw」
る「私達もライブに遊びに行かせていただいて、お客さんも一緒に楽しめる感じが良いな、って思って。今日はすごく楽しみにしてました」
デ「ありがとうございます。僕らはね、「明日、空いてる?」くらいの感じで電話してもらえば全然くるんで」
こ「そんな飲み会みたいな感じ?w」
デ「バンドメンバーにね、電話して。「明日大丈夫?」って。「大丈夫、空いてるって」って電話しますから」
み「ホントですか?じゃあまたぜひお願いします」
デ「でもね、ほんとkolmeさんすごいですよね。曲作って歌詞書いて振り付けやって、歌って踊ってねえ」
る「そんなそんな。楽器とかできないんで」
デ「踊って歌うほうがすごいですよ。ファンの皆さんもね、すごく盛り上がって頂いて。みんな音楽好き、って感じで。ホント皆さんは幸せですよね。この幸せ者!」
会場 喝采
デ「それにみなさん綺麗だし」
る「そう、リハのときにね、「キレイになったね」って言っていただいたんですよ」
会場 フー!
デ「いや、ちょっとそれなんかすごい上から目線みたいじゃないですか」
こ「実際上からでしたよねw」
デ「階段の上の僕が、下にいるkolmeさんに言う、っていう。いや違うんですよ、リハの前にあったときは私服じゃないですか。こんな綺麗な人がきれいな格好してたら街で目立ってしょうがないでしょ、だから…」
る「…ちょっと、私服がイケてないみたいになってますけど」
デ「そういうことじゃなくて、いや、衣装がね、素敵だなって」
こみ「(ニヤニヤ笑う)」
る「そうだ、みんなで写真撮りましょう。はいみなさん、真ん中にぎゅっとなってください」
枝さんスマホをもって登場
る「はい、じゃみなさん、チーズ」
枝さんシャッター切る
る「OK?大丈夫?」

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記念撮影

枝さん小さくうなずきつつスーンとした顔で退場
デ「いつもこういう感じなんですか」
る「なんかああいうキャラみたいで」
デ「あ、俺たち三人だけだったら写真撮っていいですよ。SNSとかにあげてください」
会場 写真をとる
る「え、じゃあ、わたしたちも」
デ「え?え?大丈夫? 俺また怒られるやつじゃない?」
る「大丈夫です。じゃあ5秒だけ。
会場 写真をとる
る「5,4,3,2,1、はいー」
こ「あ、ねえるーちゃん女の子が」
る「今ね、(カバンからあわててスマホを取り出すしぐさをしつつ、あーっと絶望の表情)ってなってた」
み「もっかいいこう」
る「じゃあ、こっち(下手)から目線がいきますから。もう一回」
会場 写真をとる


る「はい、ありがとうございました!DE DE MOUSEさんに大きな拍手を!!」
なんか、トークのときにもいい感じに噛み合わず、とてもおもしろい取り合わせだなと改めて思いました。またこのツーマン、やってほしいです。

 

■総括
わずか3公演のツアーでしたが、公演としても素晴らしかったですし、kolme史的にも、この先の展開や、秘められた決意が語られて、なんというか非常に濃厚な公演でした。
3日会わざれば刮目して見よ、という言葉がありますが、kolmeさんたちのように、まっすぐに夢に向かっている人たちのスピード感っていうのはね、応援しているものの目から
見てもなかなか着いていくのが難しいんだな、と改めて思いました。
びっくりしたし、いろいろ考えてしまうけど、kolmeさんたちは前にも増してスピードを上げて前進していくことに変わりはありません。
さっきも書いたけど、全力で応援しようって思いました。

特典会では、瑠海さんとこの日のチェキを撮ったのですが、サインは生写真にもらって、チェキにはもらいませんでした。
なんか、完成させちゃうのが怖くて。
後悔しないように日々を過ごすと言っても、少しは余白があってもいいんじゃないか。思い残しややり残しがあることが、エネルギーになることもあるんじゃないか。矛盾してますけど、ふとそんなことも思ったりしました。

そういう意味では、kolmeさんにとって川崎クラブチッタはやり残しそのものだと思います。この記事をお読みの皆様に置かれましては、ぜひ12/30のスケジュールは空けておいて頂いて、お力添えいただけたらと切に思います。
ぜひ、川崎でお会いしましょう!!

kolmeかく戦えり・a-nation青森

アイドルファンなら誰しも、大観衆に歓呼の声で迎えられる推しの姿を夢見るもの。
このたび、我らがkolmeがa-nationに出演が決定したので、その光景を目の当たりにするチャンスがやってきました!
開催地は青森!…青森?!…青山じゃなくて?…青海じゃなくて?…青梅でもなくて?(地下的なあるある)
ほんとに青森だと言うことなので(それはそう)、
08:00 御茶ノ水
10:00 羽田
12:30 会場
18:30 終演
20:40 青森空港
22:00 羽田
という特攻スケジュールで日帰り参戦してまいりました。まわせーっ!まわせーっ!ガチ恋エアフォース、スクランブル!!(うるさい)


青森港新中央ふ頭は、青森駅から徒歩で約20分。
会場は突堤の中央部にあります。出店屋台がいっぱいのコミュニティエリアもたっぷり敷地がとられ、まさにフェスティバル。
会場は200人規模のブロックが30超用意されていて、概ね6500人位のキャパです。周りには立ち見エリアもたっぷりあってこの日は7000人位の動員に見えました。
日陰一つ無い会場に一瞬壮絶な覚悟をしてしまいましたが、両脇海なのでとにかく風が涼しく、過ごしやすい上に、日が暮れてくると大変ロマンチックな景観になる素敵な会場でした。

 

オープニングアクト
僕はオープニングアクトからずっと見ていましたが、どのグループも練度が高い上に、OAの性質を踏まえて献身的に会場を温めようとしていて、エイベックスの方針というか特色と言うかが伝わる気がしました。
僕は特にFAKYさんに眼を引かれました。あと、avexアカデミーの皆さんの演技もありました。瑠海さんもここにいたことあるんだよな、と思うとなんかもうひとりひとりが愛おしくてですね、この先の人生に幸多かれと祈らずにはいられませんでした。

■開演
さあ、そんなこんなでいよいよ本編がはじまります!!まずは、ピコ太郎さんの登場です。彼が会場入口から鳴り物隊をつれて入場するので、自然と会場は彼の姿を探して総立ちに。ずるい(うまい)。
例の曲でガッと掴んだ後は、青森弁のラップで大胆に地元に媚びつつ、みんなが真似できるナンセンスな振り付けをやらせながらいじったり、ご自分の赤ちゃん誕生をネタにした替え歌をやったり、会場をapplepen組とpineapplepen組に分けてコール&レスポンスをやらせたり、企画満載のステージで見事にトップバッターを務めました。

続いてナオト・インティライミさんが登場です。
ここからは音楽を満喫…と思っていたら、ギターと、足で操作するドラムマシンを背中にしょって登場した彼は、歴代シングルをワンフレーズだけ思いつくまま歌う、という遊びを始め、途中から「いかに短く終わるか」に挑戦する謎展開に。コーナーが終わり、ドラムマシンを外すためにスタッフが呼び戻されると、作業中BGMとして地元青森のご当地CMソングが流れるサービスが。地元の皆さんはみんな大合唱。
他にもスタッフさんが投げ込むボールをボレーキックで客席に蹴り込むコーナーがあったりして。で、歌が超うまいのは前提なんですよね。こんな大サービスのステージで盛り上がらないわけがない。
いやーフェス楽しいわー!というころでkolmeさんの出番でした!!

■kolme登場!!
僕はいちばん上手のブロックにいたので、下手野舞台袖がよく見えました。三人組が袖に出てきたので、きた!と思ったんですが、ん?ほんとにそうか?とも思いました。衣装の感じがいつもと違うので、一瞬他のグループの方かな、とも思ってしまって。kolmeの衣装といえば、モノトーン、三人とも同系色、みたいな感じが多かったじゃないですか。でも、とりあえず手を降ってみたら、香美さんが袖から手を振り返してくれました。三者三様の衣装。新しい一面、ってそういうことかー!と思いました。
ステージに出て、そのまま花道へ向かうkolmeさんたち。その途中、立って応援しているkolme勢に手を振ってくれて高まります。われわれは4人横並びだったので、ガッツリ視線をいただけて嬉しかったです。
そしてはじまったイントロがStep by step!
ほぼ着席の場内、立ってる我々はほぼ演者ですw しかしこの日の僕は瑠海さんのサインをびっしりと背中にしょった特攻服。この状況で推しにイモ引かせるわけには行きません。近くの女性たちの嘲笑の気配も感じつつw構わずやりきります。
まあ、我々への視線は別にすると、結構な数のお客様がコミニュティエリアにむけて移動してはいましたが、座っているお客様のうちの相当な割合の方がクラップしてくださっています。お三方も丁寧に客席にレスを送っていて、楽しそう。
いぇあーーー!!
ショートバージョンだったのが残念!もっとがっつり視線にさらされたかったです!(変態)

そして続いて流れるさわやかなイントロは、Up all night!
体を揺らしつつ、花道で歌い踊るkolmeさんたちを見ていると、ようやく俯瞰する余裕がでてきました。
たくさんのお客さんで埋め尽くされた会場の、花道の向こうには、快晴の青森の空。その奥には東岳(地元の方に教わりました)の雄大な景観が広がっていて、あまりの美しさと幸福感で現実感を失い、臨死体験みたいな気分になりました(死んでる場合ではない)。
あっという間に2曲が終わります。お客様に拍手で送られながら、手を振りながら捌けていくkolmeさんたちは、ライブハウスのkolmeさんたちと同じ。彼女たちがa-nationのステージに最初の一歩を刻んだんだな、と改めて実感しました。

■並行物販@a-nation
続いてw-indsさんのステージなのですが、特典会の時間になったので移動します…。まさかの並行物販@a-nation
kolmeさんとはセルフプロデュースかつ海外で活躍されているという共通点もあるし、なんなら一番観たかったんですが推しの特典会には勝てないのです…。
そもそもa-nationで特典会やってくれる事自体が、遠征おたくたちへのサービスだと思いますので、結果としていそいそと向かいます。(kolmeさんたちは見てから特典会に向かったらしいので、言っといてくれれば!と後から思いました。でも、彼女たちが観られてよかったです。)

特典会はコミニュティエリア内のmu-moブースのテントで行われました。
物販に立っていたスタッフの皆さんは明らかに不慣れな感じでしたが、一生懸命対応してくださいました。
この日は握手1枚、2ショットと2枚、全員ショット3枚のレギュレーション。

新衣装のお三方が登場するとなんだか胸がいっぱいになりました。さっきまでa-nationのステージに立っていたスターがこんなに近くにいるわけですから。
まずは握手。
る「ありがとうーーー!青森までーーー!!まっこいさん!」
ま「よかった!すごかったですね!花道でやるって最初から決めてたんですか?」
る「うん!一番近くに行こうって決めてた。」
ま「お客さんいっぱいでしたね!」
る「みんな優しかったー。あっという間だった」

み「おっ、まっこいさんありがと」
ま「セットリスト、誰が決めたんですか?
み「みんなで決めたよ」
ま「Step by stepきてびっくりしました」
み「そ?やっぱ、ガツンと行くときはStep by stepでしょ」

