あなたを見ているときだけ世界は完璧だ

kolmeさんを応援するblogです。

1年越しのツアー完結「Do you know kolme?」 -again-

Do you know kolme?ツアーが完結しました。

昨年の2月23日の名古屋公演の後、緊急事態宣言が出て、3月に行われる予定だったファイナル公演が中止になって約一年。長い長い中断を経て、もう見られないものと思っていたツアーファイナル。
このツアーでは、各公演ごとに美杜さんがイラストを書いていて、それをポストカードとして頂いたものをアルバムに貼っていたのですが、ファイナルの分の空白が埋まるときは来ないものともう諦めてました。
2021年になって、この公演がアナウンスされましたが、緊急事態宣言の2週間延長もあり、配信での公演になるのではないかと思っていました。12月に銀座と浅草でライブは見ているのですが、特典会(会話もできないただ見送られるだけのものですが)つきの公演は実に1年ぶりです。


■お見送り特典会・仕込み編
グッズ5000円で参加可能、しかも、
・発声不可
・立ち止まり不可
というなかなか厳しいレギュレーション。
でもまあ、約一年ぶりにkolmeさんに直接対面できるチャンスだし、期末で売り上げ足らないんだろうなあ、とも思うわけです。
ならこれをどうにか楽しんでもとを取るしかない、と思った僕は、考えました。ヒントは香美さんがくれました。「love actually」作戦です(香美さんが好きな映画)。
主人公がヒロインに、ガラス窓越しに、フリップに書いた愛の言葉を見せるあれです。スケッチブックを見せちゃダメとは書いてない。なので、3枚のフリップを作成しました。ほんとはライブ終わったあとに書くのが正しいけど、そんな時間はないかもしれないので、当日朝に書きました。

まず、特典会でなにより伝えたいことはなにかというと、
・また会えた!嬉しい!
・そして絶対また会いたい!
ということです。なのでまず、それを書きます。

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それから、多分Playbackを初公開します。
それにひっかけて、ライブが楽しかったことを書きたい。なので、それも書きます。

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あと、今回の激エモポイントは、ついにツアーが完結する、ということです。
なので、それも書くことにします。

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3枚のフリップをお三方に見せる時間がある場合は、お三方の並びも確認しなきゃいけないから、鍵開けは避けたい。ただ、僕が鍵開けでもたもた歩くことができれば、全体の利益になりそうだし、そこは考えどころではあります。
流れが早くてめくれなかったときのために、一番見てほしいやつを1番前にします。
ライブ中になにかあったときに加筆できるように、ペンはかばんに放り込みました。

■プレゼントボックス
差し入れも考えたのですが、お見送り特典会が高額なので、予算はそっちに回すことにしました。でも、折角の機会なのでお手紙は書きたい。ワンマンライブではだいたい書くようにしているので。ただ、今回は直前にShowroomイベント配信があったので、ライブに向けての思いみたいなことは概ねそっちで伝えてしまっていました。なので、何を書こうかなーと思っていたら、ライブ前日にネットサイン会のホワイトデー動画が届きました。ここでメンバーの皆さんからいろいろ質問を頂いていたので、それについてのお返事をしつつ、ライブに絡める方向で書こうと思いました。
レターセットはまあ、買わなくてもある程度の数は備蓄されているので、ニヤニヤしながら書きます。いつもは電子的に下書きしてから書くのですが、動画のお返事なので、一発書きしてみたのですが、これはこれで楽しいですね。

■出撃
早めに出られたら、代官山の珈琲小学校によってから行こうと思っていたのですが、家を出るのが遅くなってしまったので、素直に先行物販へ。
途中のターミナル駅で乗り換えのときに、ついつい差し入れを物色してしまいます。
「これあげたらどんな顔するかなー」と考えると無限に楽しいのですが、差し入れするくらいならグッズ買うか、今回は、と思い断念しました。

渋谷についたら、センター街からスペイン坂経由でWWWXへ。パルコができて、トイレや雨宿りが楽になりましたね。もう先行物販が始まっていたので、グッズ購入。特典券と、Playbackのポストカードをゲット…お!香美さんのサイン入りゲットです!