こ「まっこいさん!ありがとね」
ま「いやもう天気もいいし最高じゃないですか。持ってますね」
こ「すっごく楽しかったー。またこられるように頑張るね」
ま「ほんとですよ、また連れてきて下さい!」
こ「がんばる。まっこいさんありがと!」

そのあと、全員と2ショットを撮りました。
(2周め、男性スタッフの方が「メンバーは?」と聞いてくれるので、「美杜さんで」と伝えて油断していたら、僕の顔を見て福成さんは当然のように瑠海さんを呼び、瑠海さんも当然のように待っていてくださるので「あ、あの、美杜さんで…。あのあの、今日は全員と撮りたくてその…」としどろもどろの言い訳をするはめになりました…。聞くならちゃんと伝えてください不慣れなのわかるけど(うるさい自分でちゃんと言え)。)
美杜さんに衣装のテーマを聞いたところ、Tokyo Summerとのこと。
み「今年の夏をテーマにしたから、夏のイベントではガンガン着るよ!私のは背が高くなるようになってるんだ!」
と厚底の靴を見せてくれました。しかし、踊りにくいとかないんでしょうか…。

まあ流石にサインまではないので、30分ちょいくらいで特典会終了です。
る「今日は青森まで、ほんとにありがとうございました。このあともa-nation、楽しんでいってね!」
の挨拶とともに、メンバーを見送ると、なんだか満ち足りた気分になってしまいました…。


同時に腹が減ってきてしまったので、屋台で、壺漬けハラミ丼や煮干しラーメン、骨付きウインナーなど暴飲暴食してちょっと休んでいると、太陽が傾いて次第に夕暮れ時のムードに。ここで、ようやくライブ欲が戻ってきました。で、会場に戻ってビッグネームたちのライブを観たわけですが、観られてよかったです。

■人気者には理由がある
しかし、ナオト・インティライミさんのライブとか、DA PUMPさんとか西川貴教さんとか倖田來未さんのライブとか、フツーはなかなか見られないじゃないですか。見てみて驚いたんですけど、実力もそうですけど、企画や見せ方の面でもそれぞれ作り込まれていてすごかったです。みなさん、青森の地元ネタをすごくリサーチしていて、丁寧にぶち込んでくるんだな、と思いました。地元を褒められて嬉しくない人いないですからね。皆さん、そこはすごくきっちりやられていて、大切なんだなと改めて思いました。

それと、企画・演出面です。
倖田來未さんのライブでは、ラッキーガールの椅子というのがありました。ダンサーの方が会場に降りていって、その日一番イキの良さそうお客さんを連れ帰り、ステージ上の特等席に座らせる、という企画です。
この特等席が、単に近いだけではないんです。椅子に座ったお客さんをポールダンスのポールのように見立てる感じで、倖田さんが抱きついたり、馬乗りになったり、覆いかぶさったり(顔の側面にキスしてるようにも見えました)して、パフォーマンスの一部になる、という企画で、すんげえな、と思いました。
kolmeさんたちもこのライブを観ていました(まさっぺさんに教えてもらって振り返ったらキラキラ光る夕暮れの海をバックにkolmeメンバーが立っていて、えー、ずっとこっちを見ていたいと思ったのですがまあ、自重しました)。
る「ね、ね、倖田來未さんの椅子のやつみた?」
ま「あれとんでもないですね。倖田さんに乗られたりしちゃうんですよね」
る「そうそう!ね、あれ、びっくり」
ま「あと、視線の配り方とかめちゃくちゃ丁寧ですよね。会場の隅から隅まで」
る「そう!うっっまいのよ、大きな会場の使い方が」
(※翌日のツアーファイナルの特典会での会話)
この曲はこのへんでやる、っていうプランがあるようで、ハズレの席がハズレにならないように大会場を使うやり方が、流石だな、と感じされられました。あの大会場で、「わっ、わっ、手を振ってもらっちゃった!」って僕もなったし。これは好きになっちゃうやつです。

DA PUMPさんは一緒にやってほしい振り付けのレクチャーがとてつもなく丁寧でした。すっごく楽しそうにやるし。そりゃみんなやるよね。
西川貴教さんは、お客様をポジティブに持ち上げつつ、同志感を煽るのがとにかくうまかったです。
「あったけえな青森!こんないい土地あるか?俺はここに住みたい!マジでそう思ってる!」みたいなことを、熱く繰り返されたら、「そ、そうかな?」ってなりますよね。
それで煽られて、シンガロングすると
「最高だ!」
とか褒めてもらえるんです。シンガロングする部分も、ただ雄叫びを上げるような歌詞の部分で、初見でもすぐ真似できるようになっています。
それで、ひたすらポジティブにもちあげられて気分良くなっているところに、
「俺に与えられた時間はわずか1800秒。でも忘れられない時間にしたいよな!そうだろう?!」
みたいに煽られるんですよ。そ、そうそう!俺もそう思ってた!ってなりますよね。「そうだろう?!」ってすごいパワーワード。煽られるし仲間意識盛り上がります。
そして持ち時間を秒で意識させられて、ステージ上を全力で駆け回る西川さんを観ていると、こちらもクロックアップしてしまう。時間いっぱいやりきったあと、

「最後に一言言わせてください…。♪しょーしゅーりっきー!!」ですよ。恐るべきサービス精神。
皆さん実力の上にあぐらをかかずにひたすらエンターテインメントに徹していて、人気者ってこうか、と思いました。
もちろん前提として、歌や踊りが超絶うまい。そんなにスキルがあるんだから、もっと叩きつけるようなパフォーマンスをしてくれていいのに、会場の一体感とかべつによくね?とか思ってしまうのですが、こういうフェスは新規獲得の場で、とにかく好きになっちゃうように全力なんでしょうね。ワンマンとかに行くと、そういう深みに嵌まるようになっているんじゃないかと思います。
いやほんとに、おたくとしても大変勉強になるステージでした。

■総括
改めて考えると、これも対バンといえば言えますよね。対バンツアーSuper Ultra kolmeは名古屋、仙台、東京の三ヶ所でした(大阪は箱が抑えられなかったそうです)けど、 青森も入れていいんじゃないかと思いました。kolmeさんたちにとっても刺激しか無い一日だったんじゃないかなと思います。

それと、kolmeさんたちの扱いです。
ビッグネームに挟まれたシューティングアクトは、環境としてはとてもよかったです。オープニングアクトは未入場、入場中のお客様が多くて、本当に前座という感じの扱いでしたが、kolmeさんたちはガッツリお客様が入った状態でパフォーマンスできました。曲数2曲もよく考えられていると思いました。気になった人には物足りないから、検索するなり音源聴くなりライブに来るなりの行動につながりやすいと思います。
興味を持てなかった人にとっても、2曲10分はイライラするほど長くはないから、リスクも少ないし。それにa-narionのデジタル小冊子では比較的大きなスペースを割いて紹介してくださっていました。大事に育てよう、という意識を感じて、僕はとても嬉しかったです。
とは言え、これも今回限り。次回出るときは、この猛者たちに伍していかなくては行けないわけで、上に行くための課題も伸びしろも明確になったステージだったのではないでしょうか。



夕暮れの青森港を、瑠海さんのことを考えながらぼんやり歩く帰り道は、とても幸せな気持ちでした。
なにしろ明日は対バンツアーファイナル、デデマウスさんとの2マンなんですからね。どホームでがっつり彼女たちのライブに浸れるんだから最高です。


こうして、狂気の日帰り青森遠征は終わりをつげました…。告げたんですが…。kolmeさんたちは新幹線でおかえりになったらしく、kolmeおたくから
「n列向こうに瑠海さんがいる」とかツイートがうるさいんですよ!
ちくしょおおおおおおおおおおおおおおお!!!
俺も新幹線に乗り換えるうううううううう!!!
るううなさあああああああああああああん!!!

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2019夏の新衣装のkolmeさん

 

Deep Breath 〜kolme大人の修学旅行2019in山口〜

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錦帯橋とkolmeさん

■序章

ただひたすら耐える日々の中で、僕は誇りを失い、知性も思慮もなくし、心を病みかけていたと思います。明け方の職場で翌日の稼動のために僅かな仮眠を取ろうとすれば、たちまち悪夢がやってきて、2時間も眠れず睡眠は終わります。食欲もなく、ただ圧力に耐える日々をなんとか生きていたのは、6/22と23日は何があっても絶対に休むと宣言していたからでした。辞めちゃえば簡単だよな、と何度も思ったけど、職場の仲間も大事だし、受験に挑んでる二人の娘に心配かけたくない気持ちもありました。家族や友達がいなければ、いっそ楽なのに…。
そんな日々を支えてくれたのは、紛れもなく瑠海さんでした。
「まっこいさん、できることを、精一杯やるの。どんなにそれが無駄に思えても、きっと誰かが見ててくれてるから」
電話会で彼女が僕にくれた言葉を、僕は呪文のように毎日繰り返していました。濁流に弄ばれるような日々でしたが、チームと上司が理解を示してくれて、僕はほぼ諦めかけていた二日間の休暇を手にすることができました。駅を出て、空港に向かう途上でも、メールやメッセンジャーで仕事絡みの連絡をチェックしてしまいます。僕は本当に、この旅行を楽しむことができるんだろうか。胸に重いものが凝り固まって、暗い気持ちになりつつ、くるりの「ばらの花」にすがっていました。思い切り泣いたり笑ったりしようぜ、と自分に語りかけました。

■山口へ

赤い電車を降りて空港に着くと、すぐにレグルス勢のみなさんに会いました。雨の羽田を飛び立って、山口宇部空港に降り立つと山口は晴れ。

新山口駅に向かうバスに乗ると、いつもの顔がいっぱい。現場の皆さんに会う度に、僕も現場の僕に戻れる気がして、少しづつ不安が和らぎます。新山口駅からはJR山口線湯田温泉に向かいます。suicaの使えない駅、券売機の軟券、スタンプの改札。ボタンを押さないとドアの開かない車両。二両編成の電車は、ホームが短すぎるために片方の車両しかドアが開きません。

ぶちうんさんに前回山口にきたとき(bringのリリースのとき、スタジアムで歌ったそうです)のお話を聞かせていただいたり写真を見せて頂いたりしながら、このタイムスリップしたような電車に揺られていると、「次の駅は係員がおりますので全てのドアが開きます」と誇らしげなアナウンスとともに目的地に到着しました。

湯田温泉はとても雰囲気のある温泉街でした。駅を出るとすぐに巨大な白狐の像があって、観光気分が盛り上がります。

写真を撮ったりしていたら、前日入りしていた皆さんや、遠隔地からこられている方々、もうみんなが降りてきて、テンションがさらに上がります。そして、どんどん晴れてくる空。集合時間が近づくにつれて、気持ちが高まってきます。これなら、大丈夫かもしれない、と思いました。

ホテルかめ福さんは、湯田温泉の繁華街の中にある、大きなホテルでした。温泉施設は宿泊者以外も利用できるように切り離されていて、期待が高まります。っていうか、kolmeの温泉旅行って、お風呂の数で宿を選んでるんではないかという疑惑が…。参院選を控えて、地域の政治団体のレセプション的なものも多数入っていて、経営的にもぐいぐい行ってる感じが伝わってきます。
ロビーに入ると、関西kolme会の面々を始め、総勢28名の参加者が集いました。
(丸坊主の野球部員みたいなひとがいるので、恐る恐る話しかけてみたら、twitter上で知ってる方でした。髪型変わりすぎ!)

■概要

今回のタイムスケジュールは以下の通りでした。
15:30 Welcome 部屋訪問
18:50 大宴会+スペシャルライブ
21:30 Bar time
翌朝の朝食は7-9時
09:15 岩国観光
昨年は別だった宴会とライブが統合されて、だいぶゆったりしたスケジュールとなりました。

そして、今年の新企画は「写ルンです」です。みもりさんのイラストステッカーがついた28枚撮り使い捨てカメラには、あらかじめkolmeさん全員ショットが一枚撮影されていて、さらに、旅行中の指定のタイミングではメンバーを撮影して良い、という企画です。お値段は5000円。ライブでソロチェキを撮れば2.5枚分のお値段ですから、割引率は90%以上です。安い!実際安い!
じゃあとりあえず2個…と思ったら、一人一個限りとのことでした。ざんねーん。

そして、昨年と同様、部屋割り、ライブと宴会の席、バスの席、明日の昼食の席が明記された参加者証が配布されます。
昨年は事前におたく同士で部屋割り希望を決めてフォーサイト社に提出していたのですが、今年は全くのランダムに任せました。結果、ぶちうんさんとkimura師匠と同室となりました。5人部屋の料金なのに、まさかの3人部屋。しかも気心の知れたお二人と同室ということで、いいことしかない入室となりました。

 

■Welcome 部屋訪問

入室時点ではまだ15:00前だったので、お部屋訪問までは微妙な間があります。とりあえず、スマホ充電用のテーブルタップを展開したり、部屋に用意されていたお茶と土地の銘菓を頂きつつ、同室のお二人と談笑したりしておりました。
などしていると、女性の添乗員の方がやってきます。
て「明るいところで撮影したいのでテーブル寄せます」
ぶ「あ、室内で撮るんですか?」
て「はい!」
昨年はお部屋の前まで訪問だったので、我々は完全に油断しておりました。広げかけた荷物をあわてて片付けたりしていると、華やかな声が!
こるみ「こんにちはー!お邪魔します」
み「履物ぐちゃぐちゃだな」
現れたのは浴衣姿のお三方でした!!
なんでしょうね、この一瞬で世界が変わってしまう感じ。病んだ気持ちもなにもかも一気に上書きしてくれる強烈な多幸感。さっきまでどうしようもなく灰色にくすんでいた世界が、一瞬で生まれ変わる瞬間でした。
て「じゃ、撮影しますー。どうぞー」
ふらふらと最初に撮影に向かいます。壁の前にならんでピースで全員ショットを撮っていただきました。
こ「来てくれてありがとうー!!」
ま「こちらこそ!よろしくお願いします!」
み「楽しもうね!イェーイ!」
ま「イェーイ!よろしくです!」
ま「来られました、瑠海さんのお蔭です」
る「まっこいさん、来れてよかった!楽しみましょう!」

ぶちうんさんとkimuraさんが写真を撮ってるのを口を開けてニヤニヤしながら見ているのが、たまらなく幸せでした。ぽやーっとしていると、
て「はい、ではみなさん座ってください」
ま「す、座るんですか?」
る「これからお茶のおもてなしをしますから。」
まぶき「ええー!お茶の?」
る「そう。はい、みもりさん」
み「あ、もうお茶淹れて飲んだんだ。偉いね。でも、これで淹れたら薄いかな。お茶っぱ、足して」
ま「は、はい!只今!」
み「ん、ありがと」
こ「ほらまっこいさんも座りなよ」
空いてる場所に座ろうとすると、必然的に瑠海さんと香美さんの間に座ることに…。
る「あーほら座布団つかってね」
ま「な、なんか恐縮でつい」
こ「なんでよw」
ああ…いいにおいがします…
み「ここはおじさまの部屋だね。香美ちゃんのストライクゾーン」
こ「そうよー。私おじさん担当だから」
き「まっこいさん、すごい笑顔になりましたね」
ま「kimuraさんだって」
ぶ「今日はもう温泉入ったの?」
み「うーん、あ、入った入った。そういう意味では湯上りだよ!…はい、お茶入ったけど、ちょっと今煮出してるからね」
ま「ほえええー、お茶を入れて頂けるなんて…幸せです」
る「遠くから来てくれてありがとうー。私たちは昨日から来てて、今日は昼過ぎまで寝てたのw 久しぶりだよね昼まで寝てたの」
み「はい、お茶だよー」
ま「ありがとうございます、頂きます」
る「あーちょっとまって、オススメのお茶菓子がありますから。香美ちゃん」
こ「はーい(取りに行く)」
ま「はああああ御茶菓子まで」
こ「はーい。どうぞー」
ま「ありがとうございます!」
(写真を撮る)
る「おー、ここは写真撮るんだね」
み「部屋ごとに個性が出るよね。隣の部屋はすーぐに食べてたよw」
こ「(僕の御茶菓子の位置を調整して)もうちょっとこうしたほうが映えるんじゃない?」
ま「あ、あ、無銭で香美さんの(指の)写真撮っちゃった…」

こ「こっちのほうがいいかな」
ま「あ、あ、ありがとうございます」
て「はい、そろそろお時間です」
る「じゃあ、このあとも楽しみましょう!」
み「あとでねー!」
こ「たのしみ!」
る「ほんとに、来てくれてありがとうー!」

ま「…いやあ、びっくりしましたね」
き「いやいや、ほんとに」
ぶ「言っといてくれればもっといろいろできたのに…。音楽かけといてその話を聞くとか…」
ま「うわあああそれいいですね!」
ということなので、冬のツアーに参加するみなさんは、この可能性を踏まえて仕込みを考えた方がいいですよ!

 

■温泉に入る

さ、というところで、次の予定まで3時間ほどあるので、温泉タイムです!
七福の湯とおとぎ話の湯の二つのゾーンがあり、初日は七福の湯が男湯でした。一番奥に白狐の湯という、マイクロバブルで白く濁って見える湯があって、その一番奥に「ふれあいルーム」なるものが…。どうやら、家族や恋人が混浴するための部屋のようです。
ま「と、いうことは…」
「つながってる、ってことですよねww」
ま「…女湯と!!」
いかんいかんいかんいかん、考えない、考えない。打たせ湯に打たれたりしつつ、同行者の皆さんと語り合いつつ、たくさんの露天風呂に入り倒していると、なんかもうお気楽な気持ちになってきます。温泉パワーおそるべし。
脱衣場でkimuraさんと一緒になったので、湯上りのコーヒー牛乳となんか女子力高い水(kimuraさん)で乾杯しつつ、マルセイユの話を聞かせて頂いたのですが、これが大変含蓄のあるよいお話でした。僕がここに書くのも違うと思うので、いつかkimuraさんに書いていただきたいと思いました。

部屋に帰ると、ぶちうんさんがkolmeの曲をスマホで流してくださっているので、聴きながらゴロゴロしていたら、うとうとと眠りの世界に…。
たちまち、悪夢に襲われます。スマホに烈火のごとく怒ったお客様からのメッセージが山のように飛んでくるリアルな悪夢を見て、肩で息をしながら飛び起きると、18時を過ぎたあたりでした。一応アプリを確認すると着信はなかったのですが、あまりにも夢がリアルすぎて恐怖感が抜けません。水差しの水を一口飲んで、ため息をつきました。どれだけ考えても、救いが見出せない感覚。ふと、月曜日のことを考えました。こんなに楽しいのに、必ず終わってしまって、月曜日がくるんだよな、と思うと、子供のように泣きわめきたい気持ちでいっぱいになりました。

 

■大宴会

そうこうするうちに、宴会の時間がやってきました。大丈夫か俺。宴会場の前にはすでにみんな集まっていて、若いレグルス勢からさんざんパパ呼ばわりされます。若くないレグルス勢からも呼ばれますが、まあ、こんな時なので「俺は君らのパパじゃねえ!」などと言い返しつつ、ちょっと有り難かったです。
会場に入ると、すでにお料理満載の円卓が6脚並んでいて、ディナーショーの会場といった雰囲気です。温泉での大宴会ということだったので、和風な宴会場を想像していたのですが、これなら生ピアノのライブもハマりそうです。

乾杯用のソフトドリンクが振舞われ、お料理の簡易コンロに火が灯ると、舞台袖からパチン、パチンと気合い入れの音が聞こえて、kolmeのお三方の登場です!
みもりさんは白のざっくりしたトップスにピンクのロングパンツ、瑠海さんは白いインナーの上に黄色のキャミソール、香美さんは青のパンツルックでした!
る「みなさんこんばんは!」
こ「はいっ!香美です!」
る「瑠海です!」
み「美杜です!」
こるみ「kolmeでーす!」
(会場喝采)
る「皆さん、kolme大人の修学旅行2019in山口にようこそー!!」
(会場喝采)
る「みなさん全国から山口に集まって頂いてありがとうございます。もうね、ここに集まって頂いた皆さんはkolme大好きなみなさんということで、kolmeの説明とかはいいですよね?」
み「kolmeの説明はいいけど、衣装の説明しよ。みんなコンセプトわかる?」
(ま 信号機じゃないよね…)
こ「今回のコンセプトは、ラ・ラ・ランドでしたー!」
会場 「あ、ああ…」
こ「あれ?リアクション薄いな」
る「まあ、そんなこと言ってちゃんと映画見てるの香美ちゃんだけなんですけど」
み「あ、映画?あ、そうそう。」
こ「まあ、ラ・ラ・ランドっぽいのるーちゃんだけなんだけどね」
る「今日はこの後大宴会、そして、そのあとはスペシャルライブというこですごく緊張しているんですけど、みなさん楽しんで頂けたらと思います。そしてそして…」
ここで、カートに載せられた美杜さんのお誕生日ケーキの入場です!
み「イエーイ!ありがとう!!」
る「6月14日は美杜さんのお誕生日ということで、お祝いしたいと思います!」
会場
「おめでとうー!」
「お誕生日おめでとう!」
こ「歌おうか」

全員 Happy Birthdayソングを歌う
美杜さん、蝋燭の炎を3回ほど全力で吹いて消す
満場拍手と歓声

る「では乾杯しましょうか。グラスの準備はいいですか?かんぱーい!!」
会場「かんぱーい!」
お三方は会場を回って、ファン一人一人と乾杯してくださいます。ステージ衣装のお三方と乾杯するのはとても新鮮で興奮しました。

ここから、旅行に申し込んだ時点で決めたメンバーと2ショット撮影が始まります。撮影ブースにはまず美杜さんが入りました。瑠海さんと香美さんはテーブルを回ってくださいます。そして!購入した写ルンですを使って、メンバーの写真を撮ったり、メンバーと写真を撮ったりできるのです!
嬉しい!
る「楽しんでますかー?」
ま「わーい瑠海さん!衣装かわいいですー!」
る「あら、かわいい?ありがとw」
ま「去年の浴衣も黄色でしたよね。温泉旅行は黄色担当とかですか?」
る「一応、みんな着たんだよー。でも、私がこれ着たら香美ちゃんが、これ!ってなって。」
ま「うんうん、お似合いですー」
る「お食事も楽しんでねー」
グラスをもってぶちうんさんにシャッターを押して頂いたり、シャッターを押したり。