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ニヤニヤしつつ、センター街のマクドナルドに一時退避し、開場を待ちます。

■入場後
開場と同時に会場に入ったのですが、そわそわして全然落ち着きません。まあ、念の為ということでトイレに向かうと、途中でスタッフさんの
「ステージドリンクにコーラお願いします」
「コーラ?!」
「1本でいいんで。よろしくお願いします」
という会話が耳に飛び込んできて、ニヤニヤしました。そっか、みもりさんがそこにいるんだな、と少しだけライブ直前の実感がしてきました。
入場してくるファンの皆さんと挨拶を交わすと、ようやく現場に来た実感が湧いてきます。

さあ、もうじき開演です!


■ライブ
4thアルバムのイントロがはじまって、クラップを始めるんですけど、まだkolmeさんに会えるのが信じられません。12月に2回ステージ見てるのに、この3ヶ月が長かった。
でも、最後の部分で下手袖からお三方が歩いてくるのが目に入ると、腹の底から何かがこみ上げてきて、いきなり体温が上がります。
強い逆光の照明に照らされているけど、瑠海さんの口元が微笑んでいるのがわかります。

そしてGotta look。ステージの明かりが灯ると、そこにはDo you know kolme?ツアー衣装を身に着けて、また1年分綺麗になったkolmeさんたちがいました!昨年2月の緊急事態宣言で止まった時計が再び動き出したのを、ようやく実感した瞬間でした。


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瑠海さんの笑顔を見て切なくなり、そんな様子を見てか目を細めて微笑む瑠海さんの表情を見てより高まります。showroomの個人配信で、香美さんが教えてくれた振り付けを真似していると、香美さんが微笑むのがわかる。歌詞のキャラクターをノリノリで演じている美杜さんが浴びせてくる強い目線から、彼女の感じている最強感が伝わる。
そういう無言のコミュニケーションを、細かく音ハメされた複雑な振り付けをしながら仕掛けてくるkolmeさん。これが可能なのは、身体が覚えるまで何度も何度も入念に繰り返されるリハーサルの積み重ねのはてのことなんですよね。ともすれば、それに慣れてしまっていたけど、それはとてつもなく幸せな体験だったんだなと、改めて思いました。

夢中になっているうちに演目はどんどん進み、confessionが終わって長い間があくところ(香美さんがMCと勘違いしてゆっくり水を飲み、それに引っ張られた照明さんが明かりをつけてしまったところ)で、僕は「One timeくる!!」と身構えていました。そして始まるOne timeのイントロ。体中に走る電流。

…でも待って、リリース順で言ったらここはBring you happinessじゃないですか。
なんでOne timeだと思ったんだろ?と考えていたら、そうだ、ツアー1部の曲順ってこうだったんですよね。西川口まではリリース順だったんだけど、仙台で入れ替わったんだった。「こっちのほうが流れがいいなって」という、特典会で訊いた美杜さんの言葉が脳に蘇ります。そうだよ、わーそうだ、1部ってこうだった!!
そうか、一年前は「曲順変わったな」とか思いながら見てたんだった。声出して、振りコピして、特典会でしゃべることなんかも考えたりして、冷静すぎじゃね?そんなことできる?って今になってみると思いますね。

 

Do you know kolmeツアーのセットリストまとめは

docs.google.com


same mistakesのアウトロ付近で、小さいがたしかに嫌な横揺れを感じました。着席なのでよくわかります。小さくすめ、何事もなく終われ、と念じているのですが、揺れは少しずつ大きくなります。ちょうど客アオリに入ろうとしていたkolmeさんたちも、進行を止めて待っています。一瞬、今死ぬのはけっこういいかもしれないな、などと考えました。でも、それはkolmeさんたちも無事では済まないでしょうから、だめだめ、と思い直しました。

で、結構揺れはしたものの地震はおさまって、ダンスレッスンの時間に入るのですが、あれ?次My everythingですよね?転換でしょ?マイクスタンド持ってこなくて平気?地震で忘れちゃった?と慌てていたら(お前が慌ててどうする)、なんとWonderlandのレッスンが始まるじゃないですか。変えてきたー!!
ああもうこの先どうなるのかわかんない。ぜんぜんわかんない。超楽しい。
細かいけど、Wonderlandのアウトロの一番最後、瑠海さんが振り間違えてくちゃくちゃってなってるのと、最後アリス自身(みもりさん)が妖精さんになって飛んでいったのがとてもおもしろかったです。(本来はイントロでアリスをワンダーランドに送り込んだ二人の妖精さん(香美さんと瑠海さん)が飛んでいきます)