今度は香美さんが来てくれます。
こ「どーもー!楽しんでますか?」
ま「わー、香美さん!いい会場ですね!」
こ「そう?よかったー。今日のBGMは香美セレクトだから、それも楽しんでねー!」
kimuraさんの隣の席、いっくんが外した席に香美さんが座ったので、kimuraさんのカメラを向けました。こちらを向いてポーズしてくれる香美さん。楽しい。
みんながメンバーと話したり写真撮ったりしてるのを見ながら食事に手をつけると、これが、美味しいんです。宿の食事のクオリティを疑っていたわけじゃなくて、ここ半月ほど、僕は食事を美味しいと思って食べたことがありませんでした。気がかりが多すぎて、ダメだったんです。でも、刺身を口に入れた瞬間、久しぶりに美味しいと感じました。この日はお昼をコンビニのおにぎりで済ませていたので、空腹だったのもあると思います。でも、きっとそれだけじゃなくて、この旅に少しづつ癒されてるんだ、と感じました。

そうこうしているうちに、2ショットブースに瑠海さんが入りました。早速むかいます。
ま「わーいわーい瑠海さんこんばんは」
る「お、まっこいさん!ほんと、来られてよかったー!」
ま「ありがとうございます…。来られてよかったです」
(撮影)
る「どうですか?楽しめてます?」
ま「温泉よかったです!それと、久しぶりに食事が美味しいって感じてます」
る「大事です。このあとライブもあるから楽しみにしてて」
ま「そりゃもうめちゃくちゃ楽しみにしてますよ。どうですか、アコースティックの仕上がりは」
る「もうー!めっちゃくちゃ緊張してるんです」
ま「今日来てる人はみんな大丈夫な人だから、緊張することないじゃないですか」
る「いやいやいやいや。特別なライブだから、楽しみにしてて」
ま「はーい!またあとで!」
る「うん、またね!」

ああああ瑠海さんは僕の光。ちょっとした隙に胸に蔓延ってくる恐怖感が、解けていくのを感じます。強烈な癒し。気がつくと食が進んで、誰よりも早く夕食を平らげてしまっていました。食べ物が美味しい、と思ったのは、久しぶりでした。
ス「メンバーの皆さん、ライブの時間です!戻ってきてください」
こるみ「はーい」
引き上げてくるみもりさんと目が合います。
み「…あ」
ま「どしたんですか?」
み「ごめん、このテーブルに来れなかった。時間なくなっちゃった」
ま「来ないなーと思ってましたww バータイム!バータイムでいっぱい構ってください!」
み「…ごめん」
まあ、僕の部屋は推し構成的に損害軽微だったのですが、みもり推しの方が気の毒でした…。

 

スペシャルライブ

そしていよいよスペシャルライブの始まりです!
飲み物や食べ物があって、着席でのライブはさながらディナーショー。僕らのテーブルは上手最前だったので最高です。
一曲目はBring you happiness!!kolmeさんは遠隔地でライブするとき、よくこの曲を一曲目に持ってきますよね。「会いに来たよ!」ってメッセージがダイレクトに伝わる選曲で、早くも涙腺に来ます。まあ、今日は僕らも結構遠くから来てるわけですけどね。着席でリラックスしつつ、幸福感で膨れ上がります。
そしてそこからのWay I amでライブは一気にトップスピードに乗ります。
み「クラップずれてるよ!」
容赦のないダメ出しが、僕らとの距離感の近さを感じさせて嬉しさがさらにこみ上げます。さらに畳み掛けるようにThe liarです!ディナーショーの雰囲気とこの曲は良く合っていて、もうひたすら贅沢な気持ち。大サビのクラップでは立ってしまいたいけど、立っちゃうのももったいない感じ。
あっという間に三曲が終わってMCです。
る「じゃあ、このあとはアコースティックコーナーということで、みもりさんには準備して頂いて。私たち喋ってるから。」
み「準備しながら喋る」
る「そう?私たちは昨日から山口に来てまして。今回は三人部屋なんです。珍しいよね、三人部屋」
み「こう、三人並んで寝るんだけど、すごい近いの。特に瑠海さん」
る「わたし?」
み「わたしは夜中に目が覚めたんだけど、起きたら目の前に瑠海さんの顔があって。瑠海さんにキスされるのかと思った」
(ま 妄想に深く沈む)
(スタッフさん椅子を運んできて、三人は着席)


る「そんな?!」
み「そんなだったよ」
る「わかんないけど、寝てたからw 香美ちゃんはマルセイユでも別の部屋だったから久しぶりだよね。」
こ「そう、わたしはマルセイユでも別の部屋だったんです。でも、まあ、たまにはねー」
る「みもりさんはずっとゲームしてたり、私たちも久しぶりにのんびりして、朝ごはんも食べずに昼まで寝てました」
み「指ならしさせて(ピアノをひきつつ)。…みんな、あんまりこっち見なくていいから」
る「みもりさんは、すっごい緊張してるんですよ。今日はずっと緊張してたよね」
こ「珍しいよね、みもちゃんにしては」
み「あのね、この前に弾き語りやったのは、クラブチッタの時なんですよ。あの時もめちゃめちゃ緊張してて。覚えてる?あの時、わたし、1音目から間違ったんだよ?!」
こ「あー、覚えてる!」
る「そうだった。は?ってなった。じゃあ、今日はね、そのリベンジということで…」
み「私はふだん、一人で勝手に弾いてるだけだからさ、誰かに聴かせるとかないわけよ。こういうのすっごく緊張するの。だから、深夜の配信とかも、聴かれるのに慣れるためにやってたわけ。」
る「あ、そうだったんだ?!」
み「そうだったの。…ん、よし。いいよ、やろう」
る「では、曲紹介お願いします」
み「わたしの恋愛に対する気持ちを描いた曲です。聴いてください。Hello no buddy」
独自のピアノアレンジを施されたHello no buddyは、なんというか、同じ曲なんだけど別物でした。原曲はbpm遅めながらもビートのしっかりした曲ですが、生演奏バージョンはもっとずっと手作りな感じでした。深夜(まだ深夜じゃないけど雰囲気が)、みもりさんがかき鳴らすピアノに、瑠海さんと香美さんが寄り添う感じの親密な空気感が、なんとも心地よくて、僕は口を開いて無限に息を吐き続けていました。体の節々に凝り固まっていたものが少しづつ溶けてほぐれていくような感覚。曲の終盤に来て、香美さんのマイクが切れてしまいました。でも小さな会場だし、香美さんの肉声で十分届きます。それがさらに、生演奏感を掻き立てて、僕は大いに和みました。
こ「ごめんなさい、途中でマイク切れちゃいましたね」
る「わたし歌わなくちゃ、と思ったけど英語のところだし無理!ってなってw」
こ「まあ、まあ、生だからね、こういうこともありますよ。」
マイクが交換され、次の曲に。
次の曲は、Preciousでした!!!
みもりさんの演奏は、テンポ的にも磐石とは言えない感じでしたが、香美さんがきっちりテンポを保っていい感じのフロウを確保していて、その力量に痺れました。香美さんのダンスを支えているのは、このビート感覚なんだな、と思いました。サビで瑠海さんが入ってくるところで、リズム的にちょっと違和感があるようで、顔を見合わせたりしつつ、演奏は進みます。いやこれね、言葉で伝えるの難しいですけど、この形のPreciousはとてもよかったです。だいたい、原曲からいいわけですが、この曲がなぜいいかというと、香美さんのとろけるように甘い言葉がロマンティックな曲に乗せてストレートにぶつけられるところじゃないですか。それがより肉声に近い形で囁くように歌われるんですよ? 演奏的にも深夜ノリなテンションなので、夜更けのジャズバーで個人的な演奏を聴いてるみたい(そんな体験ありませんが)で、トロトロに溶けてしまう演奏でした…。
み「ごめん!」
こ「だよね。すぐわかった」
る「へ?なになに?」
み「このキーボードにはトランスボーズ機能っていうのがあって、ボタン一個押すとキーが簡単に変えられる便利機能があるんだけど、その設定が解除できてなかったの…」
こ「歌い始めてすぐ「高い!」って思った。けど、まあ、大丈夫だった」
み「ホントごめん、ありがと」
(ま マジすか。すごいな香美さん)
こ「で、リーダーはぜんぜん気づいてないっていうw」
る「私ぜんぜんわかってなかった」
こ「リズムの取り方もぜんぜん違うしねw」
る「超後乗りの香美ちゃんと、頭で行く私とね」
こ「ぜんぜん違うんだよね。面白いね」
る「さて、ここまでは、割とアコースティックっぽい曲をやってきたんですけど、次はちょっと意外な曲もやりたいなと思っていて。私が作詞した曲で、これからの季節にぴったりなこの曲を聴いて頂きたいと思います。For you」
アップテンポなイントロが終わり、歌い出したところで瑠海さんがはっ!と美杜さんを見ます。香美さんも笑い出して演奏ストップです。
み「ちょっと、今のなし。もう一回」
る「今のは私もわかったよ?!」
み「うまく設定が切れてなくて、キーがちがっちゃってた。ちょっとキーボード再起動するから待ってて。バッチリ調整してきたけど、持ってくる途中でいろいろ変わっちゃってるみたい」
る「今回、キーボードも運んできてますから。」
こ「ライブって感じだよね」
み「ちょっと練習。みんなはこっち(瑠海さんを指差して)見てて」
こ「後ろ向いて弾けば?w」
み「そっか。椅子こっち置いてね。それで演奏しようかな」
る「ダメです。美杜さん推しのひとがいますから」
み「そんな、私は音だけ聴いてくれればいいんだけどな…」
る「はい、もう行けます?」
み「オッケー」
る「それでは聴いてください、For you」
イントロも完全に別アレンジのスペシャル感溢れるFor youでした…。夏の恋を歌ったこの曲ですが、なんというかもっとしっとりと切なく夜の雰囲気な演奏で、さらに心地よさが加速します。サビの後にピアノでアップテンポな間奏に行くのですが、そこにいくたびに美杜さんが身構える様子が伝わるので、香美さん瑠海さんも笑顔で見守る様子がなんとも素敵でした。しかし、これは美杜さんが大変そう。メンバーだけのアコースティックライブの実現には、ちょっと時間がかかりそうです。
み「もっと練習する」
る「またやりましょう」
み「ちょこちょこやっていかないと、また下手になっちゃうから」
る「さあ、じゃあここからはみんなで歌って、踊って楽しんでいきたいと思います。…ほら、確認しないと」
み「リーダーがやんなよ」
こ「そうそうw」
る「うーん、そう?…盛り上がる準備はできてますか?」
会場 Yeah!
る「ここからは、「写ルンです」持ってる人はね、写真を撮って頂いてOKということなので。楽しんでいきましょう、Sing along!」
もう座っていられなくて、立ち上がりつつ壁際に移動すると、他の席の皆さんもあらかたそんな様子。kolmeさんたちはステージを降りて、歌い踊りながら客席をまわり、カメラを向けるとポーズをとってくださる天国。ああああ楽しい。
そして、最後の曲はMy everythingでした!こちらも、みんな踊っている会場を、kolmeさんたちが練り歩いてくださって、めちゃめちゃ楽しかったです。
なんというか、存分に癒して頂いた上に最高に盛り上げて頂いて、最高の時間となりました…。
スタッフの方の「ドアに近いテーブルの方からお帰りください」のアナウンスに、
「制限退場w」
「エレベータが混んじゃいますからね(みんな同じ階)」
とかヘラヘラ笑いつつ、会場をあとにしました。