この辺の流れについて、電話会で瑠海さんに訊いてみました。
ま「2部の力のセットリストも大好きだったんですけど、やっぱり1部だったんですか?」(2部では、シングルメドレーのところが、Falling for you→I'm alone→In my dream→Way I am→My styleだったりとか、勢いのあるセットリストでした。)
る「私達も思ったし、スタッフさんに訊いても1部のセットリストの流れがいいね、ってなって。」
ま「たしかに、シングル連発のところとか、アニバーサリー感ありますよね。Wonderlandのところは、My everythingくる!って思ってたからびっくりしましたよ」
る「Do you know kolmeツアーのファイナルだから、アルバムの曲たくさんやりたくて。Why,Mr.?もそう」
ま「なるほど、アルバムリリースのツアーファイナルでしたもんね」

それをうけた盛り上げパートも、アルバム曲のUp all nightと、kolmeのアンセムstep by step。最高に盛り上がって、そろそろあれが聴きたいな、Playbackくるかな、くるかなと身構えていたら
「次が最後の曲です!」と、Repeatが。
ええええええええええPlaybackやらないの?年末から引っ張って?そういえば仙台でのワンマンで出したばっかりのWhy not meをやらなかったこととかあったし…。なんかもうその衝撃が強すぎて、せっかくのRepeatをあんまり楽しめなかったのが心残りです。

なんかもう衝撃のラストだよ…と思っていたら、
る「つくっちゃったじゃないですか?6周年の歌を!そして衣装も作っちゃいました!着替えてくるのでちょっとまっててください!」
とのことで、ボーナストラック的な展開に。ほんとうに見られてよかった!!
けど、この展開なら普通にアンコールで良かったんじゃないかなと思います。
特典会も制限されてるし、ここで僕らの求めに応じて出てきてくれた!ってなったほうがお互い気持ちよかったんじゃないかなと。Playbackやらないまま終わって、終わったときに客電つかなくて終了アナウンスもなければ、さすがにアンコールになりますよ。
この時期だから、発声できないから手拍子だけでのアンコールならする側のハードルも低いし。

とかいいつつ、赤とピンクの衣装のkolmeさんたちが登場するとふわーってなります。
香美さんも美杜さんもパンツルックで、瑠海さんだけスカート。赤いシャツには肩まで深いスリットが入っていて、最高です。チェキ…撮りたいなあ…。と思いつつ、12月からお預けになっていた新曲を堪能しました。仲間と集まるパーティ、だけど、大事な節目でもあって、それをしみじみと喜び合ういい曲だなあと思います。

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そして、最後がSee youというのも最高でした。
(個人的には、初 生See youでした!12月は1部のみ当選でしたし、浅草ではやらず、宮城県民限定ライブにはいけず、秋葉原も配信になってしまったので。)

この辺についても電話会で瑠海さんに訊いてみました。
ま「Playbackやらないのかと真剣に心配しましたよw」
る「Do you know kolme?ツアーはRepeatで終わりで、残り2曲はおまけっていうか。途中に入れるとコンセプトがわかんなくなっちゃうから」
ま「なるほど、See youもアルバムには入ってませんもんね」
る「そうそう!!」
そう聞くと、この2曲を最後に持ってくるのはなるほど!っていう感じでした。

■お見送り特典会・本番
制限退場が行われ、後方の方から特典会の列に誘導されたので、前方に並んで流れを遅くする企ては早々に挫折しました。無念。列が進んでいく速度的に、スケッチブックをめくるのは無理、と判断して、1枚めだけ使うことにしました。

アクリル板のむこうに、Playback衣装のkolmeさんたちが。
電話会で訊いた感じだと、どうもkolmeさんたちも声を出さないように言われていたようでしたが、スケッチブックを出した途端「すご~い!」とう言う声。
両手でサムアップしてくれる香美さん、頷きながら手を振ってくれる美杜さん、両手を指ハートにして「いつもありがとう!ラブ!」と言ってくれた瑠海さん。
なによりも、1年以上直接対面できてなかったから、本当に感慨深かったです。
(それにしても5000円はやっぱりしんどいけど、2000円(普段の全員サイン)分くらいは楽しんだと思います。)