 

■Bar Time
部屋に戻ってくると布団が敷かれていました。温泉旅館最高だな。満腹感と幸福感に包まれて、ライブ後の身体を投げ出せば、そりゃもう天国というものでしょう。アラームをかけて一眠りすると、たちまちバータイムの時間です。短時間でしたが、悪夢を見なかったのは久しぶりでした。

バータイムは1Fの喫茶スペースを借り切って行われました。入口がガラス張りなので、中を覗き込んでみると、どうやらカラオケはちゃんとあるみたいです。
ここで、僕は瑠海さんとの会話を思い出していました。美杜さんの誕生日の電話会の時、仕事に絶望して自棄になっていた僕は、瑠海さんとこんな話をしていました。

ま「旅行、申し込んでるんですけど仕事でどうなるかわからないんです」
る「えー?!そうなの?」
ま「行けるように頑張るんですけど。もし、行けたら、バータイムに瑠海さんとデュエットしたいです」
もうダメだ、行けないと正直思っていたので、我ながら無茶苦茶をお願いしたと思います。
る「えー、いいよいいよ!デュエットやりましょう」
ま「ま、マジっすか」
る「もちろん。ぜんぜんですよ。…あ、でも当日そういう感じにならなかったりしたら、できないかも。その場合はごめんね」
ま「もちろんもちろんです。もし、できたら、もし、行けたらの話で」
…そうだった…。ヤケクソとはいえ、僕はいったいなんてことを…。

うあああ、ってなってる僕に関係なく、ドリンク券の販売が始まります。レギュレーションは以下の通りです。

・乾杯用ドリンクは旅行代金に含む
・メンバーオリジナルカクテル(サイン入りコースターつき)は一杯1000円
・飲み放題 2000円(サイン入りリストバンドつき)
※メンバーオリジナルカクテルは飲み放題に含まれません

リストバンドはメンバーが所狭しと書き込んでいるので、外して保存するのが大変そうでした。まあでも、どうせならメンバーとお話ししながらドリンクを買う方がいいので、ほぼリストバンド自体を買う感じでしたが。

ここは席の指定がないので、適当な場所に散ってメンバーの入場を待ちます。僕は外国から来た香美推しの方とみやっちさんの隣に座りました。
外国から来られてる方も結婚されてて、お子様がいらっしゃるそうで、この旅行のことは奥様には適当に濁してきているそうで、「わかります!」ってなりました。
そうこうしているうちにメンバーのお三方の入場です!!
美杜さんはシックなグレーの柄物のワンピース、香美さんは青と白のボーダーのラグビージャージにジーンズ、瑠海さんは白いシャツに水色のスカートと、私服での登場です!!かわいい!!
る「はい、皆さんお待たせしました!飲み物は持ってますか?…持ってます?大丈夫です?
それではバータイムはじめます!かんぱーい!」
こるみ会場「かんぱーい!!」
メンバーがドリンクを持って、一人一人と乾杯して回ってくださいます。
ま「わーいるうなさんかんぱーい!」
る「かんぱーい!楽しもうね!」
こ「かんぱーい!」
ま「かんぱーい!ラグビージャージ、かわいいです!」
こ「これ、こないだもらったやつ!気に入ってるんだ」
み「おっ、まっこいさんかんぱい」
ま「かんぱーい!!」
み「いっぱい飲んで!」
ま「あははがんばります(下戸)」

そのまま、メンバーの皆さんは適当に空いてるところに座って、ファンと話してくださるスタイルです。瑠海さんがカウンターに立ったので、もちろんオリジナルカクテルを買いに並びます。
る「いらっしゃい。どれにします?」
ま「る、瑠海ママ!」
る「いらっしゃいまっこいさん。」
ま「お酒飲めないので弱いやつがいいんですけど…」
る「やっぱりRUUNA MIXじゃないですか?甘くて飲みやすいよ」
ま「わーい瑠海さんのお酒!それにします」
る「あいよー。はい、じゃコースターと…」
ま「ありがとうございますー」
る「ほら、これにはハートのストローがついてるよ」
ま「ハートの!」
る「うふふふふ。まっこいさん、またあとでね」
ま「はーい。またあとでー」
飲み物を持って席に戻ると、ふわーっとした気持ちに。飲み物に酔っているのか、瑠海さんに酔っているのか。ぽやーっとしていると、このテーブルには空席がないからメンバーがきてくれない、ダメだ、という話になり、空いてる椅子を持ってきました。
すると程なく、香美さんが登場です!うはー!香美さんが僕の隣の椅子に!なんでしょうね、自分が列に並んで近づいていくのとは、全く別種の近さを感じます。
はるばる外国から参加された香美押しの方に敬意を表して、特に話しかけずに香美さんに見惚れておりますと、話はこの旅行に参加して奥様が怒ってる、という話になった模様。
こ「そっか。そういうのってみんな大変なのか。まっこいさんのところは?」
ま「うちもダメっす。完全に秘密です」
こ「えー、そうなんだ。なんか複雑だねぇ…」
ま「僕だって別に秘密にしたいわけじゃないんですよ。でも、ももクロにハマってた時に打ち明けたら、拒絶反応がすごくて」
こ「え、そうなんだ。kolmeはあんまりアイドルっぽくないから大丈夫、ってなんないかな?」
ま「ですよね、なるかもしれないです。でもまあ…妻は僕が好きなんですよ」
こ「おーwww」
ま「いつもベタベタハグしたりしてますから。新婚19年ですよ」
こ「そういうのいいね。私もそういうのがいいー」
ま「なるでしょ、香美さんと結婚したら」

とかなんとか話してると、瑠海さんがとなりのテーブルにやってきます。おおすちんさんがお菓子を持ってきます。
お「瑠海ちゃんが「あのテーブル.お菓子がないから持って行って、って」
い「えええ、そんなん見ててくれたんですか」
る「そう、お菓子がない!って思って。お菓子ばかりみてるからw」
優しい…さすが瑠海さん…
る「あれ?香美ちゃん?」
遠方から参加されたおたくが、となりのテーブルの香美さんを気にしてそわそわしてるのに気づく瑠海さん。
る「そういう時は、行かないと!」
あ「え?!そ、そうですか?」
る「そうだよ!なかなかないチャンスなんだから!」
僕は香美さんの隣に座っていたので、彼と席を替わりました。
る「がんばって!」
「そういう、だれがだれ推しとかって、どうやってわかるんですか?」
る「えー、見ればわかる!視線とか」
一同「おおー!!」
る「それと、握手の時の手の握り方!」
一同「そんなところで!」
「どれくらい当たるんですか?」
る「五分五分?!」
一同 一斉にコケる
「メンバー三人!」
「全然確率よくない!」
「当たってないw」
る「そんなことないよ!わかるよ!」
ま「え、ここにいるみんなはすぐわかりました?」
る「そうだね。でもにかちゃんはわかりにくかったかな」
「あ、そう?」
る「うんうん」
「誰推しが多いとか、気になりますか?」
る「ううん。私たちはね、センターは美杜さんって、はっきりしてるから。立ち位置がどうとか、歌割りがどうとかじゃなくて、私たちの中心には美杜さんがいるの。」
「曲作ったりするし?」
る「そうだね。私たちは美杜さんの作る音楽を伝えたいから」
ま「でも、そういうポジションでリーダーやるのって、いろいろ難しくないですか?」
る「うーん、でも、美杜さんはすごく才能あるけど、自分の気持ちを人に伝えたりするのは苦手な人だから。そこを私や香美ちゃんがやっていけたらって思ってる。」
ま「そんなにはっきり役割の意識があるんですね」
る「そう。だから、ライブの前にMCで伝えたいことはいっぺん書くの。書いて、二人にも見てもらって、そこちがうよ、って言われたら直して。で、それ覚えて話してる」
今までなんども見てきた、kolmeの今までやこれからを語る瑠海さんの横で、頷きながら聞いている二人。あれは、以心伝心ではなくて、綿密に打ち合わせされたものだったのです。
ま「たいへんじゃないですか!MC全部ですか?」
る「あ、フリートークのところはその場でやってるよ?私たち打ち合わせすると、ぎこちなくなっちゃうから。」
一同「ほええええ」
る「なんか私、すっごくマジメな話しちゃってるね」
一同
「いやいやいや」
「すっごくいいお話でしたよ」
「きけてよかった」
る「うふふふ、そう?よかった。じゃ、また他のところ行ってくるね」
「はーい」
「ありがとうー」
「またあとでー」
手を振りながら席を離れていく瑠海さん。僕はなんだか感動してしまって、椅子にぼんやり座っておりました。
すると、みどりさんが僕を呼んでいます
み「まっこいさん、みもりちゃんの飲み物買ってあげてくれませんか」
ま「いいですけど、どうしたんですか?」
み「直筆イラストのコースター、すごい数描いちゃったみたいなんですよ。余らせたくないんで…」
直筆イラストのコースターなんてほしいに決まってるので、列に並びました。

み「お、まっこいさんありがと。なんにする?」
ま「弱いの、弱いのお願いします。飲めないんで」
み「じゃあ、オペレーターかな。白ワインとジンジャーエールだから、飲みやすいよ」
ま「それでお願いします」
み「はい、コースター。…酔ってきたかも(イラストと同じ顔する)」

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よってきたかも

ま「ううううああああああかわいいいい」
み「酔っちゃった…」
ま「なななななんですかどうしたんですかありがとうございます」
み「…なんてね。酔ったことなんかないけどね」
ま「お酒強いのすごいなー。それもかっこいいっす」
み「はい、お酒。ゆっくり楽しんで」
ま「ありがとうございますー」

ニヤニヤしながらコースターを眺めつつお酒を飲んでいると、香美さんと交代した美杜さんが隣にやってきました。
もう一つ向こうではみやっちさんがタブレットで同人誌の現行を描いています。
み「読ませて」
や「いいですよ」
(ほ、本人監修の同人誌…。って、それもう同人誌じゃなくないですか?)
み「表紙エッチだな!」
や「そういう漫画ですから。一応全年齢ですけど」
み「でも、わたしもっとかわいくエッチに描けるよ。ちょっと白いページ出して」
ま「直筆原稿すごい」
み「まっこいさん鼻血でちゃうよ」
ま「出しませんよ中学生じゃないんだから」
白いページにapple pencilでぐいぐい絵を描いていく美杜さん。
「早!!」
「え、かわいい」
「うまいなー!」
み「ここはこういう表情がかわいいでしょ」
ま「オフィシャル本になってしまった…」
や「これ表紙にしたらいろいろ権利とかヤバイですよね」
み「(お金のハンドサインしつつ)これはもらうから。マンガ読ませて」
や「これはスクメロのストーリーの後日談で、大人っぽくなりたいと考えた明佳里ちゃんが美杜さんの教えを請いに来る、というストーリーなんです」
み「なるほどね。あ、こうみんこれやるよね!(片手で髪をかきあげる仕草)」
ま「おー、流石よく見てる」
その後もアングルや展開など、細かい指摘が入ります。
み「『私が大人にしてあげる』ってエッチじゃない?」
や「そういう漫画ですからね」
みど「みやっちさんって百合好きなの?」
や「ぜんぜん」
全員「は?」
や「好きなキャラクターと好きなアイドルが両方出たら2度美味しい、ってだけなんで」
ま「そういうことか」
み「まだラフのところとかあるから、完成したらまた見せて」
や「はい」
美杜さんが去っていきます。

ま「すごくね?先生の直筆原稿すごくね?」
や「すごいですよね?これどうしようかな」
ま「表紙にしちゃえば?」
や「流石に表紙はちょっと。権利とか心配だし」
ま「じゃあ、余白いっぱいあるし、空いてるところにコメント書いてあとがきのバックに使えば?」
や「あー、それいいかもしれませんね」


る「漫画描いてるの?」
瑠海さん!いつのまにか瑠海さんが来ていてびっくりしました。
る「わたしもなんか描いてみたい」
や「いいですよ」
る「じゃあねえ…」
いきなり大きな円を描き始める瑠海さん。
「なんだろ」
ドラえもん?」
「あ、アンパンマンだ」
る「そう!ぼく、アンパンマン!」
「意外とちゃんとしてる」
アンパンマンに見える」
る「ドラえもんも描けるよ」
首輪の辺りから時計回りに描いていく瑠海さん。不思議な描き方ですが、徐々に整っていきます。
る「できた!」
「瑠海さん、ひげ、ひげがないです」
る「ひげか!!」
ドラえもんだ」
ドラえもんですね」
(意外と上手なので拍子抜けの体)
隣の椅子で、お絵かきをしている私服の瑠海さんをみて、僕はどろっどろに溶解しておりました…。
や「自画像書いてくださいよ」
る「わたし?描けるかな」
いきなり四角い輪郭をガッと描く瑠海さん。そこに線で髪の毛などが描かれていくのですが、小学生の女の子が描きそうな絵で、とてもかわいらしいです。
ス「メンバーの皆さん、戻ってきてくださいー」
る「あ、呼ばれちゃった。じゃあ、またあとでね」

メンバーが引き上げていくと同時に、関西のファンの方が僕のところに来て、仕事のことについて温かい言葉をくださいました。ああもうみんな暖かいな…。

もう23時半近くになっていたので、そろそろ終了なのかな…と思っていたらなんとなんとここからカラオケタイムに突入です!!


トップバッターは香美さんでした。以前ラジオで好きだと語っていたkiroroのBest Friend!「時には急ぎすぎて見失うこともあるよ」の歌詞が、なんとなくNo need to rushの世界観とつながる気がします。会場は左右に手をふって盛り上がります。

続いて、瑠海さん。聞き覚えのあるイントロが始まって「なんだっけ?何だっけこの曲知ってる!」ってなりましたが、なんと「木綿のハンカチーフ」でした!
なんというか完全に生まれる前の曲ですよね。でも瑠海さんみたいな女の子にこの曲を歌われると、ぐっと来ますよね。

そして続いて美杜さん。マイクを握って待機しつつ、美杜さんがかわいいポーズをしているので
「かわいい!」と口走ると、次々にサービスのポーズが飛び出してたまらんことになりました。
香美さんを引っ張り込んでWhole new worldです。アラジン役が美杜さん、ジャスミン役が香美さんの想定のようです。
低いキーも意に介さず、ぐいぐい歌い切ります。

そして最後は香美さんが初めて自分でCDを買った曲でおなじみ「偶然の確率」でした!
ワンコーラス目は香美さんが、2番のサビを瑠海さんが、最後はお三方揃って歌います。
こ「ファンクラブ入ってました!」

というところで、ほぼ日付の変わる時間。楽しかったバータイムもそろそろお開きです。
おたくとメンバーがデュエットするような展開にはならなかったな、とほっとしたようながっかりしたような気持ちでいると、みんなに手をふるメンバーの中で瑠海さんが僕に向かって手を合わせています。「ごめんね」と口が動くのがわかったので
「大丈夫、大丈夫です、こちらこそすみません、ありがとうございます」と伝えました。ちゃんと覚えてて、気にしててくれたんだな、と思うと、嬉しくて切なくて、幸福感で胸が痛くなりました…。

こうして、旅行初日の全行程がおわりました。
ここ一ヶ月の間、頑強に胸に住み着いていた恐怖感は、今は薄れています。でも、また夜が来て、悪夢の中でどうなってしまうのか、という不安はまだあります。
とはいえ、今日一日の強烈な癒やしのおかげで、こんなに平静に夜を迎えることができたのは久しぶりでした。
仕事が厳しくなると、楽しいこと、嬉しいこと、美味しいこと、そういった自分を幸せにするようないろいろなことを味わうためにエネルギーを使うのが億劫になって、どんどん自分を追い込んでしまいがちですが、それってやっぱりジリ貧なんだよなあと思います。
いくら世界を救いたいからって、宿屋にも泊まらずに、MPゼロで魔王に突っ込んでいっても死ぬばっかりじゃないですか(唐突なドラクエ例え)。
しっかり休んで、しっかり幸せな思いをして、自分をしっかり保っていないと、結局の所いい仕事はできないんだよなあと思います。
Deep breath。頑張り続けることだけがすべてじゃないよ、とkolmeさんたちも歌っています。


kolme / Deep breath - Lyric Video


kolmeになって、マイナスから再スタートを切ってからの彼女たちは、僕よりずっときつい状況の中で、頑張り続けてきたのだと思うのですが、そんな彼女たちからのメッセージだからこそ、胸に響くものがあります。
そう、この旅行自体が、僕のDeep breathになるといいな、そうしよう、と思いました。

 

湯田温泉ミッドナイト

そう思うと、猛然とお腹が減っているのを感じました。晩飯結構食べたんですけど、なにしろここ一月、食欲らしいものを感じなかったので。
関西kolme会のみなさんが、前夜にkolmeさんたちが食べたという「幻のラーメン」を食べに行く、ということなので、同行させていただきました。
湯田温泉の町並みは、午前1時になってもまだまだ賑やかでした。アコーディオンの流しの人がいたり、たくさんの若者が楽しげに行き交ったりしていて、
大変活気のある温泉街でした。楽しい楽しい。
そんな町並みの中の「幻のラーメン」は魚介系スープにぎっしり並べられたチャーシュー、背脂、というラーメンでした。見た目よりずっとあっさりした味わいで、初対面の皆さんとお話しつつ、大変美味しくいただきました。

宿に帰ってきてみると、僕の布団に他の人が寝ていますw 
いくら起こしても起きてくれないので、僕が彼の布団に寝ることにしました。彼の部屋のメンバーは親しくしてもらってるおおすちんさんとACDCさんなので、全然問題ありません。
というわけでそっちの部屋に行ってみると、お二人はバータイムに門間さんと話していたそうで、その内容を教えてもらうことができました。
まあ、ここで僕がまた聞きで書くのはどうかな、と思うので、直接聞いた方が書かれるのがいいのかな、と思いますが、
ラグビー選手時代の話
・ドロシーサンプラザ当日の話
・メンバー三人を家族だと思っているという話
など、味わい深い内容で、少しは門間さんのところに行けばよかったな、と後悔しました(けど無理。僕は100回行ったら100回瑠海さんのところに行ってしまう。無理)。
最近高橋麻里さんもインタビューで少し語っていましたが、関係者にとってもあの事件は言葉にできるくらいは整理されてきてるんだなと感じました。
多分、もうみんな薄々は知っている通り、2つの事務所の相克の話でしかなくて、彼女たちはそれぞれの信じる大人を一途に信じた結果、というのが真相に近いんだろうなと思います。
それはもう、単に経営の話であって、どっちが悪いとかじゃないんだと思います。その経緯の中で、なんとなくkolmeに悪いイメージを持っている人も多いと思うので(僕もそうでした)少しづつ語られていくといいなと思います。

しみじみとkolmeさんたちのことを考えていたら、insta Liveが始まりました!
こういうのはみんなで見たほうが面白いので、寝るのをいったんやめて、角部屋に行ってみます。
角部屋は5人部屋に10人以上が集まるカオス状態です。畳の上に昏倒している人がいるなーと思ったらkimura師匠でした…。
もう部屋割りもなにもあったもんじゃありません。
同じ宿からの中継を、一室にあつまったおたくが同時にニヤニヤと見ながらやいやい言う楽しい時間が過ぎていきます。
午前3時を過ぎて、流石に眠くなってきたので部屋に戻りました。

スイッチが切れたみたいに眠って、目が覚めると6時過ぎでした。相変わらず長くは眠れないけど、珍しく悪夢を見ませんでした。
癒やされてる。そう思いました。せっかく目が覚めたので、風呂に行くことにしました。行ってみると、男湯の場所が違います。
そうだ、入れ替え制なんだ。ここ、昨日は女湯だったんだよね…。早朝で入れ替わったばかりなんだよね…。
朝から邪念に満たされますが、太陽を浴びながら風に吹かれているとなんともいい気分です。
風呂から上がって、本来の部屋に戻ると、いつの間にか布団に戻っていたkimura師匠もぶちうんさんも起きていました。
連れ立ってホテルの朝食バイキングに。他の部屋の皆さんも結構動き出しが早く、ライブキッチンだし巻き卵など、たいへんおいしい食事にさらにテンションがあがります。

 

■岩国観光へ

そして9時過ぎにホテルをチェックアウトして、バスに乗り込みます。これから錦帯橋観光です。


ここで写ルンですの追加販売のアナウンスが入りました。4000円で2台めを購入できるそうなので、大喜びで買い足します。
特典会でソロショットを撮ろうとすると個人で2000円、全員ショットで3000円ですから、28枚で4000円は激安です。2枚取ればペイしてしまいます。
現像代やらなにやらをカウントしても、9割引くらいのお値段です。実質無料(おたく算)。
ここでメンバーのみなさんが乗り込んできます!やったー!!!
香美さんは白いポロシャツに黒いミニのキュロットスカート、美杜さんは白いシャツに白いロングパンツ、デニムのジャケットを羽織ったスタイル、瑠海さんはブルーと白の花柄のワンピースでした!
かわいいいいいい。
る「みなさん、おはようございまーす!」
車内 「おはようございまーす」
る「まだみんな眠そうだね。昨日何時頃寝ました?」
車内 (ばらばらと返答あり)
る「はい、じゃ1時より前に寝た人!」
車内 数名手が上がる
み「あ、いるんだ」
こ「えらいよ。寝たほうがいい」
る「そうだね。私達はバータイムのあと打ち上げをしてて、そのあと配信をしてたんだよね」
み「香美ちゃんはすぐ寝ちゃったけどね」
る「わたしと美杜さんはゲームしてて。じゃあ2時に寝た人!」
み「少ない」
る「3時に寝た人!」
こ「みんなそれくらいに寝てるんだね」
る「わたしたちは結局4時過ぎまで起きてて。でそのあとギリギリまで寝てたから朝ごはんも食べられず。というわけで、今食べるのでちょっと待っててね」
み「食べながら喋れるよ」
こ「しゃべる!」
る「あとで、後ろの方にも回っていこうと思うので、待っててくださいね:」
ということで、二日目にもかかわらず、参加者の自己紹介が始まりました。名前とkolmeの好きなところ、持ってきたお菓子を申告せよ、というレギュレーションで始まったこの企画、もちろんkolme大好きな人しか参加していないので、絶賛の嵐になります。でも、皆さんのコメントにはいちいち共感するところが大きくて、聞いていて楽しかったです。
る「なんか…みんないっぱい褒めてくれるから嬉しいね」
み「もっと褒めてもいいんだよ」