■チケット
お金のことを書いたのでついでに。今回のチケットは8000円でした。
配信アーカイブつきだったので、配信チケットが3000円だから、ライブ自体のチケットは5000円相当。コロナ下のライブとしては特段高いとは思いません。でも、単純に8000円という額面は、初見の人を誘える額ではありませんでした。kolmeのライブに誘いたい人、誘ったら来てくれる人を常に探している僕ですが、初見の人に8000円払って、とは言えませんでした…。今回のも、配信なしの5000円チケットがあれば、もうちょい誘いやすかったかなと思います。
(僕が買ってチケットをあげればいいんだと思うんですが、身銭を切ってもらうことが大事だ思うんですよね…。「このグループを選んでお金を使った」という事実が、そのひとを演者に強く結びつけるのだと思っています。)
※あと、前回のワンマンでもライブ直後の夜にアーカイブ配信が見られないトラブルが有りましたし、今回のワンマンでも配信のチケットがきちんと買った人に渡らないケースがあったようです。配信込みで売っているものなので、まあミスやトラブルはあるとは思うのですが、きちんとテストするなり、なるべくミスのない受け渡しをしてほしいです。単価を高く設定するということは、そういうミスによって大きなダメージを受けるリスクを負うということでもあります。

それにむしろ、コロナ以前にDo you know kolmeツアーではじまった、プレミアムチケット制度が僕には使いにくかったです。初見の人を誘うときは、「大丈夫、会場では僕も一緒にいますし」って誘うのが普通だと思います。一緒に見たいし。
「kolmeのライブ来てください、ありがとうございます、僕前で見るんであなたは後ろで勝手に楽しんでください」は話にならないし、初見の人に通し券かつ特典DVDがあるとはいえ12000円払ってくれっていうのは僕には無理っす。かと言って、特典諦めて後で見るのは、それはそれで僕自身が残念ですし。結局全部プレミアムで買って、結果誰も友達を誘えませんでした。それは結局、kolmeさんにとってあんまり得じゃないように思います。

結局、ライブは入り口だと思うので、そこが狭くなるのはよろしくないです。
ライト層をいっぱい掴んでおかないと、そこから沼に落ちる人も増えません。
地道にチリツモばっかの連続をつないでつないで、大きな成功につなげるしかない世界だと思うので、単純に入り口が狭くなっちゃうのは良くないと思います。
以前は無料ライブやったり、ハイタッチ無料とか全員サイン特典券1枚とか、新規を掴む工夫が有りました(もうちょいしっかり告知してほしかったですが)。
最初に書きましたが、今はこんな状況だし、年度末でもありますし、守りに入らざるを得ない場面だというのはわかります。その2日後に突然開催されたネットサイン会についても、売り上げ足らなかったんだろうなあ、と思うし。

ただ、僕は、kolmeさんが沢山の人に支持されるようになってほしいので、それにつながらなそうなやり方は、改めて欲しいです。こんなご時世でわざわざライブに来てくれるご新規の人を想定して、どうやって彼女たちの虜にするのか、流れをきちんと想定してほしいなあと思います。


■それにしても
生で見るライブは楽しいですね。もちろん、配信ライブだって楽しいんです。アーカイブがあって何度も見られたりするし、フロアから見るよりも近くで見られるし、気になるところあったら戻って見直したりもできる。去年のkolmeさんたちは、配信でいかに気持ちを伝えるか、というあたりや、有観客で配信もあるときに、どちらも楽しんでもらうためにはどうしたらいいか、というところに心を砕いているとおっしゃっていました。

でもそれでも、ライブの相互作用というのは偉大です。
2月から3月にかけて、瑠海さんのshowroom個人配信の中で、ハイヒールで踊り続けるダメージと、そのケアについて語られたことが有りました。足のダメージを軽減するために、さまざまな道具や手段を使ってケアをしていると語る中で、「でも、ハイヒールを履くときれいに見えるし、ライブ中はみんなの反応を見ているとアドレナリンが出てまったく気にならない」と言っていました。美杜さんも「ライブ中は無敵よ」と笑っていました。言うまでもなく、観客の側もそうじゃないですか。それに、ライブがいいということは、それを配信する映像もよくなるということでもあります。いつもはあまりカメラにアピールしてくれない瑠海さんも、今回は柔らかい表情をたくさん見せてくださいました。

とっととワクチン接種をすすめて、会場で安心してライブに夢中になれる世の中になるようにしないとダメだ、やっぱり生のライブが最高だよ。そう強く思ったライブでした。