自己紹介が終わると、美杜さんを先頭にメンバーのみなさんが車内を移動してきてくれます。
(バスツアーでは通路側の席が圧倒的にアタリです。僕は今回窓際だったので、ちょっと残念でした。)
いろんなところを移動するのかな、と思っていたのですが、美杜さんは最後尾付近で最近良く聞いている音楽の話を始め、動かなくなってしまいました。
ONDAさんたちがこの話をきいていたので、詳細は美杜さんと話していたみなさんにきいてください。
というわけで、奥に行きたい瑠海さんと香美さんはその直前で詰まる形になり、間近で瑠海さんをいっぱい見られたので幸せでした…。
しょうやさんが持ち込んだ、瑠海さん美杜さんの高校時代の写真から、学生時代の話に。
る「うちはママが厳しかったから、中学生の時は勉強がたいへんだったの」
ま「あ、もう仕事してから、両立が」
る「そう、両立が。机に座ってぐったりしてると、ママが「はいこれ」ってくるから、夜食かな、と思うとアイスノンなの」
「あ、起きろ、と」
る「勉強しなさい、って。まあ、お仕事続けて、高校生になったら、だいぶ、まあまあ、って感じになったけど。みんな文系?理系?」
「文系っす」
「理系かな」
る「●●くんは文系っぽいよね」
「そ、そうかな?」
る「私達は、小学校の先生になるコースだったの。だから、ピアノ弾いて歌う授業があって。美杜さんはピアノ弾けるからいいじゃない?
私はピアノできないから、歌います!って言って歌だけで単位もらってた」
「アリなんだ」
「かわいいから…。かわいいからですよね」
でもね、いいよね、美杜さんの弾き語りや、瑠海さんの歌う歌を聴けるんですから。いいなあ先生。羨ましいなあ。

ま「瑠海さん、ゴールドのピアス素敵です」
(瑠海さんは大きなリーフ形状のピアスをつけていました)
る「よかった、似合ってる?」
ま「かわいいです…。昨日もゴールドのブレスレットされてましたよね。最近ゴールド系がお好きなんですか?」
る「ライブだと真珠やシルバーが多いんだけど、普段はゴールドよく付けるよ」
ま「そっか、私服でお会いする機会は少ないですもんね。華やかでいいなあと思います」
る「うふふふ、よかった」

とかなんとか話していると、車窓に錦帯橋が見えてきます。


「おおー!あれだ!」
「実際見るとすごい!」
「川がすっげえ綺麗!!」
とテンションがあがります。まあ詳しいことはwikipediaとかで見てもらえたらいいんですけど、錦帯橋は江戸時代に作られた橋で、川幅の広い錦川
になるべく橋脚を少なく(水害で流されちゃうので)架橋するために、多重アーチ型構造が考案され作られた橋なんです。定期的にかけかえが行われていて、昔僕の実家の表札が、錦帯橋の廃材を利用して作られていたことがありました。ぜんぜんどうでもいいけど。

 

錦帯橋岩国城

駐車場にバスが停まり、まずは全員で集合写真の撮影です。去年は全行程終了後にわざわざ猪苗代湖に集合写真を撮りに戻ったので、運営する側の方も手慣れてきた感があります。僕は香美さんのすぐ後ろで写真に収まりました。

そのまま、写ルンですを使った撮影タイムに移行します。この日は素晴らしいお天気だったので、いい写真が撮れました。
瑠海さんは日傘、香美さんはサングラスで香港スターモードです。世界遺産錦帯橋をバックに、世界のkolmeの写真をいっぱい撮りました。
その時の写真をご覧ください。

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錦帯橋のkolmeさん

このあとは橋を渡って、岩国城の城山に向かうロープウェイに乗ります。
しかし、この錦川というのが自然のままで水もきれいで、大変素敵な川です。
こ「すごーい、ほんとに水が綺麗」
ま「コドモがいたら絶対川遊びしたい!ってなるやつです」
こ「ねー、私も覚えてる」
ま「え、そうなんですか?何歳くらいのことですか?」
こ「5歳くらいかな。おじいちゃんが川に連れてってくれて、クジラを捕るんだとか言ってた」
ま「あー、だいぶちっちゃいですね」
こ「水も冷たいしさ、すぐ出るー!って泣いたの。でも覚えてるな」
ま「そっか。うちのも覚えててくれるといいな」
こ「覚えてるよ、きっと。」

しみじみしつつ川の写真を撮っていたら、美杜さんに携帯を奪われました。
み「まっこいさん撮ってあげるよ。ほら、おおすちんさんも」
お「あ、は、はい」
ま「あ、ありがとうございます」
み「ポートレートモードだって。ポートレートモードで撮ってあげる」
ま「いらねえー!おっさんのポートレートいらねえっす!!」
み「いいからいいから。(やたらに撮る)ほら、いい写真だよ」
お「…ほんとだw」
ま「無駄にいいw」
み「でしょ?!(ドヤ顔)」

もうね、メンバーの皆さんと歩いていればどこだって天国ですよ。我々があまりにもデレデレしつつチンタラ歩いているので添乗員さんの焦りの色が濃くなってきます。
ス「進まない…」
ま「いいじゃないすかゆっくりで」
ス「ロープウェイの時間があるので急いで下さい!11時半に乗らないとダメなんです!」
ま「おー、すごい種類のソフトクリームがある」
ス「帰り!帰りにしてください!進んで!」
ま「実験橋ってなんですかね?」
ス「鵜飼の鵜とか白蛇神社とか面白そうな物がいっぱいありますけどまず進んで!帰りに寄ってください!」
ということなので、直進してロープウェイの駅に。参加者は階段に並びます。
ス「乗り切れないので2回に別れます」
る「わかりました、じゃわたしと美杜さんは最初、香美ちゃんは2回めで」
み「えーわたしこうみんといっしょがいい」
る「なんでよー!」
み「私あとから行くから。バイバイ」
る「ちょっとー!」
そうこうしているうちにゴンドラがやってきて、列の順に乗り込みます。ゴンドラの先頭部に進むと、そこに瑠海さんがいて、
近くの座席に腰を下ろします。近い。瑠海さん近い。といっても、特典会でツーショットを撮ってるときよりは遠いんですけど、こうやって特典会じゃないときに近くに行くのは特別感があります。
る「けっこう地面が近いんだね」
ま「こっちは山側ですから。どっちかというと後ろのほうが眺めが良いと思いますよ」
る「そっか。あー、後ろはいい眺めだね」
そこに見慣れた人が乗ってきます。
る「あれ?みも?」
み「スタッフさんに乗って!って言われちゃった」
(スタッフさんお疲れ様です)
る「ほら(なぜかドヤ顔)
そうこうしているうちにゴンドラが動き出します。
る「わっ!うごいた」
ま「動き出し意外と速いですよね。うちの子供達もスリルがちょうどいいらしくて、ロープウェイ好きなんですよ」
る「ね、意外と速いのね。久しぶりだからびっくりしちゃった。…あ、むこうからも来るよ」
ま「おー、ちっちゃい子が乗ってますね」
る「手振ってみよ。気がついてくれるかな」
みんなですれ違うゴンドラに手を振ります。向こうの子どもたちとお母さんも気づいて手を振り返してくれます。
る「わー!気づいてくれた!可愛いー!」
かわいい…。瑠海さんがかわいい…。

あっという間に駅につきました。山の上のロープウェイの駅の前には、からくり時計があって、そこで写ルンです撮影タイムがありました。
その少し奥には展望台があり、そこには望遠鏡が!
「こ、これは…」
「出るのかあの伝統芸能が…」
まあ、望遠鏡はおいといても、錦川と瀬戸内海を一望にできる絶景スポットです。


ここで、瑠海さんは天守閣へ。他の皆さんとは別行動をとることになりました。僕はもちろん瑠海さんについていきます。
天守閣へ向かう遊歩道をあるいていくと、土地のおじさんが瑠海さんに興味津々の様子。
お「遠くから来たのかい?」
る「はい、錦帯橋にツアーで」
お「そうかい、きれいな人だけどタレントさんかなんかかい?」
る「ま、まあ」
まあ、瑠海さんは超かわいいからおじさんが興味を持つのはむしろ当然ですが、周りを囲む我々瑠海勢の警戒レベルは徐々にあがります。
とはいえ、瑠海さんが「ヤバイ奴らに囲まれた得体の知れない存在」と思われてしまうのも困ります。
こんなときに限って配布用のCDはバスの中においてきてしまっていました(バスまでは持ってきていた)。
「この方はアーティストなんですよ」
「僕らはこの方のファンなんです」
お「そ、そうなんかい」
話が通じた感じはありませんでしたが、とりあえず変に絡まれなくてホッとしました。

岩国城吉川広家の城です。この人は関ヶ原のときに東軍につくことを主張していた人で、家康は関ヶ原の戦後、毛利を改易して、吉川に周防と長門の二国を与えようとしていたそうですね。でも、広家は主家の存続のため、その二国を毛利家に与えるよう家康に懇願し、分家の長という身分に甘んじたといいます。所属団体のために、身を犠牲にして耐える辺りがなんとも苦い共感を呼びます。この城自体も、築城後間もなく一国一城令が出て、破却を余儀なくされてますし。
でも、そんなこととは関係なく瑠海さんはかわいい。ほらかわいい。見てください!

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お城をバックに撮影タイムのあと、天守閣に登ります。
場内には甲冑や刀剣、火縄銃などの展示がありました。階段をいくつも抜けると、天守閣からの眺望がひらけます。
コインを入れる望遠鏡や、景観を説明する写真など、なんともレトロな観光地、という風情。しかし、そこに瑞々しい容姿の瑠海さんが立っている様子は、川島小鳥さんの写真のようです。そしてここで再び撮影タイム。

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天守閣の瑠海さん

ファインダー越しに瑠海さんの視線を受け止めていると、なんとも幸せな気持ちになります。
ゆいくんが、望遠鏡にコインを入れました。しばらく覗いたあと、
「瑠海さん、見ます?僕もういいんで」
る「いいの?」
瑠海さんが望遠鏡を覗くと、さっそく反対側から覗くにかるかさんw
る「えー?いまどこ見てるのかな?錦帯橋は?」
ま「何が見えてます?」
る「海しか見えない」
ま「錦帯橋はもっと右下ですね」
る「右下?こっちか。あ!見えた見えた!すごーい!」
ま「よかった」
る「あれ?ゆいくんもうみないの?替わるよ?」
カシャッと音がして望遠鏡のコインが落ちました。
る「…いつもの反対になっちゃったw」

天守閣を出て、城の石垣のあとのそばの道を下ってロープウェイの駅に戻ると、香美さんや美杜さんたちの姿はもうありませんでした。
ス「じゃあ、ロープウェイを待ってる間、瑠海さんと写真をとりましょう!」
なんと、添乗員さんがシャッターを押してくださるということで、絶景をバックに瑠海さんと記念撮影をします。

さっき天守閣に向かう途中であったおじさんがいて、スマホを出して写真を撮りたそうにしていましたが、スタッフさんに止められていました。わかる、わかるよおじさん、瑠海さんと写真撮りたいよね…。ライブに来て!チェキ撮って!
ス「撮影終わった方は、列の最後尾に並んでくださいね」
「はーい、…って…w」
「列の最後尾って、ループして、ってことですかね」
「そうなりますよね」
「行きます?w」
「いやそれは流石に恩を仇で返してる感じで…」
自然光の中、絶景をバックに、私服の瑠海さんと撮影する2ショットはなんだか特別な感じです。

そんなこんなでロープウェイで下ったあとも、鵜を見に行ったりしながら(門間さんがえらい勢いで鵜に食いついてるのがなんか面白かったです。
鵜は意外と大きくて、瑠海さんは時折悲鳴を上げながらおっかなびっくり見ている感じでした)のんびり歩いていくと、ソフトクリーム屋さんのところで美杜さん香美さんの一行においつきました。ナニコレ珍百家にも取り上げられたお店で、150種類ものフレーバーがあるそうです。
われわれおたくも最初何を食べるか大いに迷っていたのですが、瑠海さんはチョコミント、香美さんがほうじ茶を買うと、
「我々には最初から選択肢などなかった」
といいつつ、皆さん推しと同じものを買っているのが面白かったです。
ま「おおすちんさん、チョコミント好きなんですか?」
お「苦手です」
ま「…愛ですねw」

 

■三原家さんへ

錦帯橋の上は飲食禁止ということで全員ソフトクリームを食べ終わってから渡ります。
この旅行も残すところ、三原家さんでの昼食を残すのみです。次第に悲しい気持ちになってきます。
それと同時に、明日から仕事場で待ち構えている仕事のことが思い出されて、さらに重い気持ちになります。
ため息を付きながら歩いていると、みやっちさんや香美さんたちにおいつきました。

や「みみてん」
こ「なに?」
や「呼んだだけ」
こ「…」
ト「みみてん」
こ「なに?」
ト「呼んだだけ」
こ「なんなの、もう」
何やってんだこの一団は…。

こ「はあ、お腹空いた」
ま「お腹すきましたね」
こ「まっこいさん辛そうw」
ま「いや、これは…。もうすぐこの旅行も終わりだな、と思ったら寂しくなってしまって」
こ「まだまだ、楽しいこといっぱいあるよ」
ま「ホントですか?それは嬉しいです!…でもやっぱり、帰りたくないです…」
こ「あー、でもわかる。私も旅行の最後にそういう気持ちになるもん」
ま「なりますよね?」
こ「そういうときはね、逆に、「残りを思いっきり楽しもう!」って思うことにしてるんだ」
ま「…そっか。うん、それいいですね!僕もそうします」
こ「そうよー! …はぁ、お腹空いた」
ス「すみません、もうすぐです」
ま「www 苦情みたいになっちゃってますよ」
こ「(ニヤニヤしつつ)お腹空いたー!」
ス「もうすぐですから」
まこ「wwwww」
こ「ごめんなさい、大丈夫、大丈夫w」

ほどなく、三原家さんにつきました。


いかにも老舗、という感じの門構えです。ここは岩国寿司発祥のお店だそうです。
岩国寿司というのは、僕らがさっき行ってきた岩国城にいる吉川家のお殿様に届けるためのもので、ジャンル的には押し寿司だと思います。
お店の方が大勢で出迎えてくれて、2階の広間に案内されます。

広間は長い机がA、B列の2列並べられ、一番奥にkolmeのお三方が並びます。その反対側にはステージ?があって、こちらで岩国寿司の製造過程の実演が行われました。
店主の方によると、岩国寿司は本来大きなマスの中に2段に詰め込んで作られるものだそうで、ギュッと詰めた寿司を枠から抜くために足で踏み抜いて作るのだそうです。江戸時代には殿様の食べるものを、町人が足で踏むのはどうか、という話があったそうなのですが、岩国寿司に関する限り不問、ということになっていたそうです。
枠から抜いた寿司を長い包丁(日本刀?)で切り分けたものが我々に振る舞われ、ようやく昼食の時間です。天気が良かったので、参加者一同に「ビール!ビールが飲みたい!」という空気が充満しています。だが、注文していいものかどうかわからない。もやっとした空気が漂いましたが、それを打ち払ったのは香美さんでした。
こ「あの、ビールいただけますか?」
み「わたしもビール飲みたい!」
参加者も笑顔でビールを注文することができ、楽しい昼食が始まりました。
刺し身と岩国寿司、うどんという構成の昼食は、歩いたあとなのでひとしお美味しく感じました。冷たいものも飲んで、客席は一気にリラックスモードに。


食べ終わってぼんやりメンバーを眺めていると、門間さんがみどりさんにニヤニヤしながら話しかけています。
も「なんか、会場静かになっちゃってますよ。ちょっと、盛り上げたほうがいいんじゃないですか?」
み「は?」
も「いつもやってるじゃないですか、モノマネ10連発。」
み「ちょっと、何言ってるんですか?」
も「あの盛り上がるやつ、お願いしますよ」
ま「あれ、演者の方でしたか?ww」
み「何言ってるのかわからないw」
も「あれでもいいですよ、YY兄弟」
み「パクリじゃないですか」
ま「…完全オリジナルがあるんですか?」
も「そうだよ、そっちのほうがすごいよ。いいですよ、オリジナルでも」
み「お笑いじゃないですから!」

なんで門間さんが会場の空気を気にしてるのかな、と思っていたら、昼食後に唐突にジェスチャーゲーム大会が始まりました!
メンバー三人で戦って、勝つと賞品がもらえるそうです。
我々からは見えないノートパソコンの画面に問題が表示され、それをみてメンバーがジェスチャーで伝える、というスタイルです。

トップバッターは瑠海さんでした!勝たせたい!
夢中だったので問題は覚えてないのですが、最終的には瑠海さんは8問正解しました。(4問くらいは僕が当てたと思います。後方から聞こえた「なんでわかるんだ」の声が誇らしかったです。)
続いて美杜さん。去年もそうでしたが、美杜さんはジェスチャーの勘所がいいし、難しい問題の見切りが早いのです。美杜さんは12問正解でした。
さあ、ここで真打ち香美さんの登場です。
さすがの表現能力で正解を積み重ねて、結果発表に…。
結局香美さんも12問正解でドロー。美杜さんとのジャンケンの結果、香美さんに凱歌があがりました。
香美さんは地元山口の旭酒造さんの「獺祭」ミニボトルが贈られました。

そして次に、参加者向けの抽選会がありました。賞品は
・白蛇観音のお守り(kolmeサイン入り)
・土鈴(kolmeサイン入り)
湯田温泉の狐のお面(kolmeサイン入り、香美さん着用)
純米大吟醸「磨き三割九分」720ml(kolmeサイン入り)
という豪華おみやげがあたります。
抽選箱からくじを引くスタイルで、まずA列かB列かが呼ばれるのですが、あまりにもB列に当たりが偏るので、A列の我々は次第にぐったりしてきました。
み「いや、入ってるよ?A列もちゃんと入ってるからね?」
る「どんどんA列の元気がなくなってきちゃった」
こ「こういうのは運だからね、しょうがないよ!」

そしてそして、最後の撮影タイムがありました。
老舗の料理店の歴史ある大広間と、瑞々しいお三方の取り合わせが絶妙で、写真を撮っていて楽しかったです。

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三国家での撮影タイム

まだ結構フィルムがあったので、瑠海さんをたくさん撮りました。
でも、シャッターをきるたびに、少しづつこの旅が終りを迎えているのを実感してしまって、ちょっとづつ寂しくなります。
そうです、でも、何事にも終わりは来るのです。この楽しい時間を思い出に変えて、またあの地獄の戦場にもどらなくてはなりません。

広間の出口では、お三方がお見送りのために並んでくれています。
いよいよ、この旅もほんとうにおわりです。
こ「楽しかったね!」
ま「ありがとうございました。お誕生日に上げた獺祭ってもう飲みました?」
こ「ああ、あれはまだ!楽しみにしてるんだ!」
み「ありがとうー」
ま「こちらこそー!かわいい!」
み「イェイ!気をつけて帰ってね!」
ま「ありがとうございます」
る「まっこいさん、フィルム使い切れた?」
ま「何枚か余っちゃいました。けど、いっぱい撮れました。ありがとうございました」
る「いろいろ大変だと思うけど、頑張ってね」
ま「癒やしていただいたので、がんばれます」
きっと、全部使い切るより、ちょっとだけ残るほうがいい。余韻や、果たせなかった思いが、また会いたい気持ちになるんだよね、と思いました。

 

■旅の終わりに

三国家を出て、バスに乗ると、終わってしまった、としみじみと寂しくなりました。
楽しかった旅の記憶を最初からたどっていると、なんと、お三方がバスに乗り込んできます。
み「忘れ物取りに来ただけだからw」
そっかそっかと思っていると、
る「みなさん、今回はご参加いただいてほんとにありがとうございました。楽しい時間はほんとに一瞬で、私達も本当に楽しかったです。
でもね、ファンツアーは次回がもう決まっています」
えええええええええええええ?!
る「12/21、22日に、今度は関東でやろうと思っているので、予定は空けといてくださいね。それでは、お家に帰るまでが修学旅行ですから。
みなさん気をつけて帰ってください」
み「ばいばーい」
こ「みんな気をつけてね」
「ありがとうー!」
「またねー!」
バスを降りていくお三方。

そしてバスのエンジンがかかります。シートベルトを締めていると、僕の側の窓の外に、kolmeさんやスタッフのみなさんが並んでいるのに気が付きました。
慌てて窓をあけるのと、バスが動き出すのが同時でした。
添乗員さんも門間さんも両手を大きく振っています。美杜さんも笑顔で手を振っています。
「ありがとうございましたー!!!」
手を振りながら叫ぶ僕は完全に泣き顔だったと思います。瑠海さんは、うんうん、と、ぼくの気持ちを受け止めながら手を降ってくれました。
香美さんが走ってバスを追いかけてくれるのを見て、涙がこぼれてしまいました。見えなくなるまで手を振り続けました…。

バスは走り続け、岩国のレトロな町並みと、錦帯橋や錦川を見ているうちに、僕の脳裏にはニュー・シネマ・パラダイスの愛のテーマが流れ始めました。
いくつもの隠されたキスシーンが流れるように(これは映画の話です)、旅のはじめからの楽しい、優しい記憶がとめどなく流れ出します。
また少しの間、僕はきっと大丈夫。今回の束の間の深呼吸のおかげで、もうちょっと頑張り続けることができると思います。
また冬の旅行に胸を貼って参加できるように、日々の暮らしをできるだけがんばろうと思います。
そう、あなたが言ったように、僕たちはその時できることを精一杯やるしかないのだから。

 

蛇足ですが、解散が16時頃だったので、20時の飛行機までずいぶん時間がありました。kolmeファンの皆さんとたっぷり余韻に浸ることができて、たいへん癒やされました。飛行機に乗ってもにかるかさんと連番してkolmeについてなかなか普段はできないお話をしたり、飛行機を降りてもみやっちさんやゆいくんと寂しい気持ちを分け合ったりできて、最高でした。みなさん、ほんとにありがとうございました。